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白鷺の声
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月は仮 一度は舞った白鷺の
飛ぶ背に乗って 夢は冷めて
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そらが白けていく
一日が終わっていく
白鷺が飛んでいく
明日が始まっていく
隣が冷えていく
そらが白けてく
星が消えていく
月は沈んでいく
鳴き声は遠のいていく
泣き声は呑み込んでく
夢は忘れ去られていく
そらが遠ざかっていく
心は流れ落ちてく
落ちて澱んでいく
混ぜて消していく
そらは白けていく
胸元に残る白濁とした感情が
乾きこびりついたままで
飲み下した声と一緒に
温かな水で洗い流した