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秩序の魔王の順応性  作者: ARS
災厄
22/45

決戦1

あけましておめでとうございます!

これからもよろしくお願いします!

全てを飲み込み、全てを壊し尽くす存在は探していた。

一つの希望というものを。

それを飲み込み砕くのが役目であり、全てでもあった。

本来ならば、別のところに行くつもりだったのだが、巨大な光に誘われて戻って来たのだ。

そして、一月の時が経ちこの場所は静かになっていた。

前までいた大きな存在の全てが消えているのだ。

しかし、その存在に対して思うことは知能は無いそこにあるのは経験から生じる答えと、反応の答えしかない。

要するに元から自分にとって取るに足らない存在が消えたところで何も感じない。

ただ、ひたすらに佇んで待つ。

希望が見えるその瞬間を…根こそぎ壊すために…。


だから、見逃したのだ。

希望も自分と同じように強くなっていることに…。


パリンッ(音はイメージです)


自分に向かって走る一線!

それだけならよかった。

自分に張られている億重の障壁が守るから。

それはもともとこの場所にいた強者が束になっても一枚も破ることの出来ない障壁の数十枚が一瞬で破られた。


自分は攻撃をした本人に向く。

そこには一本の大剣を携えた少年がいた。

しかし、自分にら何の判断もつかない。

わかることは本能がままに捉えた強者の気迫あること…。

そして、希望を壊すために生まれた自分の『災厄』が訴える。


ーあれは『魔王』だとー


自分は魔王を知っているが、あそこまで若くなかった。

それと同時にあれ程の強さを秘めていなかった。

本能が訴え、自分は最大限の警戒をする。

自分はまず威嚇射撃に一発の魔力弾を放つ。


その瞬間、少年の羽織っていた外套が光る。

掻き消された。

魔力弾は掻き消され、少年は自分のすぐ近くに迫って来ていた。

自分は魔力を放ち、弾き飛ばす。

その時、自分は初めての恐怖を味わう。

何故なら、少年の魔力は…最近殺した筈の魔力だからだ。


自分は捨てることにした。

本能も理性も…。


全て『災厄』に委ねると…。


この日、本物の災厄が生まれた。


************


俺は相手が覚醒するのをただ見ていた。

対等であるために…。

災厄が光に包まれる。

いや、あれは光では無い。

逆の闇だ。

特別黒い訳でもない。

でも、そこだけが全てを飲み込むような力があった。

俺はここで『真実の魔眼』を使用する。


ーーーーーーーーーー

名前:リディアス

種族:災厄LV世界の限界を超えてます

レベル:世界の限界を超えてます

HP:世界の限界を超えてます

MP:世界の限界を超えてます

筋力:世界の限界を超えてます

防:世界の限界を超えてます

速:世界の限界を超えてます

体力:世界の限界を超えてます

魔力:世界の限界を超えてます

魔法防:世界の限界を超えてます

体技:世界の限界を超えてます

器用さ:世界の限界を超えてます

運:世界の限界を超えてます


スキル

『威圧EX』

『魔力・気配感知EX』

『全属性魔法EX』

『竜魔法・龍魔法EX』


ユニークスキル

『災厄EX』

『天災EX』

『全属性魔法壊EX』

災厄リディアスEX』

『神獣EX』

『神獣化』

『才有りEX』

ーーーーーーーーーー


やっぱりか…世界の容量じゃ見ることができないのか。

おそらく、これより上位の鑑定のスキルが必要だな。


「さてと、ちょっと試してみるか」


その瞬間、災厄が動き出す。

無限の魔力弾が俺に向かってくる。

俺は走り出してそれを避けていく。


魔力弾は追尾して来ており、避け切るのはまず無理だ。


「『精神燃焼スピリットチャージ』700%」


瞬間、俺から巨大なエネルギーが溢れ出す。

通常ではあり得ないほどの速度を出して魔力弾の全て殲滅する。


「0%」


魔力弾を弾き終えるとすぐに溢れたエネルギーは止まり、通常状態に戻っていた。


次は先ほどより速く強い魔力弾が放たれる。


「500%」


先程の相手の魔力弾を弾いたのでどの程度の強さか分かり、適切な強さとして500%を選択した。

これは精神燃焼スピリットチャージの強化値であり、俺は今現在かなり自由に操れるようになっていた。

しかし、強くて速いだけはあり一瞬で弾くのは無理そうだ。

俺は器用に『相手』に向かいながら避けては弾いてを繰り返す。

それに対抗するように『相手』はひたすら魔力弾を放つ。


「くっ!」


少し苦しくなり、俺は精神燃焼スピリットチャージを600%にまで引き上げる。

先ほどより速くなり、俺は何とか対応できるようになった。

『相手』の隙を後は伺い、反撃に出る瞬間を待つ。


一瞬の瞬間、それは0.0001秒に満たないかもしれない。

しかし、俺はそれを見逃さなかった。

『相手』の動きが止まる。

それは何の意図があったか分からない。

しかし、それは俺のチャンスだった。


頭の中を全て斬ることだけを考える。


「10000%!」


それを呟いた瞬間、跳ぶ。

真っ直ぐに『相手』を殺すために。

俺の今の時間は1秒が1000秒にまで引き伸ばされている。

約16から17分弱である。


「終わりだ!」


俺は切り裂く。

億重に張られた結界の半分を…。


「グルァァァァァ!」


咆哮により俺は吹き飛ばされる。

『相手』はどうやら驚いて咆哮を行なったようだ。

漏れ出している魔力だけでも強い。

でも、俺は絶望しない。

笑いながら俺は立ち上がる。


「やっぱ、ダメだよな…。

本命を使わないでこいつに勝てるわけがなかったか…」


俺は深呼吸する。

未だに『相手』は無意味に魔力を放出し続けている。

俺はゆっくりと整えて精神燃焼スピリットチャージを−10000%にまで下げる。

これで今の俺は今まで戦ってきた竜より少し強いくらいだ。

それでも『相手』には届かなかった。

あれが本物の化け物だと思う。


「ここら先が本気だ!」


俺はその言葉を合図にあの日、俺が目覚めた能力を使う。


「『7つの大罪』『暴食』『強欲』!」


さぁ、始めよう。

秩序の魔王の本気だ。

瞬間、抵抗の高い『相手』を除いた物以外から魔力が消えていく。


******ライド*******


数十分前


「ちくしょう、一体何が…」


俺は目を覚ますと目の前には数人の人の山があった。


「これは…」


それは船員の人達でよくよく見ると何人かは息をしているが半分以上の人が死んでいる。


「アーグ、クドー、アリユリ、コーネ、イカリアはどこだ…」


周りを見るが五人の気配は無い。

とりあえず立ち上がり、歩き始める。


船はいろいろな部分が軋んでおり、底が抜けたりしてもおかしくない程ボロボロになっている。


「何が起きたんだ…」


明らかにボロボロ具合が通常に使っていてなるものでは無い。


「そんなことより、あいつらを探さなくてはな…」


俺はそのまま歩いて、甲板に出る。


「ライドさん、生きていましたか…」


甲板に出ると依頼人がそこにはいた。


「あぁ、傷一つない。

それで、他の奴らは…?」


「お仲間の方々なら降りたところで見張りをして頂いています」


「わかった」


俺は船を降りる。


「よう、お前ら調子はどうだ?

ついでに状況説明と捕捉を頼む」


「リーダー、起きたのか…」


クドーが俺を見て呟く。


「どこかの孤島のようですが…詳しい情報はアーグが今集めてきています」


どうやら、アーグは一人で情報を集めてきているようだ。


「となると、こちらは今のところは護衛のことを考えればいいな。

しかし、ここが無人島だとするなら面倒だな」


「それはどういうことだ?」


クドーがさも分からんと言った表情で聞く。


「船の修理や食料の確保が難しくなる。

他にも私がいるから平気だけど、武器の修理などができなくなる」


「お、おう。

やけに饒舌になるということは活動開始か…」


イカリアが捕捉説明をしていく。

それにクドーが驚きながらも冷静に言葉を捉えていく。


「これは本気でやらないといけない。

凄く大きい魔力濃度がここにはある」


「なるほどな、イカリアが警戒するということはここは…」


「ライドさん!」


どうやら、アーグが情報を得て帰ってきたみたいだ。


「どうした?

何かあったのか?」


アーグは焦り切っており、明らかに尋常じゃない雰囲気だった。


「ライドさん、早くここは去った方がいいです!

ここは…」


「アーグ君、落ち着いて。

とりあえず整理してから話して」


コーネが必死になだめる。


「すまない、少し動揺した」


「それほどのことなのか…」


皆、アーグの慌て具合を見て動揺を隠せていない。

仮にもアーグは斥候職である。

故にある程度の危険のレベルを把握できなくてはいけない。

そのアーグが焦るということは余程のことなのだということだ。


「まず、ゴブリンを見つけたんだ…。

そいつの強さのレベルが、イカリアの倍以上、下手をすれば瞬殺される…」


イカリアが瞬殺…ということは俺たちが連携して勝てる確率は無いということか…。

しかし、ゴブリンの知能なら…。

やめておこう。

たとえそうだとしても、傷一つ付けられない…。


「他には…」


「後は魔力濃度が高いせいか薬草などの類が良いものがある」


なるほどな、ということはそれに比例して魔物が強いのか魔物が強いから魔力濃度が高いのか…。

まぁ、今考えても仕方ないか…。


「とりあえず、ここに止まっていても意味がない。

依頼人を連れて一度見て回るぞ」


「ライドさん…」


「お前の言いたいことも分かる。

でも、ここを出るには材料などが必要だろう?」


そうして、俺たちは動き出す。


*************


「その結果が…これか」


目の前にいるのはハグレゴブリンの一体だった。

ハグレゴブリンとはそもそも生まれたてで弱いものが多い。

それでも、俺たちは今現在地に屈していた。

ギリギリのカウンターなどを決めていくが傷らしい傷を付けることは出来ていない。


何とか生きていることが奇跡であり、唯一の救いでもある。

それと同時に絶望と恐怖の象徴でもあった。

これだけ強いにも関わらず、俺達、全員が生きているということは手加減をできるだけの裁量を持っているということでもある。


「まだ…だー‼︎」


俺は立ち上がり最期の足掻きを行う。


カンッ


俺の剣は弾かれゴブリンは笑う。

それは強者の笑みなのか…それとも俺の滑稽さを笑っているのか…。


「ライドさん!」


アーグが立ち上がり短剣でゴブリンの首を刺す。


カンッ


「なっ!」


その瞬間、俺たちの顔が絶望に染まる。

それはやはり傷一つ無いゴブリンの姿があったからだ。

ゴブリンは笑みを崩さずにアーグを蹴り飛ばす。


「ちくしょう…勝ち目はないのか…」


他の奴らは全員倒れ、アーグも今気絶した。

ゴブリンはゆっくりと俺の近くまで歩き出す。

そして、ゆっくりと剣を振り上げて…。


「ちくしょう、だれか…俺達を…せめてあいつらだけでも…」


依頼主に関しては一番最初に殺されている。

この場には助けてくれるものなどいない。


ここで終わりだ…







グワン


瞬間、一気に何かが抜けたような吐き気が起きる。

それと共に木々が枯れ、ゴブリンはみるみると衰弱していく。


「一体…」


この状況を知る者は誰もいない。

しかし、それと共に何とか全員が目を覚ます。


「これは…魔力枯渇による症状?」


アリユリが慣れたような口調で言う。


「最近なかったので久々な感じね」


コーネがつぶやきながら立ち上がる。

そうしてそれに続くように全員が立ち上がる。


「これは…」


「どうしたんだ?イカリア」


イカリアが何かに気付いたように空を見る。


「私達の魔力を食らって集めてる…」


「お前がそう言うならそうなんだろ。

けど、そんなことが可能なのか?」


「過去には前例がないけど、高等魔術なら可能だと思われる…はず」


「なるほど…」


そもそも、イカリアには魔力を直接見ることができるから間違いは無い。


「仕方ない、少し見てみようか」


『了解!』


そこで俺たちは人知を超えた戦いを見た…。

早く書かないと…

読んで頂きありがとうございます。

面白いと思って頂けたなら幸いです。

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