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詩歌  作者: 日浦海里
4/16

白鷺の声

---◇---◆---◇---◆---

月は仮 一度は舞った白鷺の

飛ぶ背に乗って 夢は冷めて

---◇---◆---◇---◆---


そらが白けていく

一日が終わっていく

白鷺が飛んでいく

明日が始まっていく


隣が冷えていく

そらが白けてく

星が消えていく

月は沈んでいく


鳴き声は遠のいていく

泣き声は呑み込んでく

夢は忘れ去られていく

そらが遠ざかっていく


心は流れ落ちてく

落ちて澱んでいく

混ぜて消していく

そらは白けていく


胸元に残る白濁とした感情が

乾きこびりついたままで

飲み下した声と一緒に

温かな水で洗い流した

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