一人の魔法使い少女が現れました
俺たちはギルドの報酬を貰うためにギルドにやって来て来ると、エリカとヒイロは飯が食べたいと言って、飯を食べており、俺とシア2人で報酬を貰うために受付に向かっていた
「今回は金山にいるオークやゴブリンを退治して頂きありがとうございます。ネイト様とお仲間様……こちらが今回の報酬の250ビアスでございます。」
初めての依頼とても危険な目にあったりしたけど、冒険感があってとても好きだったな
俺とシアはエリカたちの所に戻ろうとすると、ギルド入口から、扉を開けてこちらに気づいたのか……手に持った杖をこちらに向けていた
「あなた達ね、今噂の金山を解放してくれた英雄っていうのは」
噂になるの早過ぎないか……?
とは言え、どうしてこの少女は俺に話しかけてきたんだ
「私は、あなたをここで倒させてもらうわ」
そう言うと、少女が人差し指を前に出し、指の上から小さな火を出した
「私はアズサ、これでも魔法使いの中では灰の魔女って恐れられているのよ」
灰の魔女って呼ばれてるなら普通、王国の中で魔法を使おうとするか……?
「灰の魔女って言われているなら、この王国で魔法を使うのは良くないんじゃないか?」
そう言うと、アズサは慌ただしくなっていた
「う、うるさい!そんな事知ってるんだから!」
絶対に分かっていないな。この反応的に……
少女の年齢的に15歳ぐらいだろうか……?
その時エリカとヒイロがこちらに向かって話していた
「あっ、主様とシアさんがいる!」
「本当だ。遅いと思ったらなんか、あの人に絡まれてる感じだね」
アズサはエリカとヒイロの方を見ると、その方に向かって指を指した。
「あの二人もあなたの仲間かしら?なんかこのパーティって見た感じ……魔法使いのような子はいないのね」
大きなお世話だよ……
アズサは、エリカたちの方に向かっていた
「じー」
アズサは凄いエリカとヒイロの事をじーっと見ていた
「あ、あの…あなたは一体誰なんですか?そしてどうしてネイトさんと話していたんですか?」
その質問にアズサは答えた
「質問が多すぎるわよ。まぁ確かに、私の名前は灰の魔女・アズサ覚えておいて損はないわよ」
アズサはドヤッた顔をしている。正直今の段階だと、それほどの実力があるのかどうかも疑わしいのだが……
「は、はぁ……」
エリカとヒイロはとても深いため息をして、アズサの方を見ている。やっぱりこの二人も彼女の事を尊敬な目で見ていないようだ……
だがその時、ギルドの受付人であるエルフ族の子が、依頼の書を持って俺の隣にいた。どうしたのだろうか?俺は話を聞くことにした
「今回皆様に頼みたい依頼がありまして、ここから西北辺りに迷いの森と呼ばれる森がありましてね。その森で2名の親子が行方不明になったという依頼が来て、依頼主いわくモンスターが強すぎてレベルが低い冒険者では太刀打ち出来なくなってしまったようなんです。」
「だが俺達が行くよりも、俺たちより高い冒険者に行かせた方がいいんじゃないか?」
俺は、そう言うとエルフの子は訴えるように言った
「オークを倒したあなた方にお願いをしたいのです。報酬はそれなりの物を出させて頂きますので、ぜひお願いします」
エルフの子は俺たちの目の前で、頭を下げてお願いしてきた。だが、こんなにもお願いされてしまったのなら、仕方ないか……
「分かった。この依頼引き受けることにする」
「ほ、本当ですか?」
「あぁ、あとアズサは俺たちと一緒にその依頼を受けに行くぞ」
俺がそう言うと、アズサは怒ったように俺に言ってきた
「どうして私があなた達と共にその依頼を受けに行かなくちゃならないのかしら」
「さっき俺たちに灰の魔女のアズサ様って言ってただろ?」
「様なんて言ってないわよ!」
言い方がとても、言ってるように聞こえたのは俺だけか……?いや、そんなはずはないか
「灰の魔女の実力を今回のこの依頼で見せてくれないか……?それなりの働きをしたら、今までの事全て過ちとして、この俺が土下座でも何でもしてやるぞ」
そう言うとアズサは、何でもって言葉を聞いて少し喜ばしく言った
「今何でもって言ったわね?その言葉絶対に忘れないでちょうだい!!私は絶対にあなたを今までにないぐらいの事をさせてやるんだから!」
俺たちはその依頼を受けることにして、西北にある迷いの森に向かうことにした




