破滅の時
今回は久々にとても短いです。
あれから二週間が経った。
ザザーンというと音が俺の耳に響く。
そう俺は今
「海だー‼︎」
海を見つけたのだ。
まぁ、かと言っても俺以外誰もいない訳だしボッチだし…。
それに…無粋な連中が多いしな。
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名前
種族:刃鮫 LV986532
レベル:1245698
HP:179864657/179864657
MP:8000/8000
筋力:測定不能
防:測定不能
速:測定不能
体力:測定不能
魔力:7000
魔法防:測定不能
体技:測定不能
器用さ:測定不能
運:69
スキル
『斬撃LV154』
『鮫肌』
『水流操作LV456』
『縮地LV369』
ユニークスキル
『血流毒LV145』
称号
『弱肉強食』
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久々に歯応えのありそうな奴がいた。
前回の教訓を生かしてきっちり鑑定してからにしたいが、そのまま挑もうと思い『相手』に狙いを定める。
剣の衝撃波を起こし『相手』に叩き込む。
しかし、海面に直撃した瞬間に衝撃が分散されて『相手』に切り傷しかつけられなかった。
しかし、そのせいか『相手』は憤慨して暴れ出す。
「げ、まじかよ。」
俺は驚いた。
そこには巨大な津波が出来ており、俺を飲み込もうとしていた。
更には下はもう既に海に飲み込まれており行動がしにくい。
この時初めて俺は『水流操作』の恐ろしさを知ったのだった。
しかし、『相手』の行動はそれだけじゃ終わらない。
その波に乗り、『相手』ごと突っ込んでくるのだ。
俺は駄目押しに衝撃波を起こして波の一部を弾く。
弾いて出来た穴に俺は『空踏』を使用して抜ける。
それにより俺は空に退散したのだ。
途中から予想していたが後ろに避けるのは得策ではなかった。
それは俺が逃げられる距離より長く、波が飲み込んだからだ。
「あれって普通に化け物だな。」
安堵の息を漏らした途端、俺の首を切り裂くように大きく横薙ぎの予測線が出る。
これはこのままでは俺が死ぬという危険感知だ。
俺は高さを低くした瞬間にそれは起きた。
シュパッン‼︎
横薙ぎに振るわれたのはダイヤモンドすら切り裂くと言われた水流の刃…。
ウォーターブレードである。
おそらくこれを起こすことが出来たのは『相手』の水流操作と斬撃のスキルのおかげだろう。
よく見るとヒレなども刃のような形状をしており、全身で『刃』を体現している。
忘れてた。
この場所では予想外の強さが当たり前だ。
蜘蛛の時もゴブリンの時もそうだ。
予想以上に戦いが緩着した。
それを忘れていた。
俺は再び剣を構える。
「真正面から全力で…。」
次は首に一線の予測線が引かれる。
認識した瞬間にくる。
水の槍が迫ってくる。
「『精神燃焼』50%」
ドパンッ‼︎
俺の衝撃波による斬撃が一本に伸びた水の槍を切り裂いて行く。
『相手』にその一撃はぶつかるが傷一つ負わせられなかった。
しかし、一瞬の隙が『相手』にはできる。
そこを狙い俺は空を蹴る。
俺は一瞬のうちに間を詰める。
しかし、仮にも鮫の端くれだ。
『相手』は俺を水の中に閉じ込める。
とんでもない速度で俺を切り裂く。
「_|[*(浅い)」
俺は振り向き『相手』に斬りつける。
『相手』の縮地と鮫肌更には刃と化したヒレは非常に危険である。
打ち合いを行なっても地力と手数で負ける。
しかし、そんな状況で敢えて俺は打ち合いを挑む。
カキンッ‼︎
と水中ながらも確かに響く。
息苦しさも次第に無くなり、動きにくさなども無くなって行く。
どうやら、水中呼吸と水中行動の類を手に入れたようだ。
そこからは俺は嘘のような快進撃が始まり、勝負が決まろうとした。
俺は蹴り上げ、『相手』を水中から出す。
そして、俺は『相手』を斬る…。
しかし、それは起きた。
斬る瞬間だった。
『相手』に何の色か形容しがたい一閃により絶命した。
その瞬間、俺に無数の予測線が引かれる。
それはどれも即死を示し、俺を殺そうとしていた。
体に一捻り加えて俺は跳ぶ。
体制を直して俺は相手のいると思われる方向を見つめる。
そこには圧倒的な『何か』がいた。
存在感が強く、そいつの上には黒い雲が立ち上り、周りには雷、嵐、炎、地殻変動などの天災が起きていた。
よく見ると雨も降っており、水没したところも少なくない。
そうあれは
ー強者だー
本能が訴える。
勝てない圧倒的な力があると。
『何か』はあれから攻撃してこないがおそらく、先程のは理不尽に放っただけのエネルギーなのでは?と思う。
実際それは合っており、決して俺を狙ったわけではない。
その証拠に『何か』の周りは抉れて消え失せている部分が大半だ。
知りたい、自分の知らない力を知りたい。
そう思ったのが間違いだった。
俺は癖で『鑑定』を発動してしまった。
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不可能
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表示されたのはその一単語だけだった。
それだけで俺は絶望した。
そして、それのせいで『何か』は俺を見た…。
俺から見たら『何か』の姿形が見えない。
しかし、『何か』はそうでもない。
俺の姿形どころか実力を見ることができると思う。
そして、『何か』と目が合ったと思った瞬間…。
それは起きる。
無数の予測線が走り、その全てが俺を貫いている。
数として一億はおそらく超えている。
俺は森に入り、逃げ出す。
しかし、それら全てがホーミングだった。
俺の元に向かい、例外を残さず殺す気なのだ。
俺は走り続ける。
時折、剣で弾いて少しずつ数を減らしていく。
この時ばかりは温存している場合じゃなかった。
俺は躊躇うことなく『精神燃焼』1000%を使用して動き続ける。
予測上では一ヶ月の使用不可に陥るがそんなこと気にしている場合じゃない。
色々な魔物も囮にするが、簡単に貫かれて、なかなか減ることがない。
何とか弾き、残り5本になった時にそれは起きる。
剣の限界だった。
俺は思いっきり弾かれ滝に落ちる。
下は川で生きられそうだ。
この五本の攻撃を凌げたらの話だか…。
まだ落ち切っておらず何とか空踏で耐えるが突然それは襲う。
理由は二つある。
限界である。
『精神燃焼』の限界が来て俺は一気に脱力する。
そして、もう一つ『血流毒』である。
これは血を流した所から入り込む毒であり、自分の体を蝕む。
俺は完璧に脱力した体になる。
そして、五本の攻撃に体を貫かれて俺は川に落ちた。
召喚されてから二月…。
俺は心臓を貫かれて死んだ…。
これで終わりじゃありませんからね!
ちゃんと次も優希がメインですから!
読んで頂きありがとうございます。
面白いと思って頂けたなら幸いです。




