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  作者: 美玲
9/16

この手の中にあるものは*地球最後の日

*この手の中にあるものは*



自分の持っていないものは

ひどく輝いていて

自分の持っているものは

色褪せて見えた




光の中に身を委ね

その手に掴んだら

-あまりにも、光は弱くて-


あっけない程に崩れ去った

理想像


-光を失った暗闇の中-




僕等は気付くんだ


失ったものの偉大さと

得たものの滑稽さに

-もう、戻らない-



本当に大切なものは

既にこの手の中にあったのに








*地球最後の日*



闇に映える星を見て

君は何を願うだろう


闇に映える月を見て

わたしは何を願ったんだろう






長い長い時間が僕達の間には在って


それは漠然と

永遠に続く気がしてた




『永遠なんてない 』


わかってたのに

認めることが怖かった




このわずかな隙間に

幼なじみとゆう壁を感じて




僕達は最後まで現実から目を背けるのだろうか



ー屋根の古ぼけた木材が軋むー





最後のカウントダウンが始まった




3、



2、







何故僕等は今頃現実を見てしまったんだろう


何故僕等はもっと早く現実を見なかったのだろう





引き寄せられた、腕が

抱かれた、肩が

涙が、頬を



唇が、熱を帯びて




わたしの全てで

あなたの全てを感じながら



『大好きよ、ばいばい』



世界の壊れる音響を聴きました



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