初の依頼です
依頼を受けた俺たちは金山に向かっていた。数年前までは人間が掘っていたようだが、ある時ゴブリンの群れが現れるようになってからは、冒険者ではない王国の人々はゴブリンを追い払ってくれる日を毎日のように待っているという……
俺たちは冒険者なんだ。国民の人々が悩んでいるなら、俺たち冒険者がその悩みを解決させるんだ……
ゴブリン数体が奥からこちらに向かって来ている。数えてみる感じ八体ぐらいだろうか……
「俺とエリカは最前線で向かうぞ、シアは最後尾から魔法を唱えて、俺たちをサポートしてくれ」
「分かりました!ネイトさん」
「分かったよ。ネイト」
ボーン……
俺とエリカは剣でゴブリンの攻撃を受け止めた。平原に現れていたゴブリン達よりも攻撃がとても重い……
普通のゴブリンならともかく、こんなゴブリンが金山にウロウロしてると考えたら、国民の人達が悩むのも無理はないな。
「はぁー！」
エリカは重い攻撃をなんとか弾き、ゴブリン達をどんどんと斬って行った
グサッ……ズサッ……
やはりエリカはソードファイターというのもあって、物理的攻撃がとてもやり慣れてるようだ……俺も負けずと戦わないとな
攻撃を受け止めていたゴブリンが再び攻撃を始め、棍棒を振り始めていた
「スリプル」
シアの声が大声で言ってるのが聞こえた
ゴブリン達は睡眠魔法で、ゴブリン達を眠らせる事が出来た
「ナイスだ！シア……行くぞエリカ!」
俺とエリカは眠っているゴブリン達をどんどんと斬って行った
ズサッ……グサッ……
斬って行ったゴブリン達は煙とかして消えていき、ドロップ品で金が3つぐらい手に入れた。オークを討伐前にゴブリン達を討伐していき、ドロップ品をたくさん手に入れ売りまくれば、お金の心配はなさそうだな……
「あの、ネイトさん……私なにか新しいスキルを覚えたような気がするんですけど」
エリカはうずうずしていた
ステータス
俺しか使えないスキル……ステータスがあれば、普通はギルドなどに行って、ステータス確認を出来るんだが、俺がステータスと唱えればいつでもどこでも確認する事が出来る。
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エリカ
Lv.8
体 力:51
魔 力:10
攻撃力:78
素早さ:21
防御力:25
知 力: 15
経験値:552
次のレベルまで……1280
Lv8に上がりました
覚えたスキル:攻撃力アップ付与
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攻撃力アップ付与……!?
このスキルがあれば、仲間から魔法で攻撃力アップしなくても、自分自身で攻撃力を上げることが出来るスキルのようだ。これはまた、エリカの働きが期待されるな
「攻撃力アップ付与スキルを覚えたようだな」
「えぇ、攻撃力アップ付与のスキルを手に入れたんだったら、エリちゃんこれからずっと活躍出来るね。魔力も確か3ぐらいあれば使えるらしいからね」
「わ、私……これからずっと活躍出来るんだ……」
エリカも、最初の時は奴隷だったというのもあって、不安や悩みで溢れていたが今ではもう、心配することは無いな
