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秩序の魔王の順応性  作者: ARS
強くなるまでに
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まずは下準備

 俺は目を覚ます。

 深い森の中に俺は寝ていた。

 何で俺はここにいたんだっけ?


『解、ここが召喚さきに指定された地点だからです。』


 なるほど。

 って、今の声は何ーー!


『うるさいです。

 私は一時的に行われるサポート機能です。

 あなたの並列回路を利用して存在しています。

 端的に言ってしまえばスキルという名の妄想だと思って下さい。』


 その言い方やめて。

 んで、サポートって何をしてくれるんだ?


『あなたには普通の人より負荷のかかる情報を刻んだので慣れるまでの整理係や辞書みたいなのだと思って下さい。』


 なるほど、ならその間俺は並列回路は使えるのか?


『使えません。』


 ダメじゃん。

 まぁいい、ならステータスを見たいだがどうすればいいんだ?


『ステータスオープンと唱えるか思うかして下さい。

 逆に閉じたい際はクローズと唱えるか思うかして下さい。』


 俺は言われた通りに思うと…。


 ーーーーーーーーーー

 斎藤 優希

 職業:順応 0.00

 レベル:1

 HP:340/340

 MP:100/100

 筋力:45

 防:36

 速:40

 体力:68

 魔力:48

 魔法防:34

 体技:26

 器用さ:12

 運:200


 スキル

 《順応》LV1

 |ースキル

 |ーユニークスキル

 |ーオリジナルスキル

 |ーイレギュラー

 |ー性質

 ー特異体質


 称号

 《世界を渡りし者》

 《秩序の魔王》

 《イレギュラー》

 ーーーーーーーーーー


 これは強いのか弱いのか分からないな。

 あれ、今回は返答は無しか。


『はい、あまり困っているように見えませんから。』


 そうか、とりあえず俺は『順応』という能力を見て溜息を吐く。

 俺はあの後この能力の説明を受けていた。

 人の枠組みではなくどんな能力だって使えるように拡張したらしい。

 例えば、空を飛びたいと思ったら翼が生えたり飛翔というスキルの効力を使用出来るらしい。

 他にもえら呼吸が出来るようになったり様々だ。

 人間だから出来ないなんて諦めの言葉が俺は吐けなくなってしまったのだ。

 そして、順応系統は全部熟練度制らしい。

 順応というスキルはその中にいくつもの項目がありそれの熟練度が上昇する仕組みである。

 スキルの順応のレベルは熟練度の成長のしやすさである。

 まぁ、レベル2に上がったら2倍のスピードの成長だと考えてくれていい。

 職業の方は全ての職業みたいな扱いらしい。

 職業そのものの必要性はスキルの上がりやすさの違いだから大変効率がいいスキルと職業である。

 とりあえず、『鑑定』の使い方を覚えようと足下に生えている草を見続ける。

 その草の性質を探ろうとしながら。


『違います。

『鑑定』の使用の仕方は目に魔力を込めながら『鑑定』と念じるのです。』


 突然声が聞こえたがそれの通りにやろうとするが魔力の込め方が分からなかった。


『血でもなんでもいいので何かが体中に循環しているイメージをして下さい。

 それを体の中で動かそうとして集中させたり役割を考えたりして下さい。』


 言われるがままにすると俺の中にイメージ通りに動く感覚があった。

 おそらくこれが魔力だろう。

 それを目の中だけに集中させて『鑑定』と念じる。


 ーーーーーーーーーー

 薬草

 クラス:神話級

 備考:回復系ポーションなどで使われる基本素材。

 神話にしか出ないような魔力が篭った薬草。

 採集の仕方

 根まで取り、土をしっかりとる

 ーーーーーーーーーー


 俺はそこに書いてある採集の仕方を忠実に実行して見た。

 そしてもう一度『鑑定』してみた。


 ーーーーーーーーーー

 薬草(採集済み)(下処理済み)

 クラス:神話級+

 備考

 完璧なまでの採集のされ方をされた薬草。

 質を落とさず植え替えも出来るうえに材料としては極上。

 植え替え方

 一回穴を掘りしっかりと根を傷めないように入れる。

 そして、しっかりと根の部分を土で覆い最後に土に水を少しかけて少しだけ固める。

 ーーーーーーーーーー


 なんかすごいことが書かれている。

 次にひとつ実験をするしてみた。

 イメージを明確にして魔力を外に出してキーを発する。


「『イベントリ』!」


 その瞬間目の前にメニュー画面みたいなのが現れた。


 ーーーーーーーーーー

 アイテム

 |ー普通

 |ー時間停止(使用不可)

 |ークイック

 |ー装備

 ー解体・単純作成・修理

 ーーーーーーーーーー


 いわゆるアイテムボックスである。

 それにいろいろな機能を付けているのでかなり便利設定だ。

 けれど、熟練度0.00のせいか入るアイテム量は今の所それぞれ10種類の10個が限界みたいだ。

 そこに薬草を放り込んで次のスキルを作成する。

 魔力を目と頭に流し込みその後に鼻、耳と浸透させる。

 最後に周りを自分の魔力で浸透させた。


「『マッピング』!」


 そう呟くと共に目の前に半透明の画面に丸い何かが描かれたものが見えた。

 しかし、実際は違く頭に浮かんだという方が正しい。


 ーーーーーーーーーー

 マッピング

 機能説明

 サーチ:指定したものを表示する。範囲や精度は熟練度依存。

 生物感知:生物を点で表示する。分け方によって色を変えたり分類化したり出来る。分類の最大量や細かさは熟練度依存。(現在使用不可)

 マッピング:一度でもある範囲内に入った部分を記録する。範囲は熟練度依存。

 ーーーーーーーーーー


 ちなみに今現在に記録出来るサーチ出来る範囲は一メートル弱くらいだ。

 さらに精度に関しては今のところほぼ0%に近い状態である。

 てか、使えねー。

 まぁ、いい。

 とりあえずここはどこだ?


『該当無し』


 とりあえず、熟練度が10まで上がるまで1ごとに報告してくれ。

『鑑定』『イベントリ』『マッピング』の三つを反復して使い続ける。

今の段階だとかなり使えない能力ですよね。


2017.10.26 修正

少し、改行などを加えました。

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