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秩序の魔王の順応性  作者: ARS
強くなるまでに
7/45

ミッションと狼

 やっとの思いで格闘のミッションが出てきた。

 期間的にはあれから二日くらいである。

 それでも長くは感じるものだ。

 俺は格闘技の項目をタッチして見てみる。


 ーーーーーーーーーー

 格闘技 100.00

 第1ミッション

 二通りの衝撃波を起こせ!

 0/2

 ーーーーーーーーーー


 ………。

 どこの少年漫画の必殺技なんだろう?

 ミッション内容そのものは分かった。

 けれど、この場でやるとかの洞窟が破壊される気がする。

 それだけは避けておきたいな。

 しかし、外敵との戦いが出来るとはまだ思えないしな〜。

 とりあえず、やるなら剣技の熟練度も100にしてミッションをクリアしておきたい。

 とりあえず、後もう三日くらい頑張りますか。

 そう思い俺は一心不乱に剣を振るう。

 しかし、俺は気付いていなかった。

 決して外敵は単騎で行動していないことに…。


 ************


 ーーーーーーーーーー

 剣技 100.00

 刹那のうちに18回斬れ!

 0/18

 ーーーーーーーーーー

 身体能力強化 100.00

 魔力以外のエネルギーを使用した強化をしろ!※今回のミッションはスキルの取得です。達成してもこのスキルは消えません。

 0/1

 ーーーーーーーーーー


 やはり、これを見ると思う。

 どこの少年漫画の必殺技だ!

 最早ラノベ並みの技だよ!

 おまけに地味過ぎるよ。

 確かに聞くとカッコいいけど見た目は超地味だよ!

 まぁ、つっこむのも疲れたし出るとしますか。


 俺はマッピングの新機能マーカーを利用してこの場所を記録する。

 熟練度50で覚えたのでまだ一つしか記録できないのが難点だけど…。

 俺は剣を持ち服(ボロい制服)を整えると俺は外に出る。


 外には綺麗な森が広がっていた。

 自然豊かで久々に太陽の光を浴びたような気がする。

 今回の目的はミッションの達成と食料の調達である。

 俺は気をとりなおして木の枝に向かって跳ぶ。

 身体能力強化の補助もあり、高さ三メートル、距離的には四メートルはある(約五メートル)場所に飛び移れたのだ。


 今回は一応サブで目的がある。

 隠密系スキルと立体運動系スキルの取得である。

 森の中で動くなら必須スキルなので欲しいところである。

 俺は木から木へと飛び移りながら森中のマッピングをする。

 めぼしい食べ物は無く俺は止まることなく移動をしていた。

 俺はマップを見ながら行っていない場所に向かう。

 それと同時に俺は開けた場所も探していた。


 俺自身のステータスだと下手に隠れるより開けた場所で敵を早く確認して逃げた方が効率がいい。

 さらに言えば逃走系スキルの上げ時にもなる。

 俺はそうして走り回っているうちに理想の場所は見つかった。


 開けていて何も無く森の逆側に岩壁がある。

 ロッククライムみたいなスキルを覚えるか、この岩壁を練習にいろいろ試すのも良さそうだ。

 そう思い俺は剣を片手に携えて岩壁に向かって構える。

 構え方から格闘技も剣技も臨機応変に使えるように研究し終えているため構え方に迷いは無い。


 そして、俺はもう一つ思いついたことがあった。

 今のレベルのままではいくら身体能力強化があっても敵を貫くに至らない可能性がある。

 しかし、身体能力強化は魔力を使わずに身体の筋力の活性を上手く促して行われる能力であることがわかっている。

 今のところ素の能力の100倍近くの活性を施されているがそれでもこの島で生きるのは難しいと思う。

 それなら、魔力以外のエネルギーは分からないが魔力を使った何かで強化出来ないか試すことにした。


 最初に使うのはさしずめ強化魔法と言ったものだろう。

 魔力を身体中に巡らす。

 そして、少しずつ大きく流れを作る。

 調整や実験の為に魔力を放出したり一箇所に集める。

 あくまで活性を想像するのでは無く、強化を想像し続ける。

 筋力を跳ね上げるイメージと性質を強くするイメージ。

 俺は次第に剣にまで魔力を流す。

 外に放った魔力は支配下にあるものの戻ってくる感覚は無く時間が経つと共に霧散する。

 そして、始めてから約二時間の時が経つ。

 だんだんと魔力の形質の変化が始まりはしているが込めた魔力が強いせいか失敗する。

 魔力を纏わせて凝縮することにより強化が可能だということがわかり始めたが、魔力の操作と調整を誤り時折魔力同士がぶつかりプラズマと似たようなものが走る。


 しかし、俺は一度実験を中止する。

 なぜなら、俺自身の魔力総量の少なさにある。

 魔力の残り位ならステータスを見なくても思った以上に分かるものである。

 事実、もう魔力の残りは10しか無いと思われる。

 見ていないから本当はどれ位かは分からないが…。


 俺は構えを解かずにしっかりと身構えて岩壁を斬る!

 1...2..3..4...5…6……。

 刹那の瞬間だった。

 しかし、連撃は18回に達さずに10回で終わっていた。


「まだ………速く!」


 ズドンッ‼︎ダンッ‼︎


 俺は久々に言葉を発して何度も何度も斬りかかる。

 時折、格闘技を織り交ぜて速く、早くもっと速く‼︎

 更に速く!


「うおおおおおおお‼︎」


 虚しく響き渡り続ける破壊音。

 しかし、まだ遅い。

 剣を更に速く振るう。

 ブォンッ、ズダンッ。

 もうすでに剣閃はグチャグチャに歪んで見えるほど速い。

 でも、足りない。

 どこかで一瞬速さが鈍り失敗する。

 剣の速さに引きずられ格闘技のキレがいつもより無い。

 俺は舌打ちをしながら更に速く鋭く格闘技も剣技も速く振るう。


 グワンッ、ダンッ。


 もうすでに岩壁は彼が振るわれた部分が酷く抉られており初めの姿はもうどこにも無い。


 ************


 この練習を始めてから約一時間であり日が沈む頃でもある。

 それもあったからだろうか?

 気づくのが遅れていた。

 グルルルルッ!

 獣の唸り声が聞こえた。

 直後、俺は身構えた。

 俺はマッピングを使用してどこにいるか確認する。


 ウオォォン


 遠吠えが聞こえた瞬間俺は絶望した。

 ゴブリンより個体の強さは強い。

 それだけでは無い。

 周りに大量の個体に囲まれており逃げられない状況である。

 一対一タイマンでなんとか勝てるかもしれないが差はかなり有り一気来られたら確実に負ける。

 一匹でも十分心配である。

 逃げ道は無い。

 俺は足が震えだす。

 その中の一匹だけ俺の前に出てくる。

 俺相手に弱い個体の経験を積ませる程度で十分だと言わんばかりに。

 個体の中に鑑定を持っている奴がいることは確認済みだ。

 更にそれを念話で情報共有していると見た。

 けど、瞬間俺は考えが変わった。

 下位の個体には勝てるが中位の個体からは勝てない。

 けど、舐められたまんまで終わらせるかよ!

 死ぬなら一瞬でもいい奴ら狼だかウルフだか分からないが恐怖を刻ませてやる‼︎

 俺は前に出た一匹が動くのを待つ。

 ほんの少しだけ魔力がプラズマのように迸る。


 俺はあの日…召喚されたあの時のように神にやったように認識する。

『相手』は飛びかかってくる。

 直後、魔力のプラズマが収まる。

 その瞬間には俺はその場にはいなかった。

 バチンッ、とんでもない魔力のプラズマが爆発する。

 それは『相手』の身体の中で破裂する。

 その瞬間を認識出来たものはおそらく呆気にとられていただろう。


 なぜなら、破裂する瞬間にはもうすでに『相手』無数の傷ができ死んでいたのだから…。

 その瞬間、俺は知らない。

 新スキル『魔力爆発』を覚えていることに…。

 更には剣技のミッションの達成をしたことも…。

 最後にレベルアップという希望があることも…。


「さぁ、次はどいつだ?

 ただでは死なない。

 死ぬなら、お前達に最大の恐怖を与えてからだ‼︎」


 瞬間、『相手リーダー』は悟ったのだろう。

『全力で戦わないとこちらが狩られる』と。

 あながち間違いでは無い。

 生きられるならこいつらを狩るで戦っているのだから。

 直後、狼達と俺の無数の攻防が起きた。

狼達のステータス

ーーーーー下位ーーーーー

名前

種族:ウルフLV1157~1763

レベル:1298~3573

HP:19763~32678

MP:1280~1678

筋力:7321~19854

防:6389~9045

速:36521~58797

体力:7800~19000

魔力:430~1121

魔法防:2358~19874

体技:16598~28758

器用さ:380~489

運:0~100

ーーーーーーーーーー

ーーーーー中位ーーーーー

名前

種族:牙狼LV19875~52976

レベル:29635~63829

HP:176328~237890

MP:0/0

筋力:128567~196467

防:5000~20000

速:635078~1726530

体力:98621~245730

魔力:0

魔法防:7000~30000

体技:489627~789324

器用さ:18679~63789

運:0~100

ーーーーー上位ーーーーー

名前

種族:魔狼LV67541~98258

レベル:128546~179357

HP:1856894~1859367

MP:534865~842578

筋力:1000000~2000000

防:1000000~1743790

速:100000000~?(現在の鑑定では不可能)

体力:1368793~2764983

魔力:3689651~478263

魔法防:246796~368578

体技:1000000~1953218

器用さ:157853~983519

運:0~100

ーーーーーーーーーー

ーーーーーリーダーーーーー

名前

種族:天災狼ディザスターウルフ

現在の鑑定の容量を超えています

ーーーーーーーーーー

ご覧の通りが狼達のステータスとなっております。

下位はゴブリンとそんなに変わりません。

中位は自分の使わない技術を全て捨てたタイプになっており特化型なので酷く厄介です。

上位は最早格が違います。

リーダはなんとも言えません。

最早勝てない領域ですね。

しかし、優希はどこまで戦えるのか?

読んでいただきありがとうございます。


2017.10.26 修正

少し、改行などを加えました。

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