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プロローグ

 むらはまだうら若き彼氏募集中の小学6年生。

 じつを言うと実兄の男友達『春河はるかわれい』に一目惚れした異性を感じ始めたばかりのヴァージンだったのだ。


 兄の寿康としやすは、女子から敬遠されるキャラである。そもそも雰囲気すら似ていない兄妹だ。

 一見小柄ぽいが風貌がどこかしらそこらで歩いてそうな極一般的な男子。

 兄貴面しても頼りない風格で、オタク住人とよく勘違いされる。顔面の皮膚にはニキビを潰した跡らしきぼつぼつ感があり、女子が敬遠するのも理解出来うる様子の存在なのだ。

 玲夜と並ぶと凸凹コンビと思われておかしくないほど浮いたどうしようもない馬鹿な兄。『お兄さん』の器に当てはまらないのが玉に傷だった。


 とにかく、悠良は玲夜が実兄だったなら自慢の兄と紹介出来ただろうか……そんなことを考えながら、たまに村渡家まで遊びにくる玲夜を横目で見遣るいたいけな12歳の少女であった。

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