宿命
宿命というもの、あるのかないのか?
紅塵の世の中で、たまに君と向き合う。
それ以来、君のために夢中になり、
君の喜びと悲しみを共にする。
夜の夢で君に会い、
想いで夜は眠れず。
朝ごとに夢で会い、
目覚めては空しく涙を流す。
いつか出会えるだろうか、朝ごとに君と会い、
いつか果てしない別れで、さすらいながら影はそばに。
いつか君の袖を握り、何度も君に恥を感じ、
いつか君の腕を組み、お互いを分かつことなく。
いつか世間の縁を結び、この世を一度歩む。
宿命というもの、あるのかないのか?
紅塵の世の中で、ぼんやりとすれ違う。
一人は病気がちな体、一人は傾城の美しさ。
ただ縁によって出会い、さすらいながら影はそばに。
二人とも君の腕に寄り、男女が一緒に帰る。
宿命というもの、あるのかないのか?




