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  作者: 美玲
7/16

嘘つき。*月と太陽

*嘘つき。*



夜空に咲く花の様に

美人薄命と言う様に


綺麗なもの程命は短い

世間論。


だから俺らは長生きするよな。

笑いながら言ったくせに




儚いよ

哀しよ

痛いよ




嘘つき。




嘘つき。

嘘つき。

嘘つき。








*月と太陽*




どんなに願っても届くことはない

どんなに願ってもあなたに触れることは出来ない



わたしを見つけてくれることも叶わない





どんなに願っても

愛してもらうことも


苦しくて、苦しくて。

忘れることも

(だってあなたは大き過ぎるから)




ゆらゆらと

わたしは同じ所をさまよい続け


ゆらゆらと

夢を見続ける

(だってわたしは闇だから)



あなたに照らされて

わたしはその存在を写し


あなたが居て

初めてわたしが存在できた



(街が全て色付く前に)



夢見心地のまま

あなたを愛した街とさよならした







あなたはわたしの

太陽でした


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