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詩歌  作者: 日浦海里
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赤い雨

---◇---◆---◇---◆---

指先に滴る灯火 知る痛み

温かいのは 優しさじゃなくて

---◇---◆---◇---◆---


指先に傷をつける

ぷっくりと赤い雨粒が落ちる


痺れる痛み

温かさは零れ落ちてくのに

痛みは優しさを連れてくるのかしら


痛みを知る人は優しいなんて

痛みを知らない人の優しい嘘


唇を濡らす朱

真っ赤に染まった噓は温かい


いつの間にか雨は止んで

赤い雲が空を覆ってる


夕妬け少しだけ

俯く影に染まる頬


零れる痛み

切なさは流れ落ちてくのに

痛みは愛しさを連れてくるのかしら

溢れる痛み

苦しさは湧き続けるから

痛みは痛みにしかならないのかしら

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