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加護バレ

28話目、レベル十五で解放される能力を誤っていました。訂正しました、申し訳ありません。。



 改めてヒースさんの良い男ぶりを実感して、ナージンさんの依頼を受ける事にした。


「ヒースさんありがとうございます。ヤコブさん?その話お受けします」

「ユエさんありがとうございます。名はナージンのままでお願いします。私もユエさんのままで呼ばせてもらいますな」


 それからは、ヤヴォン国に向かう予定の話となった。

 出発は明後日。

 このダージ街はヤヴォン国に近いので、比較的早く王都に着く事が出来るそうだ。

 それでも十日はかかる。

 私はクリフ君がいるのでそれも伝えてある。

 ヒースさんの騎乗用の馬などナージンさんが全て手配してくれる事になった。

 もちろん立ち寄る宿屋などの移動にかかる費用は全てヤヴォン国持ち。

 ありがたや。


 もちろん、ラミーさんとケージさんにもこの話を詳細を省き伝えている。

 私のレベルアップに付き合ってもらう為にこの街まで来てもらった二人には大変申し訳ないが、この街でお別れする事を了承してもらった。

 二人とも協力しますよと言ってくれたが、流石に他国へ渡るので、ラミーさんの体面もあり、国際問題になっても大変なので丁寧にお断りした。

 むしろラミーさん達の方が、私に恩を返せないと恐縮していたが、今度遊びに行かせて下さいと言ったらしぶしぶ引き下がってくれた。

 なんて優しい人達なんだ。

 絶対また遊びに行くと誓った。


 そして、ラミーさん達の帰郷の手配も、全てナージンさんが行ってくれる事になった。

 それもまたラミーさん達は恐縮していたが、ナージンさんの為に予定を狂わせてしまうので払わせてくれと言われたら、頷くしかできなかったようだ。

 ナージンさんは流石というか、ラミーさんが男爵家の御令嬢である事も見抜いていた。

 なので、護衛も含めゆったり馬車で帰れるように手配したそうだ。

 のんびりモーナ街まで旅気分で帰れると、嬉しそうに話すラミーさんが可愛くて仕方なかった。

 

 私が召喚者であるとかはまだ話せていないのに、この世界で出来た友達と思っても良いのだろうか?

 今度サンディス家に遊びに行ったら聞いてみよう。


 そんなこんなで、ラミーさん達としばしの別れを惜しみ、私たち三人はダージ街を発った。


♢♢♢


 ダージ街を発った初日は、野営。

 火を囲みながら三人で夕食を取る。


「ユエさん、本当にあなたはただの召喚者何ですか?」


 そう聞いてきたのはナージンさん。


「えっ?急に何です?私他の三人より能力は低いですよ?」

「いえ、単に能力の話ではなく、スキルや加護などで何か得ていたりしませんか?」


 ドキーッ!

 何故だ!?

 何かまた知らないうちにやらかしてた?

 でも、“予定”スキル殆ど使ってないんだけどなぁ。


「な、何故そう思ったんですか?」

「前回の移動中もそうでしたが、今回も魔物に会っていないんですよ。流石に出会わなすぎと言いますか、ちょっと不自然なんですよ」

「そうだな、ダージに向かう時も一度も会わなかった。私が襲われたワーウルフの群れにも出会さなかったな」


 “予定”スキルだったぁ。

 夜の見張りすら要らないよって言ったらダメだよね?


「神様に守られているのかもしれません。でも、他の召喚者と然程変わりませんよ」

「そうなのでしょうか。召喚の儀成功という話も初めは与太話だと思うくらい現実味がありませんでしたからね。召喚された者にはとてつもない力が与えられると言い伝えられていますが、その実詳しくはわかっていませんからね。それだけに召喚者には何かしら神からの恩恵があるのかもしれませんな」


 恩恵で済ませてもらえるだろうか?

 この“予定”スキルの詳細を知ろうものなら世界を揺るがしかねないよね。

 カジさんには恐らくこの能力は察知されていると思う。

 あの人が捕まって私の力を吐かない事を祈るしか無いなぁ。


「ところで、ユエさんはレベルアップの協力を依頼していたとか。何故急ぎレベルアップをする必要があるんです?他の国に行くにしても、魔物にほぼ出会わないユエさんには必要無いのでは?」

「ああ、それはロッテントークに行けって、創造神様に言……」

「ユエさん……」「……ユエ」


 ……

 ……

 うぉぉぉぉーー!

 創造神様って単語をモロ出してしまったー!!


「ちょっ、ちょっと、ちょっと待ってください!今のなし、今のなし!何も言ってない!」

「いや、ユエ。無理がある」

「ええ、無理があります」


 どうして何だ!

 どうして私はこう迂闊なんだ!!

 二人の顔はもうなんか確信してる顔付きだよ。


「やはり無理ですか?」

「無理だ」「無理です」

「……はいぃぃ」


 それからはもう洗いざらいとまでは言わないけど、創造神様の加護がある事、神託を受けてロッテントークへ渡る必要がある事、その為にレベル三十を目指している事を伝えた。

 特にレベルいくつになればロッテントークに行っても問題無いのかと言うのをそういえば言われてないけど、一つの目安は“買い付け”が出来るよになるレベル三十だ。

 確かレベル十五でキッチンが出せるようになるってカマック様が言ってたし。

 もちろん“予定”スキルの事は言えない。

 レベルでスキルが上がるって濁して言った。


 そんな話をした私を二人は、ポカーンとした顔で聞いていた。

 ほぼ独り言のような感じだったね。


「ま、まさか、創造神様の加護をお持ちとは……神託まで……」

「すまない、神使様だったのか。これまでの非礼を詫びる」

「ちょっ、ちょっと神使様はやめて下さい!全然違いますから!私、魔法全属性とか使えないですし!」


 また神使様呼ばわりだよ!

 勘弁してくれよ!!




ここまでお読みくださりありがとうございます!

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