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第五話 冒険者登録と試験

 「ここが冒険者ギルドか」

 目の前に建っている大きな建物にアランは驚いた。

 「こんなに大きいのか。城を除いたら帝都で一番大きいな。早速入ってみるか」


 「凄いな。人も多いがどうやらいろいろ分けられてるな」

 よく見てみると、冒険者の依頼関係だけでなく酒場や食事をするところ簡単な装備などを売るところなど様々あった。

 「ここで登録したらいいのかなこれは」

 そう言って登録専用受付に行くアラン

 「ここで冒険者登録出来ますか?」

 「冒険者登録ですね。ここで出来ますよ。ただし、活動自体は明日以降になります」

 「分かりました。では登録お願いします」

 言われた受付嬢は紙とペンを出す。

 「ではこちらに名前と年齢、それから戦闘タイプを書いて下さい。戦闘タイプは分かりやすく言えば剣士とか魔法師とか。魔法師の場合、何の魔法が使えるのか書いて下さい」

 「分かりました」

 そう言って書き出すアラン。しかしここで困ったことがある。魔法についてである。魔法師まで書くのはいいが、使える魔法で古代魔法を書くのはどうするべきか迷った。

 「すみません。ここの使える魔法について、書かなくても大丈夫いいですか?」

 「そうですね。書かなくても大丈夫ですけど一応ギルド側で臨時パーティーなどを組まさせて頂く際に参考にするまでなのですが、書いてもらう方が助かります」

 ちょっと困り顔で言われたアランは

 (んー-そんな風に言われると書きたくないですとか言いにくいじゃんか)

 「そうですか。でもやっぱり書かなくてもいいですか?」

 (ここで引くわけにはいかない。すみません)

 「いえ、大丈夫ですよ。では、アラン、15歳、魔法師として登録しておきますね」

 「はい。それでお願いします」

 (ふぅ、何とかなったな)

 安堵したアラン

 「それと冒険者にはランクがありまして、一番上はSSからで下はFまであります。ランクの上げ方は自分と同じランクの依頼を受けて依頼達成数を重ねるか、自分より2つ上の討伐依頼をいくつか達成するかです。それと始まりのランクはこの後に行います試験で決めます。内容は冒険者との一騎打ちです。何か気になることはありますか?」

 「大丈夫です」

 「それではこの後冒険者ランクを決めたいと思いますので試験を行いたいのですがこの後大丈夫ですか?」

 「はい、大丈夫ですよ」

 「では少し準備に時間が掛かりますので近くでお待ちください。」

 そう言われてアランは受付から離れた。


 少ししてから、

 「アランさん、準備が出来ましたので試験を行いたいと思います。付いてきてください」

 そう言われて付いていく俺。

 着いた場所は訓練所みたいなところだった。

 「着きましたよ。ここはギルドが試験を行うときに使う所で基本は人がいないので存分に魔法が使えますよ。後少ししたら試験官役の人が来ると思うんで待っててください。あ、来ましたね」

 そう言って受付嬢は元の場所に戻っていった。

 (魔法が存分にか。それは楽しみだ。)

「君が今回の相手かい?」

 振り返ってみると大剣を持った大柄の男がこっちに来ていた。

 「はい、アランです」

 「アランね。俺はレックスという冒険者で、ランクはBだ。一応、魔法師ということだけは聞いてるが準備はいいか?普通の魔法師は杖を持ってはいるが」

 そう聞かれてアランは

 (そっか、今の人は杖がないと使えないのか。古代魔法は杖なんて必要ないから忘れてた)

 「はい、大丈夫ですよ」

 「そうかい。では、試験の説明する。審判は無しで、制限時間は10分、俺と君がどちらか降参と言うか、10分経つかだ。気になることはあるか?」

 「いえ、大丈夫です」

 「よし、それじゃあ、始め!」

 始まった試験

 こっちに大剣を縦に振りかざしながら来るレックス

 それに対して俺は、

 (「物理結界」)

 自分の前に結界を作る。レックスはそこで止まった。破れなかったのだ。

 (ふむ、やはり物理系の相手にはいいなこの魔法)

 「なんだこの魔法は」

 驚いたレックス。

 「さぁ、何の魔法でしょう?次行きますよ」

 そう言って次の魔法を打とうとするアラン。

 (ライトニングスピア×10)

 「まじかよ。これはやべぇな」

 そう、レックスが言ったのは、物理結界のところで止まったと同時に自分の頭上に魔法の槍が現われたからだ。

 「いけ「待った」え?」

 アランがそう言って頭上にライトニングスピアが現れて撃とうとする瞬間にレックスが

 「ちょっと待った。降参だ、降参」

 「え?」

 戸惑う俺。嘘、もう終わり?

 「え?じゃない。そんな数の魔法を無詠唱で出されたら降参したくなるわ」

 「無詠唱はともかく、こんな数だけのショボい魔法で降参なんてあるのか?」

 この発言に対して驚くレックス。

 「はぁ?これがショボい?どこが?数もだが見たことねぇよこんな魔法」

 (ああ、古代魔法使える奴なんていねぇもんな今の世界。そりゃ見たことないわ)

 「まぁ確かに普通は見たことないな。この魔法」

 「というかそんな魔法どこで覚えたんだ?」

 「それは秘密でお願いします」

 「まぁいいや。とにかくお前の勝ちでいい。ランクは明日以降で受付の人にギルドカード貰うまで楽しみに取っといてくれ。そんじゃな」

 そう言って出ていくレックス

 「さてと、俺も行くか」

 出ていく俺


 そんな俺を一人の人物が見ていた

 「まさか、あれを使えるものが出たのか」

 

ショボい魔法しかまだ出てないが許してください。



レックスの特徴

Bランク冒険者 大剣使い いろんな人から親しみやすい人として知られている。

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