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第一話 追放

初めての作品です。所々おかしいなぁ思うことあるかもしれませんがご容赦ください。

個人的には作文力には自信ないです。大雑把にしたがることもあると思います。(というかある)

そんな人の作品です。

「アラン・ヴィクス、次期当主の座剥奪とともに、追放とする」


オルキス帝国アルカナ領 ヴィクス家


 家の執務室で父上、ゼクス・ヴィクス(38)に言われた言葉に俺は驚いた。

 驚いたのは、嘘だろ!?というよりもやはりか、だった。

 「一応、理由を聞いてもいいですか?」

 「理由はもちろん、お前に魔法適性がないからだ。魔力だけは他人よりも多くても魔法が使えなければ意味ないからな。我が家は代々魔法師の家系だ。そんな奴をこの家に置いておくことはできん」


 そう、俺ことアラン・ヴィクス(15)は魔力は多いのに魔法適性が無かった。10歳の頃に魔法適性の儀を受けて俺は、適正なしという判断を受けた。そしてヴィクス家は魔法が使えないのはとてもまずかった。何故なら、ヴィクス家は帝国の中でも魔法が強い一族でもある。その歴史の長さは、オルキス帝国が建国当初からあるくらいだ。その歴史とこれまでに挙げてきた功績でヴィクス家は国から侯爵の位を貰っていた。


(ちなみに爵位は、公爵、侯爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵、と公爵が一番大きく、男爵が一番小さい)


 そんなヴィクス家から魔法適性が無い人がいてその人が当主にでもなればヴィクス家の恥となる。そんな事から俺は追放されるのが薄々分かっていた。

 「兄貴がとうとう追放かぁ、やっとかよ」

 そんな声を出すのは、俺より2つ下の弟、ザック・ヴィクス(13)だ。弟には魔法の適性がありその種類はなんと3種類も扱える。

(魔法の種類は、紅魔法、蒼魔法、碧魔法、聖魔法、闇魔法、の基本魔法5種類に加えて、付与魔法 支援魔法、自強化魔法があります。また、基本魔法はその魔法の中でも、初級魔法、中級魔法、上級魔法と別れてます。弟は紅魔法、碧魔法、支援魔法、が使える)

 「それと、お前が追放されると同時にザックをヴィクス家の次期当主とすることを決めた。」

 「俺が次期当主かぁ。まぁ、兄貴がいなくなるんだから当然だよね。あ、兄貴の分は俺が頑張るから安心して出てっていいよ」

 

 父上に次期当主を告げられたザックはとても嬉しそうだった。

 その発言を聞いて俺は少しだけキレそうになった。しかしここで起こっても意味ないので怒りを抑えた。


 「追放の件は分かりました。部屋で荷造りしてから家から出ていきます」

 そう言って俺は執務室を出て自分の部屋に言った。


 それから荷造りを終えて部屋から出ると、外に家の使用人たちがいた。

 「アラン様、どうか、これからもお元気で」

 使用人たちはそう言った。見るとみんな涙を流していた。使用人たちの半分以上は俺が生まれた頃には既にこの家に仕えており、小さい頃から面倒を見ていた者にとってはとても悲しいことだった。

 「ありがとう、みんな。みんなも元気でいてね。これからも家を支えていってやってくれ。」

 そう言うと、俺は家を出ていった。


 アランが家を出ていった後、執務室では


 「アラン様が今家を出ていかれました」

 使用人がそう言う。

 「分かった。下がってくれ」

 使用人はそう父上に言われて出ていく。

 「やっと出ていったか」


 弟はそう言う。


 「これで我が家も安泰だ。立場上、長男のアランが次期当主になることになっていたが、それでは不安があった。しかし、それもこれで終わりだ。魔法の適性があるお前が当主になれば、流石、帝国一の魔法一族と言われるのも夢ではないだろう」

 そう言うとゼクス・ヴィクスは大きく笑った。


 それに対してザックも

 「安心してください、父上。ヴィクス家は俺が必ず、帝国一の魔法一族と言われるようにして見せましょう」

 

 「うむ、期待しているぞ。それでは早速、ザックが次期当主になったことを他の者たちに知らせよう」


 こうして国中にヴィクス家の次期当主はザックになったことを次第に知られていった。

 

主人公アランの特徴

15歳 見た目は青年って感じ 冷静に考えるタイプで少し口調が上から目線の時が多い 

機嫌がいいときはマイペース


ゼクス・ヴィクスの特徴

38歳 見た目は渋いおっさん 自尊心やプライドが高いタイプで家のことしか考えてない

紅魔法 碧魔法 白魔法が使える

ザック・ヴィクスの特徴

13歳 見た目はいじめっ子  自己中なタイプで人を見下しやすい

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