1時間遅れの1日
前回の前書きで、出来るだけ毎日更新すると言っておきながら次の日から出来ていない。
読んでくださっている皆さん、本当にすみませんでした‼︎
今回は長めに書きます笑笑
「もうそろそろ新学年が始まるね。」
「そうだな。もう高校2年生になるな。」
俺たちは待ち合わせ場所の公園を出て、あと5日後に迫っている始業式の事を話しながら都市部の方へ歩き出した。俺には分かる。この後に誰が何を聞いてくるのかを。みんな知ってるアレだよ。アレ。まぁ俺はなれたから良いんだけど。
「十文字。お前、もう宿題は終わってるよな?」
ほら。きたよ。長期休みの終わり頃のお決まりだな、これ。因みに俺は宿題やらない派だ。めんどくさいからな。
「とっちゃん。そんな事聞かなくても分かるでしょう?終わってるわけないわ。というか、やってるわけない。」
食いつき早いな、天川。まぁ間違った事は一切言ってないんだけどね。
「そうよ。十文字くんにかぎって宿題をやっているはずがない。というか勉強してるはずない。」
おいおいごっちゃんまで言うのか。確かに宿題とかやらないけど、俺って勉強すらしてないと思われてるのか?流石に勉強は少しだけだけどしてるんだが。
「そうだな。1年の時もやっているところを見たことがない。」
とっちゃんまでそう言うのか。じゃあ聞くなよ。宿題終わってるよな?とか。3人そろって嫌味を言いやがったな。これは。やってないのは事実だが、もう1人やってない奴がいるだろ。
「俺ばかり言いやがって。確かにやってないけどな。もう1人やってない奴がいるだろう?そいつにも言ってやれよ。」
「いるわけないでしょう。あんた以外は優秀なんだからね。あんた以外は。」
優秀かも知れんが宿題やってるやってないにそれって関係あるのか?この感覚は俺がおかしいだけなのか?いや、これは普通の感覚だよな。うん。優秀でも宿題やってない奴はいる。
「いるわよ、ここに。」
まさか自分から言い出すとはな。まぁしてないのは分かってたから、驚かないけどね。
「え。どこに?」
「ここよ。私もやってないわ。」
「「え」」
2人ともそこ驚くところか?まぁまだお互いの事を知り尽くしているわけじゃないからおかしくはないか。天川は側からみればやってる奴だもんな。1つだけ言っておくと、俺が宿題しなくなった原因は、天川だ。
「天川、本当にやってないのか?俺とごっちゃんはまだ会って1年しかたってないからまだよく知らないけど、そんな奴には見えないぞ。」
「うんうん。とっちゃんの言う通りだよ。そんなふうには、見えない。十文字くんはともかく、さいちゃんはやる人にしか見えないよ。」
まぁそう言う反応をするだろうな。天川みたいな問題児でも、勉強が出来たらそうなるよな。一応、これだけは言っておこう。天川は俺よりもヤバイぞ。怒られるから、口には出さないけど。
「残念だったな。2人とも。天川はやらない人なんだよ。」
「十文字くんに言われるのは少し腹が立つのだけど、まぁ間違ってはいないわ。あんなものやる意味がないわ。ただ時間を無駄にするのなら、他のことをやるわ。時間は有限よ。」
「でも、さいちゃんってテスト毎回学年1位じゃなかったっけ?」
「簡単だもの。早く終わりすぎていつも暇だわ。」
まぁ確かに簡単ではあるよな。問題見ただけでやる気なくすぐらいには簡単だな。
「天川に比べて、十文字はいつも学年最下位だよな。全教科0点で。」
「寝てるんだよ。真面目に受ければ学年1位なんて余裕でとれる。俺たちの学校は退学がないから、真面目に受ける必要がないだろ。」
そうなんだ。何を隠そう、俺たちが通っている自由高校はその名の通り、自由だ。退学もなければ指定されている制服なんかもない。まぁ良いことばかりと言うわけでもないけど。そんな学校だから、俺はこの学校へ進学した。天川も概ね同じ理由だ。
おっと。そんな事を考えていたらいつの間にか目的地に着いたな。このでかいボーリング場に。さぁ楽しみますか‼︎
まだ話が進みませんが出来れば辛抱強く待ってください。学校生活に入るのを待っていて下さい‼︎
面白い保証はありませんが‼︎
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