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現場のベテラン・盆ちゃん、異世界へ。〜過保護な神様が魔改造した孤島で、のんびりJIS規格外なスローライフを始めます〜  作者: 盆ちゃん


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第47章:邪神の粉塵散布と、近隣住民への工事挨拶(手土産付き)

第46章で教皇庁を「消防法違反」で営業停止(?)に追い込み、聖騎士団を「銀翼設営隊」へとジョブチェンジさせた盆ちゃん。王都の近代化は止まりませんが、そんな「安全すぎる世界」を不快に思う存在が動き出します。(AI談

第47章:邪神の粉塵散布と、近隣住民への工事挨拶(手土産付き)

「ククク……人間どもめ。秩序と安全に溺れ、恐怖を忘れたか。我は古の闇、万物を侵食する『灰塵の邪神』……。今こそこの地に、逃れられぬ絶望の霧を撒き散らしてくれようぞ!」

王都の地下深く、忘れ去られた封印の間に、どろりとした黒い影が沸き上がった。

かつて世界を滅ぼしかけた邪神が、ついに復活の時を迎えたのだ。大聖堂の地下から、真っ黒なすすのような「死の粉塵」が、猛烈な勢いで地上へと噴出し始めた。

ゴオォォォォ……ッ!!

王都の空が、一瞬で不気味な暗雲に包まれる。

「ひ、ひえぇ! 茂さん、空から真っ黒なナニカが降ってきてますぅ! これ、吸い込んだら魂の彩度が下がる『超有害物質』ですよぉ!」

レルちゃんがピンクのヘルメットを抑えながら、空を見上げて叫ぶ。

だが、盆ちゃんは慌てなかった。

彼は落ち着いてポケットから「粉塵計」を取り出し、空中に掲げた。

「……PM2.5どころの騒ぎじゃないな。これは……完全に『特定化学物質』の漏洩レベルだ。おい、レルちゃん。周辺住民にすぐ告知しろ。**『現在、地下より大規模な粉塵飛散が発生中。直ちに窓を閉め、外出を控えてください』**ってな」

「了解ですっ! 神格放送、最大ボリュームで流します!」

盆ちゃんは、黒い霧が噴き出している大聖堂の裏庭へと向かった。そこには、地面の亀裂から勝ち誇ったように笑う、黒い霧の塊――邪神がいた。

「ハハハ! 恐怖せよ、人間! この灰を吸う者は、全て我が奴隷となり――」

「おい、施主せしゅか? それとも解体業者か?」

盆ちゃんが、霧のど真ん中にズカズカと踏み込む。

「なっ……我が霧の中に平然と入ってくるとは……!? 貴様、正気か!?」

「正気なのはこっちだ! いいか、この現場(裏庭)はさっき俺たちが舗装し直したばっかりなんだぞ。そこにこんな泥だらけの煤を撒き散らして……近隣住民からの『粉塵被害』のクレームが来たらどうするつもりだ! **養生ようじょう**の基本も知らんのか!」

「ヨ、ヨウジョウ……? 我は神だぞ! 破壊と混沌をもたらす――」

「神だろうが魔王だろうが、現場周辺への配慮を怠る奴は『素人』だ! レルちゃん、例のブツを!」

「はいっ! **『神域・防塵養生シート(自動吸着機能付き)』と、『工事挨拶用・特製タオルセット』**ですぅ!」

盆ちゃんは、邪神が噴き出す黒い霧を、神々しく光る巨大なブルーシートで力任せに包み込み、ガムテープ(因果固定用)でグルグル巻きにした。

「ムグッ!? ちょ、待て、霧が外に出られん……! 圧が、圧が上がって苦しい……ッ!」

「当たり前だ、飛散防止措置だよ。あと、これを持っていけ」

盆ちゃんは、苦し紛れに形を保っている邪神の「腕」のような部分に、熨斗のしのついた箱を押し付けた。

「……なんだこれは。『粗品・盆山工務店』?」

「近所の家々に配る挨拶の品だ。中身は『レルちゃん特製・除菌洗剤』と『今治産神域タオル』。お前が撒き散らした煤を掃除してもらうための誠意だよ。さあ、一緒に一軒ずつ回るぞ」

「我に……近所付き合いをしろと言うのか……!? 邪神であるこの我に……!」

「現場に入ったら、周囲の理解を得るのが第一歩だ。ほら、行くぞ。腰が引けてるぞ!」

その後、王都の住民たちは不思議な光景を目にすることになった。

ガミガミと説教する作業着の男と、その横で「すみません、うちの不手際で煤を飛ばしまして……」と、真っ黒なモヤモヤした何かが泣きながらタオルを配って歩く姿を。

「……茂さん、邪神さん、すっかり『低姿勢な下請けさん』みたいになっちゃいましたねぇ」

「ああ。挨拶回りを終えたら、あいつには地下の『通気ダクトの清掃』を徹底的にやってもらう。自業自得だ」

こうして、復活したばかりの邪神は、人類を滅ぼす前に「ご近所トラブル」を解消する重要性を叩き込まれたのであった。

第48章:予告

一旦ここまでの設備やスキル、主要人物をまとめた閑話を作成します┏○ペコッ(人間談www

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