初陣
アドバイスあればお願いします
場の空気が悪くなった。そして見かねた茶色い肌でスキンヘッドの屈強な男も喋り始めた。
「おいレベッカ、空気を悪くするのは辞めてくれ。出撃前くらい、喧嘩するのはやめてくれ…連携に支障を来したらどうする。」
するとレベッカがこう返答した
「黙れジェパード。親父の分際で私に口答えするな。私は私で行く…」
するとニヴィーチェが口を開いた
「あーあー、やめやめ。ヘリの中で喧嘩するな。墜落するぞ…ま、あたしら不死身だし、落ちてもピンピンしてるがね」
(笑えない冗談辞めて…不死身だとしても怖いから)
「縁起でもねぇこと言うなよ…俺はジェパードだ工兵だ。」
シェパードが笑った。
「な…なんか本当に落ちてる気がするんですけど!?」
アキラが焦った。
「キャサリン、大丈夫だ。たぶん投下準備だ…」
ヘリコプターの高度が下がっていく…
「高度、100m…停止…ホバリング開始した」
レベッカが合図を送ってくれた
「投下準備だ。分隊長と合流するまでは、私が指揮を取る。」
レベッカがまず立った。
「指揮なら…俺が…」
ジェパードが言った。だがレベッカは睨みつけた
「黙れ…親父…不死身ねぇんだから自制しろ。クソ親父に守られる気はない」
「改めて…降下準備だ。浮遊魔法、展開」
(浮遊魔法ってなんだ?)アキラは困惑していた
「キャサリン、早く展開しろ…置いていくぞ」
レベッカは、早くしろと言わんばかりの顔をしていた。ただ、アキラは展開の仕方が分からない。
「まさか、アンタ…展開出来ないのか…それなら正直に言ってくれ。改造の途中で記憶が抜け落ちる事もある。」
(あんたのその雰囲気じゃ質問し辛いよ!)
「今ここで説明してる暇はない。私の背中に乗れ。しっかり捕まってろ…」
アキラは言われた通り、レベッカの背中に乗る。レベッカは布でしっかりキャサリンを縛る。
「行くぞ…覚悟は良いか?3、2、1、0!降下!」
レベッカ及び、その他仲間がヘリコプターから飛び降りる。
「対空砲、対空機関銃が心配だ…銃、構え用意!爆撃魔法展開。キャサリン、あんたはしなくて良い。後ですべて教える。」
(爆撃魔法!?てか対空砲って何?)
レベッカも構える。
「距離、70、60、50m有効射程圏内。撃てぇ!」
ドン!ドン!ドン!
おおよそ銃とは思えないような、音が銃から鳴ったアキラは、あまりの情報量の多さにパンクしていた。
(こいつら何言ってんだ?)
レベッカ「個々でパラシュートを開け!」
キャサリン達は、ビルが倒壊しており砂ぼこりだらけの戦場に足を付く。レベッカが布を解く
レベッカ「取り敢えず、この真正面の壁まで行こう!走れ!キャサリン!ボーってしてないで、早く来なさい!死ぬわよ!」
キャサリンはハッとなり全速力で壁に行く
キャサリン「死んでもどうせ復活するし」
レベッカは少し動揺した…そして少し怒った…
レベッカ「死んだらしばらく連携が鈍るの!一人死ぬ事に、戦場に遅れる。それに、一人じゃ蘇生できないんだよ!…戦場に遅刻は厳禁だ…」
レベッカ「それに、痛いの嫌だろ?少なくとも私は嫌。」
レベッカ少し落ち着いて言った。
レベッカ「ごちゃごちゃ言ったが、取り敢えず命を軽く捨てるな…不死身だろうがなんだろうが命は大切だ…私はそう癖づいてる。弾幕が止んだ…進むぞ!」
壁から道路をまたぎ屋内へ行く…その途中、キャサリンはこめかみに5.56mm弾を撃ち込まれた…
レベッカ「狙撃だ!たく…」
レベッカが大きなライフルを構える…対物ライフルだ…見た目はバレットm82a2に似てる。
レベッカ「対物ライフは、かすっても重症だ…大体射撃位置は特定できた」
レベッカは対物ライフルをバズーカの様に構えて、横に出たスコープを覗く…
レベッカ「こんな開けた場所で構えるのは良くないぞ」
大きな音が鳴る…弾丸が風を切る…着弾
レベッカ「たぶん死んだな…ニヴィーチェ、キャサリンを蘇生。」
ニヴィーチェ「あいよ…こめかみか…」
ニヴィーチェが弾丸を抜く。すると詠唱を始める
ニヴィーチェ「地の神よ…我が魔に力を…水の神よ…彼女に祝福を…空の神よ…彼女に再び命を…時の神よ…彼女の時間を戻し給え…野の神よ…彼女に癒しをもたらさん!」
キャサリンの傷口が復元される。キャサリンの目が開く…
アキラ(なんだ…何が起こったんだ…側頭部が…ものすごい痛い…あれ…意識が…朦朧と)
ニヴィーチェ「キャサリン!平気か!?」
焦った様子だった…キャサリンは起き上がる…
キャサリン「センソウ…オワラセル…」
レベッカは違和感を覚えた…なんというか…人が変わったような…目にハイライトはなく…雰囲気が変わっていた…すると、キャサリンはナイフを取り出すや否や、自分の手を傷つつけた…血からは槍が生成された…
レベッカ「な…何…その魔法は…」
キャサリン「センソウ…オワレ…ヘリ…オトス」
ヘリコプターに向けて、その槍を投げる…当たるとヘリコプターは爆発して落ちた。
そして、キャサリンは無言で前を進んだ…
第三話 キャサリン
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