第66話 『天使の輪っかと知らないキス』
「ひとつ、聞いても構わないか?」
「何かしら?」
「ボクが王位継承者と何故わかった?」
桃髪の姫君を屋敷に招いて、晩餐会。
メイドが張り切って給仕してくれた。
食事の最中に思いきって尋ねてみた。
何故かボクの正体を知っていた姫君。
その理由が、気になっていた。
すると、彼女は優雅にワインを一口。
姫君は成人をしていたらしい。
飲み終えた後、静かに口を開いた。
「そんなの簡単よ」
「えっ?」
「あなた、叔母上にそっくりだもの」
叔母上? 彼女の叔母上に似ている?
それはどういう意味だろうか。
以前母上に似ていると父上に評された。
それと、関連性があるのか?
「特に、そのウィッグと、カラコン」
「ボクの変装のことか?」
「ええ。その姿が、瓜二つなのよ」
変装したボクが彼女の叔母上と瓜二つ。
考えてみれば、彼女の髪は桃色。
ボクのウィッグも、薄桃色だ。
それに瞳の色もカラコンと同じ鳶色。
そう考えれば、おかしくもないか。
姫君の血縁者に似ているのは必然か。
だけど、どうにも引っかかる。
他人の空似のような雰囲気ではない。
姫君は何やら確信を持っている様子。
顎に手をやって、思案に耽るボク。
桃色髪の姫君はまたワインを一口。
そして、焦れたように、真実を告げた。
「あなたの母上が、私の叔母上なのよ」
しれっと、物凄い秘密を打ち明けた。
そのカミングアウトに驚愕するボク。
教育係と召使いは素知らぬふり。
どうやらこいつらは知っていたらしい。
「お前の叔母上が、ボクの母上?」
「ええ、そうよ。私達は、いとこよ」
な、なんだってーっ!?
ボクらはどうやらいとこだったらしい。
しかし、考えてみれば不思議ではない。
彼女の国はボクの国の同盟国である。
同盟関係を結んだ王族同士。
それなら、ありえないことはない。
けれどボクは、まったく知らなかった。
「い、いとこだったのか?」
「そう、ずっと昔に会ったことあるわ」
面識もあるらしい。
けれど、ボクの記憶にはない。
いや、それはひとまず置いておこう。
もっと重要なことを、ボクは尋ねる。
「お前の叔母上は、どんな人だった?」
まずは事の真相を明らかにする。
はい、そうですかと信じられない。
彼女の叔母上のことについて問う。
すると、姫君はしばし考えて口を開く。
「とても美しくてお優しい方だったわ」
「他にはどんな特徴がある?」
「髪は桃色、瞳の色は鳶色だったわね」
その特徴に、ボクは困惑する。
そんな筈はない。ボクの記憶と違う。
母上の髪と瞳は、そんな色ではない。
だから、きっぱりと否定しようとした。
やはり、何かの間違いであると。
それに先んじて、姫君が考察を述べた。
「叔母上は変装なさっていたのよ」
「へ、変装……?」
「ええ。自身の身を、守る為にね」
母上が変装をしていた?
自身の身を守る為に?
その考察に、ボクは反論が出来ない。
母上は確かに狙われていた。
それは間違いなく、事実だ。
それは記録として歴史に残っている。
あの悪夢の事件の、記録と共に。
ボクは覚えていない。知らない。
思い出したくもない、悪夢の事件。
きっと、青い顔をしていたのだろう。
桃色髪の姫君が、悲しそうな顔をした。
そして、気を取り直すように、微笑む。
「久しぶりにいとこに会えて嬉しいわ」
嬉しそうに、小さく微笑む姫君。
それを受けて、ボクは面喰らう。
いとこに会えて、嬉しい感覚。
それはボクにとって、初めてのものだ。
「そうか……本当にいとこ、なのか」
「ええ。ついでに、許嫁でもあるわ」
「は?」
ん? いいなずけ? 許嫁?
許嫁って、なんだ? 許された、嫁?
彼女は、ボクの、許嫁?
なんだそれは、どうしてそうなった。
そして衝撃を受けたのは……もちろん。
ボクだけでは、なかった。
「突然何を抜かすのですかっ!?」
教育係が憤然として問いただす。
顔が真っ赤で、怒り心頭なご様子。
桃色髪はそんな奴に冷静に説明した。
「ま、産まれた直後の話だけどね」
「ならば、そんなものは無効です」
「そうね。私も無効にする気だったわ」
淡々と事実を述べる桃色髪。
教育係は必死に無効にしようとする。
けれど桃色髪が気になる言い方をする。
無効にする気、だった?
それは一体、どういう意味だろう。
「引きこもりの婚約者なんて嫌だもの」
「ぐはっ!?」
引きこもりのレッテルを張られ、呻く。
自称するのと言われるのでは大違いだ。
なんだか、すごくダメ人間な気分。
そんなボクに、姫君は優しく微笑む。
「でも、あなたは外に出た」
「へっ?」
「だから、許嫁になってもいいわ」
唐突な許嫁になってあげる宣言。
そんな台詞、この世に存在するのか?
いろいろと間違っている気がする。
許嫁って、そういうものなのか?
それはさて置き、状況を打開しよう。
さっきから教育係がひっついて困る。
まるでボクが取られると思ってる様子。
だからボクは、召使いに話題を振る。
「召使い」
「んあ? なんだよ?」
「お前はそれでいいのか?」
彼は晩餐をガツガツ食べていた。
こちらの会話を気にする素振りはない。
そんな彼は、桃色髪の姫君の召使いだ。
しかも、姫君のことが好きらしい。
だから、反対してくれると、思いきや。
「いいんじゃねぇの? 別に」
「い、いいのか?」
「俺としては両手に花って感じだしな」
駄目だこいつは。ヘラヘラしてる。
ボクが姫君と結婚しても構わない様子。
何が両手に花だ。勘弁してくれ。
堪らず、教育係が駄々をこねた。
「殿下は絶対に渡しませんっ!」
「それは、この子が決めることよ」
「まずは私に話を通して下さいっ!」
「そんなの嫌よ。面倒くさい」
高飛車に教育係の主張を否定する姫君。
教育係はもうボクの首を絞める勢い。
このままでは無理心中を図られる。
ボクは、起死回生の一手を、口にした。
「桃色髪」
「なにかしら?」
「お前はボクのことが好きなのか?」
それは最近知った恋愛観。
義務とか使命などより、大切なこと。
ボクは今、好きな相手が、いる。
だから、許嫁は、困るのだ。
好きか、どうか。
それが一番重要だ。
桃色髪の姫君は逡巡する素振りもなく。
あっさりと、返答を口にした。
「今のところ、特別な好意はないわ」
その返答に、ほっと胸を撫で下ろす。
教育係は未だ警戒している様子。
ぐるるっと唸って、威嚇している。
威嚇しながら、ボクの胸元をいじいじ。
そんな奴を落ち着かせるべく言い放つ。
「なら、この話はなしだ」
「あらそう。でも、覚えておいて」
「なんだ?」
「きっと、私の力が必要になるわ」
意味深な発言を残した、桃色髪の姫君。
それで、話題は打ち切られた。
しかし、教育係は未だに不満げ。
ボクの髪に顔を埋めて、ふがふが。
恥ずかしいからやめて欲しい。
そんな奴を見かねて召使いが口を開く。
「そんなに気にすんなって」
「貴方に私の気持ちなどわかりません」
「わかるさ、わかるとも。だから飲め」
適当にあやしながら、酒を勧める彼。
教育係は渋々グラスを受け取った。
出来れば酒を飲ませるのは避けたい。
けれど、それで機嫌が良くなるのなら。
ボクに、止めることは、出来なかった。
しばらくして。
「れんかぁ! れんかぁ〜! かぷっ!」
「うひゃんっ! み、耳を齧るなっ!!」
教育係はすっかりべろんべろん。
くねくねとボクに手足を巻き付ける。
そして、たまに耳を齧る。
あれっ? さっきより悪化してない!?
そんな教育係を見て、召使いがにやり。
どうやら彼の術中に嵌まってしまった。
「相変わらず、酒がよえーな」
「ふーん。少しばかり、意外だわ」
ちなみに彼は控えめに飲んでいた。
桃色髪の姫君も、ちびちび飲んでいる。
どちらもお酒が強いらしく普通な様子。
そこでふと、気になった。
晩餐でお酒を嗜む2人。
彼らはバイクでここまで来た。
どうやって帰るつもりだろうか?
「召使い」
「どうした?」
「お前達はどうやって帰るんだ?」
ストレートに問いかける。
すると、彼はおもむろに荷物を指差す。
それは姫君に背負わせていたリュック。
それを指し示しながら、返答を寄越す。
「着替えは持ってきた」
「は?」
「今日はここに泊まるつもりだ」
ええっ!?
なに勝手なこと言ってんの!?
目を丸くするボクに、姫君が囁く。
「ニーソもいっぱい持ってきたわ」
「い、いっぱい……?」
「ええ。だから、泊めて下さらない?」
またもやニーソの誘惑がボクを襲う。
ちらっと、リュックサックを見やる。
荷物が詰まって、ぱんぱんのリュック。
あの中に、沢山ニーソが詰まっている。
駄目だっ! 絶対面倒なことになる!
そう思って教育係に助けを求める、が。
奴は、使い物に、ならなかった。
「れんかのにーそがみたいれふっ!」
キリッと敬礼する教育係。
ボクのニーソ姿が見たいらしい。
履くなんて一言も言ってないのに。
ボクはただニーソが欲しいだけなのに。
そんなボクらを見て、姫君が動いた。
「ほら、見て」
「ん?」
注目を集めた桃色髪の姫君。
すっと、椅子の上に片足を乗せる。
とても行儀の悪い格好だ。遺憾だ。
遺憾だけど、目を引く彼女の脚線美。
「こうして、コロコロするのよ」
コロコロと、ニーソを巻いていく。
膝上から、足首に向かって、コロコロ。
ニーソは輪っかとなって、足首に。
なにそれ。
ちょーかわいいっ!
まるで天使の輪っかみたい!
「こうすれば簡単に脱げるの」
すぽっと足からニーソを脱ぐ姫君。
露わになった、膝下が眩しい。
乳白色の彼女のすべすべの足。
しかも、片足だけ。
もう片足にはニーソを履いている。
つまり現在、姫君は片足ニーソ。
芸術的な、アシンメトリー。
これが堪らなく素晴らしい。
「いよっ! 待ってました!!」
「うるさいわよ、うつけ」
拍手喝采のうつけの頭をごつん。
そして姫君は立ち上がり、歩み寄る。
ボクの目前で腰に手を当て、仁王立ち。
鳶色の視線が、ボクを正面から射抜く。
目を離せないでいると、それは始まる。
桃色髪の姫君が、しゃがみ込む。
そして、片足のニーソを、コロコロ。
再び、立ち上がり、それを脱いだ。
姫君の両手には2つの天使の輪っか。
それをボクの眼前に掲げる。
「欲しい?」
「うんっ! ちょうだいっ!」
躊躇いは、一切なし。
迷わずボクは食いついた。
桃色髪の姫君は輪っかをひらひら。
手を伸ばしたい。でも、はしたない。
匂いを嗅ぎたい。けど、はしたない。
ボクは涙目で、下唇を噛み締める。
そんなボクを見て、彼女は頬を染める。
そして荒い吐息で、条件を出した。
「あなたが履くなら、あげるわ」
「えっ?」
意味がわからず、困惑。
履くって、ニーソを?
つい今しがた脱いだばかりのニーソを?
それは危険だ。
妊娠する可能性がある。
だって、とっても、えっちだもの。
ボクは慌てて教育係に問いかける。
「きょ、教育係っ!!」
「んにゃ? なんれすかぁ?」
「ニーソを履いたら妊娠するかっ!?」
「らいじょーぶれすっ!へいきれす!」
教育係曰く、平気とのこと。
ならば、取り乱す必要はない。
ボクは努めて冷静に要求を受け入れた。
「わかった。言う通りにしよう」
「あなたって、バカなの?」
「そ、そんなことないもんっ!」
バカって言われた。初めて言われた。
桃色髪の姫君は意地悪だ。
意地悪な彼女はにやにやしてる。
嗜虐的な笑みを浮かべて、手渡した。
「あっ」
「ふふっ。あったかいでしょ?」
ニーソのぬくもりに感動するボク。
そんなボクを彼女は嘲笑う。
堪らず恥ずかしくなって、口を噤む。
そんなボクを、彼女は急かした。
「ほら、さっさと履いてみなさいよ」
「うぅ……わ、わかった」
いそいそと、ニーソを履くボク。
コロコロと天使の輪っかを上に転がす。
すると、とても簡単に履けた。
ボクは今、王立学園のスカート姿。
フリフリのスカートに、ニーソ。
め、めちゃくちゃ、恥ずかしい。
モジモジするボク。
そんなボクを、観察する姫君。
彼女が何かを口にするよりも、早く。
「かわいいれすぅ!!」
教育係が飛びついてきた。
そのまま頰ずりをする奴。
そして、魔の手がスカートに伸びる。
「こらっ! どこ触って……んあっ!」
「れんかのぜったいりょういきぃ〜」
「さ、触り過ぎだっ!やめっ、ひぅ!」
「ちゅっちゅっ。おいちーれふぅ!」
絶対領域に、キスされた。
ああっ、ダメだよっ。そこはダメ。
ジンジンしちゃうからぁっ!?
必死にやめさせようとするボク。
そんなボクを教育係が抱えあげた。
「な、なにをするっ!」
「このまま、ねんねするれすぅ〜!」
そのまま、ベッドに運ばれた。
そして、教育係のキスの嵐。
耳やら、首筋やら、足やら。
全身を隈なく吸い尽くされた。
しばらく格闘。
力尽きた教育係が眠りについた。
安堵していると、声が掛けられた。
「いつもこんなことをしてるの?」
ベッドの脇に佇む、桃色髪の姫君。
彼女の装いはさっきと違っていた。
ゆったりとした、ネグリジェ姿。
つんと突き出た胸が、心底羨ましい。
それに面食らいつつも、返答する。
「こいつは、酒を飲むと駄目なんだ」
「そのようね。少し、そっちに寄せて」
「あ、ああ、これでいいか?」
教育係をベッドの端に寄せる。
すると、姫君がベッドに上がってきた。
襟元から豊満な谷間がちらりと覗く。
ふわっと彼女の香りが鼻腔をつく。
眠たくなるような、安心するような。
もう覚えていない、不思議な香り。
恐らく、母上の香りと、似ている。
「それじゃ、俺もお邪魔するぜ」
当然の顔で、召使いもベッドに。
姫君の隣に、寝転んだ。
ボクの右隣には教育係。
そして、左隣には、姫君が横になる。
ベッドの両端に召使いと教育係。
それに挟まれる形のボクと姫君。
どうやらこの並びで眠るらしい。
小さく、姫君があくびをした。
そして、召使いの袖をくいくいする。
「うつけ、寝る前の日課をお願い」
「はいよ、任せろ」
寝る前の日課?
なんだろうと思って、様子を伺う。
すると、召使いが彼女の肩を掴む。
そして、顔を近づけて……接触した。
「はむっ……ふむっ……んっ……ふっ」
それは、接吻。
姫君と召使いが、キスをしている。
ボクが寝ている、すぐ隣で。
しかも、唇とのキスだ。
ボクが断念した、本物のキス。
熱い、熱い、燃えるような、接吻。
互いの唇を啄ばんで、何度も何度も。
それを見ていると身体の奥が熱くなる。
思わず、スカートの端を握りしめる。
ジンジンして、目が離せない。
なんて長いキスだろう。
ボクは間抜けな顔でそれを見守る。
すると、何やら水音が響いてきた。
「あむっ……ふむっ……んっ……はっ」
キスをしながら、ぴちゃぴちゃ。
気になって目を凝らすと、し、舌が。
し、しし、舌が、出たり、入ったり。
なんでそんな、そんなの信じられない。
姫君達はボクが知らないキスをしてる。
「んっ……それじゃあ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
長いキスを交わして、2人が横になる。
くいっと唇を拭う仕草が扇情的だった。
ボクは慌てて背中を向けて知らんぷり。
その間際、姫君がにやりと笑った。
なんだか、揶揄われたようで、癪だ。
けど、もう一度、ちらりと覗き見る。
すると、姫君の背後から伸びる手が。
その手は後ろから彼女を抱きしめた。
そして、彼女の大きな胸を、もぞもぞ。
ある一点を摘み、引っ張っている。
こ、これかっ!?
これが召使いの言っていた豊胸術か!
あ、ああ、あんなに引っ張って。
い、痛くないのかな……?
けれど、姫君は平然と目を閉じたまま。
召使いの手の甲に自分の手を重ねる。
すると召使いの魔の手が大人しくなる。
後ろから抱かれたまま、眠りについた。
すぐに規則正しい寝息が聞こえてくる。
そんな光景を見せられたボク。
寝付ける筈もなく、悶々としていた。
先ほどのキスが目に焼き付いている。
小さな声で、教育係に囁く。
「……教育係」
「むにゃむにゃ……くぅ……くぅ……」
教育係は完全に寝ている。
だけど、ボクは気にせず独りごちる。
「メインヒロインは……すごいな」
姫君の口づけを垣間見て、そう思った。
あれこそが、メインヒロインかと。
ボクは完全に打ちのめされていた。
すると、教育係が寝言を口にした。
「めいんひろいんは……れんかれふぅ」
そんな縁起でもないことをほざかれた。
いや、ボクがメインヒロインって。
そんなの困る。ボクは主人公でいたい。
では、縁起の良いヒロインとは誰か。
眠くなるまで、思案に耽ることにする。
三つ編み眼鏡。
黒髪ロング。
銀髪メイド。
オレっ娘。
彼女達がニーソを履いたらどうだ?
……皆、素晴らしく似合いそうだ。
想像しただけで、鼻血が出そう。
姫君から沢山ニーソを貰った。
だから、今度おすそ分けをしよう。
ボクは固く誓った。
そしてもう1人のニーソ姿を想像する。
もし、教育係が……ニーソを履いたら?
はわわわわわわわっ!?
それは、やばい。
見ただけで妊娠しそうだ。
いや、想像すら、危険かも。
1人で顔を赤らめるボク。
両手を頬に当てて、悶絶。
ま、知ってたけどさ。
ボクのメインヒロインは決まっている。
だから、ボクは奴に向かって、囁いた。
「ボクのメインヒロインは、お前だよ」
「れんかはおくちがうまいれふぅ……」
的確な寝言で返答され、思わず苦笑い。
教育係の頭を優しく撫でる。
すると、ボクも眠たくなってきた。
微睡みの淵で、ボクは思う。
ボクの教育係は、ニーソが似合う、と。




