奴隷とトラック
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………うーん
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「だから言ったじゃん、ここはオークの巣じゃないって」
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「うるさいわねそんなのわかってたわよ!…………いきなり出てきたからビックリして叩いただけじゃない!」
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なにやら言い争う声が聞こえる
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そうだ俺は扉を開けたらいきなり殴られて
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「うっ、君たちは………?」
「あっ、まだ動いたらダメだよ…アルトリアが思いっきり殴ったから……かなり痛いかも……」
「心配してくれてありがとう……でももう大丈夫
痛みはもう消えたみたいだから。」
俺はそう言ってベッドから起き上がった。
「うそ……………?あたしの打撃を受けてこんなピンピンしてるなんて……あんた本当に人間?」
「まぁまぁ……そんなことは置いておいて、君たち怪我はない?……オークから助け出したとき、一応手当てはしたんだけど……」
「あたしが怪我させた相手に心配されるのはなんか変だけど……一応感謝しておくわ……。」
「やっぱりあなたが助けてくれて、それでこの建物に連れてきてくれたんだ……。」
「リリーそれ本当なの……?こいつが?オークを?………あたしの一撃すら避けられないのにあの森の暴君を倒したっていうの?」
「アルトリア失礼なこと言わないで……強さにもいろいろあるんだから……」
「あはは……まぁそんなことを言われても仕方がないね。実はオークを倒したのは俺じゃないんだ。」
「「えっそれってどういうこと?」」
「まぁこっち詳しく話すから俺についてきてよ。」
そう言って俺は二人を外に案内した……
綺麗な朝焼けを見ることができた
どうやら俺は一日中寝ていたようだ
二人は俺のトラックを見て驚いているようだった
「俺はこのトラックの力でオークを倒したんだ」
「驚いたわ………あなたアゴニストなのね」
「アゴニスト?」
「そう、この世界のどこかからか現れる聖遺物とそれを使いこなす者をアゴニストと、そう呼ぶわ。」
「聖遺物とアゴニストはこの世界ではないどこか別の場所からやって来ると言われているんだ。
あなたもアゴニストならそうなのかな?」
聖遺物………アゴニスト……………




