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現場のベテラン・盆ちゃん、異世界へ。〜過保護な神様が魔改造した孤島で、のんびりJIS規格外なスローライフを始めます〜  作者: 盆ちゃん


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第10章:進水式! 〜ただの釣り船が「神域の戦艦」になった件〜

盆ちゃんの「現場監督」としての腕が鳴る、第5巻〜6巻のハイライト「巨大造船編」を執筆します。

盆ちゃんにとっては「移動式の快適な作業現場」ですが、神様の過剰な心配により、それはもはや一つの国家に匹敵する武力と居住性を持つ「浮かぶ要塞」へと変貌します。

第10章:進水式! 〜ただの釣り船が「神域の戦艦」になった件〜

1. 現場監督、大型案件を受注する

「さて、お前さんたちも随分動けるようになったし、そろそろ故郷(王都)へ帰る準備をしようか。俺もここの資材だけじゃ物足りなくなってきたし、視察がてら一緒に行ってやるよ」

盆ちゃんがタオルで汗を拭きながら告げると、弟子たちは歓喜した。しかし、同時に一つの疑問が浮かぶ。ここは大陸から遠く離れた孤島だ。

「し、師匠! ですが、ここから王都のあるアステリア大陸までは、並の船では数ヶ月、しかも海龍たちの縄張りを抜けねばなりません……!」

「ああ、分かってる。だから、**『ちょっとした移動手段』**を今から作る。工期は三日だ。ポチ、タマ、資材搬入だ!」

盆ちゃんは、地下倉庫(旧ダンジョン)の広大なドックに、これまでの探索で集めた「最高級のガラクタ(オリハルコンや古代樹)」を並べた。

2. 「安全第一」の造船工程

盆ちゃんの設計思想はシンプルだ。

「夜道……じゃなくて、夜の海は暗いから照明は明るく。揺れると酔うから安定性重視。あとは、退屈しないように娯楽室と大浴場だな」

盆ちゃんは『次元等価交易』で、日本の**「最新鋭の大型クルーザー」と「戦艦の設計図」**をポチり、それをベースに『真理融合』を開始した。

* 外殻ハル: 盆ちゃんは「錆びにくいステンレス」のつもりで、ミスリルとオリハルコンを練り合わせた特殊合金を採用。

* 動力: 以前作った「恒久魔力発電機」を四基連結。盆ちゃん曰く「予備がないと現場じゃ不安だからな」。

* 自衛用設備: 盆ちゃんは「カモメやカラス避け」のつもりで、自動追尾式の**『魔導レーザー砲(神罰仕様)』**を各所に配備した。

3. 完成! 盆山丸ぼんざんまる・改

三日後。ドックに現れたのは、優美な白亜の船体を持つ、全長300メートルを超える**「魔導豪華重装クルーザー」**だった。

「……師匠、これ、船というより……動く島ですよね?」

「ん? まあ、大は小を兼ねるって言うだろ。内装は『アパホテル』を参考にしたから快適だぞ」

船内には、ボタン一つで温度が変わる自動洗浄トイレ(神罰仕様)、どんな魔物の肉も美味しく焼ける厨房、さらには**「ゴーレムの乗組員クルー」**が100体配備され、盆ちゃんが寝ていても全自動で目的地まで運んでくれる仕様だ。

4. 神様の視点ザッピング

> 【天界のモニタリングルームにて】

> 「し、茂ぉぉぉ! 君は一体何を王都へ持ち込むつもりだ!? その船、主砲を一発撃てば大陸の形が変わるし、バリアを張れば魔王の軍勢が100年攻撃しても無傷だぞ!!」

> レル・アストラは、画面の中で「よし、進水式にシャンパン(ネット通販の安物)を割るか」と笑う盆ちゃんを見て、顔を覆った。

> 「だが、海には恐ろしい深海魚や、空腹の海神がいるかもしれない! 茂の船がちょっとでも揺れて、彼のコーラがこぼれたら大変だ!

> よし、あの船に**『次元跳躍ワープ』と『空中飛行』**の機能を隠しコマンドで追加しておこう。あと、船自体に意志を持たせて、茂を『唯一無二の主』として絶対守護するようにプログラム変更だ!」

> ――盆ちゃんのログ:『船舶ランクが【神域方舟:レガリア・ボンザン】に更新されました。AI:オカン・システムが起動しました』

> 盆ちゃん:「ん? なんか操縦席から『茂さん、シートベルトを締めてくださいね』って声が聞こえるな。最近のAIは親切だなぁ」

>

5. いざ、王都アステリアへ

「よし、全員乗ったな? 忘れ物はないか? 指差し確認、よし! 出航!」

盆山丸レガリア・ボンザン』が、静かに、しかし凄まじい速度で水面を滑り出した。

崖の上から見ていた島の魔物たちが、一斉に咆哮を上げて盆ちゃんを見送る。彼らにとって、それは「破壊神の旅立ち」であり、異世界の平穏が(盆ちゃんの無自覚な行動によって)終わる合図でもあった。

弟子たちは、豪華なラウンジで「自動マッサージチェア(神力マッサージ)」に揉まれながら、白目を剥いて震えていた。

「……俺たち、本当に人間界に戻れるのかな……」

「戻れるだろうけど……たぶん、戻った瞬間に、俺たちの知ってる世界が終わる気がするわ……」

盆ちゃんは、デッキで潮風を浴びながら、「あ、王都に着いたらまずはホームセンター(の代わり)を探さないとな」と、相変わらずの現場思考で次の工程を考えていた。

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