だから、裏切るなよ
次に、部活動。これに関しては今まで通りと言えば今まで通りだし、そうでは無いと言えばそうでは無い。
トレーニングを始めた当初は身体のキレも悪かったが、此処最近はそう言った事も無くなって来た。ある程度身体が慣れたのだろう。
少しずつ、少しずつではあるが成果も実感して来た。
目に見えてでは無い。本当に少しの程度だが、自分の中では確実に感じるものがあった。
例えばパス練習。短い距離でも長い距離でも、どれだけの強さで何処に当てればどの様に飛ぶのか、と言う感覚がある。
僕の場合それに特化していると言うか、以前からそれしか出来なかったので、人より少しだけこの感覚が優れている、と思う。
少なくとも止まっているボールなら、自分の届く範囲でミスキックはしない自信がある。軌道を曲げたり、動いているボールについては練習中であるが、これにしてもある程度は自分の思った所に飛んでくれる。
その感覚が教えてくれる。最近は日を増す毎に距離が伸び、強いボールを蹴る事が出来る様になっている。
遠くまで、強くボールが蹴れる利点と言えば、グラウンドをより広く使える事だ。
どちらかのサイドに選手が固まっているのなら、逆のサイドを使えばいい。しかしそこまでボールを蹴る事が出来なければ使えない。
ボールを繋げばいいのだが、それにしたって選手が固まっている中では難しい事もあるし、繋いだ分時間が掛かる。時間が掛かれば相手も守備を整える時間が出来てしまう。
それだけでは無く、強いボールが蹴れると言う事は、小さい脚の振りでもある程度強いボールが蹴れると言う事。
特にゴール前はコンマ数秒を争う戦場だ。ロクな助走も取れず、脚を振り上げる時間すら惜しい場面も多々ある。
つまり、強いボールが蹴れると言う事は、速さに繋がるのだ。
「富屋先輩。また聞いていいですか?」
「ああ」
練習の合間に話す主な内容は、前澤監督から貸して貰っているDVDについて。
タイトルを言い、内容を言うだけでそれがどんなプレーなのか伝わる事からも、富屋先輩は相当見直していると分かる。僕と注目する所が一緒なだけかもしれないが。
だから僕は、少しでも時間が空けばその内容について話していた。
質問ばかりでは無い。お互いにやるべき事を確認して、練習で試す事もよくあった。
それが上手く行かなければ富屋先輩は僕を弄り、上手く行けば何もして来ないのでまた違うプレーについて聞きに行く。
当初では考えられない程話し合う僕らを見て他の部員、特に先輩方はそれこそ珍動物を見たかの様に驚いていたが、それも最近になってようやく日常風景として扱われる様になった。
数ある中から適切なプレーを選ぶ速さ。動きを速くし、思考を速くして初めてプレーが速くなる。
そしてその速さが、ゴールと言う結果に繋がる。それを富屋先輩も分かってくれているから、求める質も高い。
その質に、僕はまだ付いていけていない。それは僕だけじゃない、此処に居る部員達のほぼ全てに当て嵌る事だ。
入部一週間後、全員が揃った所で本格的な練習が始まった。
それまでは基礎的な練習が殆どで、あっても二対二やミニゲームと言ったものばかり。
だがそれからはセットプレーやフォーメーション練習等、より実践的な内容が増えて来た。それと同時に、改めて中間の、前澤監督の目指すサッカーと言うものが見えてくる。
守備を堅めてのカウンターサッカー。中間の戦術を一言で現すならそうなってくる。
ただ単に後ろに引くばかりではなく、時には前線の選手であっても献身的な守備を行い、ボールを奪ったら最短距離でゴールを目指す。そんなショートカウンターも使い分ける。
練習内容の中には相手のセットプレーを奪ってからカウンターを行うものまであり、実際の試合でもその場面を見る事は多い。
その中である意味異端で、ある意味中心を担っているのが富屋先輩。守備は殆ど行わない代わりに、味方がボールを奪ったら動き出す。その後は持ち前の体格と技術でゴールに迫る。勿論カウンターにも絡み、少ない手数でゴール前まで運ぶ術もある。
速攻と遅攻の使い分けを託された存在。それが富屋先輩であり、その彼を中心とするのが現時点での中間のサッカーだ。
しかしここ一ヶ月、公式戦であるプリンスリーグで、中間はまだ一勝もしていない。それ所か勝ち点さえ取っていない。要するに、全敗と言う事だ。
一段階以上違うレベルにあるプリンスリーグのチームにおいて、中間はまだそのレベルに至っていない。
相手の技術が高いと、どうしても守備の時間が長くなる。後ろに多くの人員を配置したいが為に、思う様に前線の守備が行えない。
最後列からのカウンターを仕掛けるにしても、相手は余力を残して攻めている為、後ろの人員は多い。パスコースは封じられ、ロングボールを蹴ってもこぼれ球が拾えない。
頼みの綱の富屋先輩までが繋がらず、よしんば繋いだとしてもその後が続かない。先輩のイメージが周りに共有されていないからだ。
其処にあるのは、ただ引いて奪ったらボールを蹴り出して事故的な得点を狙うだけの、前澤監督が望んでいる光景とは程遠いもの。それが前線にもう一人、ロングボールに強い選手がいれば別なんだろうが、生憎今の二、三年の先輩方にはいない。
見ている分にはもどかしい。しかし、自分だったらと言う気持ちも無い。今の自分が出ても同じだろうとも思う。
富屋先輩が、前澤監督が求める質に現段階で付いていける者。
その人材は、いない訳では無い。
「次」
「はい」
前澤監督に呼ばれ、富屋先輩と僕を含めた八人が前に出る。
四対四プラスゴールキーパー一人の実戦練習。ディフェンス側は引かれた線の外に出すか、ゴールキーパーがボールを掴めば勝ち。
オフェンス側は当然ゴールを決めれば勝ちだ。
そのオフェンス側である僕らはまず富屋先輩を後方に位置させ、左に僕、右にもう一方のペアの一人である三年の岡野毅先輩、そして中央に、鏑木。
鏑木籐一郎。彼が中間に来てからは、練習内容にも変化が出て来た。高さを使ったセットプレーの練習が増えたのだ。
これまでの中間は、レギュラーの中で身長が180cmを越える者がゴールキーパーを除くとセンターバックの一人と富屋先輩だけ。キッカーは基本富屋先輩なので、実質一人しかいない。
なので攻撃の際は流れの中の動き出しによる崩しを中心としていて、セットプレーの練習は殆ど行って来なかった。
それが鏑木の入部により前線に高さが加えられる事になり、それを利用する為の練習が取られる様になった。
鏑木は攻撃の際、相手の最終ラインから殆ど動かない。前線の真ん中にどっしりと構え、富屋先輩と同じ様にボールが来るのを待つ。
ただ彼には高さがある。富屋先輩もそれなりに高いが、190cmに届こうかと言う程の鏑木には及ばない。
その高さを使ってのポストプレーは強力で、当たりも強く安心してボールを供給出来る。出し手側からすればこれ程有り難い存在は無い。
彼はそれだけでは無く、足元の技術やシュート力に関しても随一。この辺の技術は流石元クラブの最高傑作と呼ばれた所以だろう。
今回も鏑木が中央で腰を据え、僕と岡野先輩が時にボールを受けつつポジションチェンジを繰り返す。
鏑木も全く動かない訳では無く、僕らの意図を汲んで多少動いてくれる。お互いが向かい合う様に走り重なる事で、ディフェンス側のマークの受け渡し難さを利用して、そのまま位置を入れ替えると見せかけて逆に動く。
そうするとこちらの思惑通り、ディフェンス側はマークを一瞬見失う。その瞬間を、富屋先輩が見逃す筈は無い。
「……!」
呼ぶまでも無く、足元へ収まるボール。富屋先輩は富屋先輩で、僕らの動きを察知して自らに付いていたディフェンダーを振り切っていた。
僕はサイドからゴール前へ進み、遅れて後ろから来たディフェンダーを前に急停止。中央、ペナルティーエリアの外に居る富屋先輩にもう一度預け、ダイレクトで逆サイドへシュート。ネットを揺らした。
ゴール。結果だけ見れば富屋先輩のミドルレンジ気味のシュートが決まった訳だが、此処で重要な役割をしたのが鏑木。
僕がゴール前へ進んだ時に当然鏑木も詰めていたが、その時に僕の顔を見て、瞬時にその後のプレーを判断。すると彼はゴールキーパーと富屋先輩の間に立ち、ブラインドの役目を果たした。
ゴールキーパーがボールを見失った瞬間は一瞬。しかしその一瞬がシュートの瞬間であり、ボールの行方を決定する瞬間を見れなかった事は致命的で、気が付いた頃にはネットを揺らしていた事だろう。
「次」
前澤監督の言葉を聞くまでも無くその場を離れる。
すると、鏑木が此方へ寄って来た。
「良かったぞ」
「よく言うよ。こっちが助けられた位なのに」
実際にシュートコースは空いていたが、だからと言って富屋先輩が安易にシュートの選択肢を選んだ訳では無い。
富屋先輩もまた、鏑木の位置を確認した上で最善の選択肢と判断したから打ったのだ。
僕としても、当初はそれで終わるとは思っていなかった。鏑木が今回の殊勲者である事は明白だ。
「富屋先輩の事は分かってて此処に来たが、お前も良くやってるよ」
「付いて行くのだけで精一杯だけどね」
恵まれた体格に確かな技術。僕の様に長く接している訳でも無いのに、ひょっとしたら僕よりも富屋先輩の事を理解している。
正確には富屋先輩では無く、サッカーを理解しているんだろうけど。
彼は正に、今の中間に必要な人材だ。彼と富屋先輩が居れば、単純なカウンターだけでも精度が段違いになるだろう。
意図通りに、意図以上に動く鏑木は凄い。それこそ僕はまだ無能では無い程度の駒でしか無い。鏑木は有能な駒、いやそれ以上に自分で考えて行動出来るもう一人の主とも言えるだろう。
「まあ、お前の事は未だ良く分からんが」
「僕だって分からない」
前澤監督が僕を選んだ理由。富屋先輩と組ませ、トレーニングの果てに何があるのか。僕に、どうあれと言うのか。
僕は富屋先輩や鏑木の様に、自分のプレースタイルと言うものを持っていない。中学時代のあれは消去法であって、実際今の僕はそれなりに動く方だし、ドリブルやシュート等のチャレンジだって行う。
今はまだ試行錯誤の段階なのだ。模索し、身体が出来上がった時に初めて、自分のスタイルが出来上がるんだと思う。
その時の姿を、前澤監督は視えている。僕にはまだ視えない。だから分からない。
「……まあいい。俺も前澤監督に付いて来たクチだ。何か考えがあるんだろうしな」
「そうだね。あの監督の方針に期待しといてよ」
「言われずとも。だから、裏切るなよ」
裏切る。
期待を。
恩恵を。
未来を。
そんな事、する訳が無い。した事も無い。しようとも思わない。
そんな事鏑木よりも、この僕が裏切りたく無いと思っているのだから。
それに。
「……」
去って行く鏑木と入れ違いで来て、無言で僕の頭に手を置く富屋先輩。
大丈夫、心配するな。そんな気持ちが伝わって来る。
この先輩の下に居て、大成しない筈が無い。しなくてはいけない。
自分を信じれない僕でも、それだけは確かに言える事だった。
何て事を思い返していると、気が付けば中腹過ぎ。大体5kmを過ぎた位だろうか。
疲れていない訳では無い。むしろこの上無く疲れている。しかしこの疲れにももう慣れたもので、今ではこうして思考を巡らせる程度の余裕を持てるぐらいにはなっている。
もっとも、本格的に息が切れてくるのは此処からなのだが。
前澤監督がこのトレーニングに関して、僕に付けた注文は一つ。
それは、走りながら何かを考える事。
疲れてくると、思考が鈍くなってくる。集中力が切れると言うのは、ただ単に時間が過ぎているからだけでは無く、疲れからくる要因の方が大きい。
いくら体力を付けても、疲労は必ずやってくる。その日の体調等、予期せぬ形でくる事もある。
体力が無くなって、考える気力も無くなればただの棒。しかし頭だけは働いていれば、最低限の動きで出来る仕事もある。前澤監督が言いたいのはそう言う事だろう。
学校生活の事。サッカーの事。人の事。
取り留めもない事を、とにかく考え続けている。
そう、人の事。
鏑木の事は、最近よく考える。
彼は僕が言うのもなんだが、相当なサッカー馬鹿だ。
鞄の中はサッカー雑誌だらけ、練習中は真剣そのもの、居残り練習も欠かさずやっている。何をしに学校へ来ているのかと問われれば、即座にサッカーをやりにと答えるだろう。
そんな彼の性格は、少々厭らしい。厭味ったらしいと言ってもいい。
「基礎練習って、その人の事が良く分かりますよね。先輩、最近練習してるボレーシュートよりもまずやる事があるんじゃないですか?」
「ピンポイントでクロスを上げろとは言いません。多少なら俺が何とかします。だから、せめてニアとファーぐらいは蹴り分けて下さい」
「漫画みたいにシュートをキーパーがキャッチする事何て殆ど無いって言うのは分かるよな? 枠にさえ蹴ればキーパーが弾いた所を押し込めるかもしれないんだよ。弾きたくなる程度の位置でいいからさ」
事ある毎に、時には遠回しに、時には直接文句を言う。何でこんな事が出来ないんだ、やらないんだと言う不満。同級生上級生関係無く、思った事を口にする。
理想が高い。それはそうだ、クラブユースを蹴って此処まで来る位なのだから、さぞかし期待していたのだろう。
彼が文句を言わない者は、富屋先輩ぐらいのものだ。
富屋先輩は富屋先輩で同じ様な所があるから、もしかしたらこの二人は気が合うのかもしれない。プレーの波長も合っているみたいだし。
鏑木もそれが分かっているのか、これまた遠回しに”いつでも変わってやる”と言う様な事を言ってくる。
ただこれに関しては、前澤監督の意向が元なので強くは言って来ない。
彼もまた、前澤監督にスカウトされて来た者なのだから。
誰も彼に聞かないし、勿論前澤監督にも聞いた者はいないが、その事は一目瞭然だ。
どんな言葉が交わされたのかは分からない。しかし彼も僕と同様、何か心を揺さぶる事があったのだろう。その事に関しては前澤監督の右に出る者はいない。
僕は特殊な例なので省くとして、前澤監督がスカウトする選手の特徴に『壁に当たった者』と言うものがある。
前澤監督のお陰で成長出来た、思いもよらない特性を見出されたと言う様な声が上がっているが、それはすなわち”壁に当たった者だった”と言って差支えは無い。
お陰と言うからには、前澤監督無しでは成長出来なかったと感じている事。特性を見出されたと言う事に関しても同じで、そのままではいけないと思っていた事だろう。
鏑木がどんな壁に当たったのかは分からない。僕らにとっては雲の上の人物と言ってもいい彼の悩みは、彼と同じ次元に立つ者にしか分からない。
ふとした時に、彼の数少ない理解者になりうる存在である富屋先輩に聞いたら「知らん」と答えられた。そう簡単に表に出ない様な事なんだろうか。
岡野先輩に聞いても、必要最低限喋るだけで相談を受ける事は無いらしい。
だから。
僕は、彼の事をもっと知りたい。
実際、言う程彼を嫌っている者はいない。厭味ではあるが、それはサッカーへの純粋過ぎる気持ちから来るものなので、分かれば可愛らしくもある。
実力があって言っている事でもあるし、厭味ではあっても内容が伴っている。噛み砕けば僕らの為に言ってくれている様に聞こえなくも無い。
言い方が何であれ、彼の言う事を聞けば自分達のレベルが上がる。レベルが上がれば厭味を言われる事も無くなる。だから頑張ろう、と言う所までこの一ヶ月間で来れた。
初めは勿論反発する声もあったけれど、海野キャプテンが鏑木が早く馴染める様に進んで働きかけていた事が大きかったのだろう。お節介だったかもしれないけれど、僕も主に一年のフォローに回らせて貰った。
其処には勿論、戦力的な意味合いで彼が浮く事がマイナスにしかならない、と思った事もあるが、何より彼を理解出来れば、自分達のレベルも上がる。彼と触れる事で分かってくる事もある筈だし、事実彼の言い方を気にせず内容を聞けば成程と思う事ばかり。
それに現時点で擬似的なライバル関係が出来ている事もある。彼が狙っているのは富屋先輩の横であり、僕に眼中は無いのかもしれないけれど。
彼は僕を蹴落とす為に、様々な事を望んでくるだろう。しかし、根っからのサッカー馬鹿である彼は卑怯な事はやって来ない。
今まで通り、高い要求に僕が応えられるかどうか。富屋先輩の横に立つ事を許すかどうかを問うてくるだろう。
それこそ、望む所だ。
富屋先輩からだけで無く、鏑木からも試される。光栄な事だ、そうする事で益々僕は上手くなれる。
また一つ、目標が出来た。
鏑木籐一郎。彼に追い付く事。そして彼と共に、壁を乗り越える事。
今はまだ足りない。彼が見ている所に僕はいない、けれど。
いつか、真にそう呼ばれる様に。
ライバルと、呼ばれる様に。
お互い切磋琢磨していけたらいいと、そう思った。
こうして何とか自宅の前へ付き、大きく息を吐いて歩みを遅くする。……そう言えば以前一回だけ、瀬能さんに労って貰った事があったっけ。
別に労いの言葉が欲しくて頑張ってる訳じゃないけど、心身共に疲れきった時の優しい言葉はとても気持ちが良い。たまにはお願いしようかな。
自宅のドアを開き、玄関に置いてある鞄の中からサッカーボールを取り出す。
「ただいま。行ってくるよ」
「気を付けなさいね。お風呂、何時でも入れるから」
母に何時もの様に告げてまた外へ。
最近では日課の最後に、近くにある普通の公園より少し大きめで、サッカーゴールが一つだけある場所での練習も追加した。
疲れの中でどれだけボールをコントロール出来るのか。特にドリブルにはまだ不安がある。
中間の練習でも基礎的な技術はこれでもかと言う程叩き込まれているし、フットサルでの修練の甲斐あって一年前に比べれば格段に上手くなってはいると思う。
だからと言って、感覚的にはまだまだ物足りないものがある。富屋先輩のドリブルは見てて惚れ惚れする。どんな速度でもボールが殆ど足から離れない。そして、常に顔を上げている。
前澤監督の言っているのは其処だろう。タイプは違えど、学ぶ事がある。富屋先輩のボールタッチは理想だ。
それを良くするには、タッチと言う様にボールに触れた際の感覚を磨くしかない。どんな強さでボールに触れればいいのか。それはボールを触った回数が多ければ多い程分かってくる。
右は右、左は左では無く、両方同じ様に。若いうちは逆足を練習するより利き足の技術を伸ばせ、と言う指導者も居るが、僕は元々両足の感覚が同じ。公園で一人で遊んでいた時の副産物だ。
元々使えるなら、そのまま両足を使える様にした方がいい。富屋先輩なんかは利き足である右で大体の事を済ませてしまうが、やはり両足使える方が何かと便利なのは事実。
極限まで疲れる前に、また自宅へ戻る。次の日にまで疲れを残す訳には行かない。こう言う事は毎日やってこそ。下手に疲れを残して今日はやめ、では意味が無い。
あとはお風呂に入って、ストレッチして、ご飯食べて、DVDを見て寝るだけ。疲れを残さない様に、全てにおいて手を抜く事は出来無い。
布団に入って目を瞑れば、直ぐに睡魔が来る。
明日は。
明日になれば、昨日より良くなっていますように。