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詩歌  作者: 日浦海里
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風蝶草

---◇---◆---◇---◆---

風に揺れ 惑う指先 風蝶草

触れれば痛み 熱持つ指先

---◇---◆---◇---◆---


触れる度に熱を持って

触れる度に熱を奪われ


吐き出した息は燃えるようで

熱は失われているはずなのに

身体の内側は燃えてるようで

熱と共に溶けそうになる


浮き上がる玉が光る度白く

浮き出した線を残す度紅く


情は熱を伴って爆ぜて

静かに冷えて凍りつく


性のことはり

望んだのは欲


指先はただ空を抱いて

月の昇らぬ夜を掴んで


触れもしないのに熱は残って

忘れもしない熱だけが残って


風が通り過ぎてく

時刻むように

風が吹き抜けてく

心刻むように

一夜を魅せるように装うのは

大衆の前だけで十分で

幾代も魅せるように舞うのは

あなたの前だけで十分で

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