表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨降る心の滞り  作者: Ry77


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

26/26

25 金曜日とその応答

おさらい。恋人繋ぎをした理由を聴こうとした。

「ね、綾香知ってる?」

「確かに見てないかも...詩織ちゃんは?」

「どうせまたアレだわ...」

「てかさ...たつーもいなかったよね?アレかな?」

「え?本当?」

「綾香に連れてかれたんでしょ...」


一方、教室では綾香と俺の行方を探るような話が繰り広げられていた。




「それは...」


綾香の視線が泳いだのを、俺は見逃さなかった。綾香は何かを言いかけて、飲み込んだ。


「やっぱ何でもない...!トイレ行ってくる...!」

「...え?」


綾香はそう言って手を離し、顔をしかめて慌ててトイレに駆け込んだ。俺は唖然として綾香を引き止めようと手を伸ばしたが、空を切った。


(勘違いか...やっぱ駄目だな俺...)


頭を抱えて、罪悪感に浸った。思えば綾香は、小学生の頃も遊んでいる合間に腹痛でトイレ行ってた気がする。それと同時に疑問が浮かんだ。




「やっぱまだ言えない...」




「綾香、大丈夫か...?」


トイレに籠り、帰ってこない綾香に俺は数分してからベンチを立ち、トイレに向かった。そして、外から声を掛けた。


「綾―」


言いかけたところで、トイレから綾香が姿を現した。


「ごめん...ちょっとお腹痛かった」

「お...おう...」


綾香は少し微笑み、お腹をさすってアピールをした。俺はさっきの事については、聞かないようにした。


「もしかして腹痛気味...か?」

「え...うん、そうだけど...」

「え、今日サボった理由って...」


綾香は少し唇を結んだ後、さすっていたお腹から手を離した。


「...私、腹痛が結構多いんだよね...」

「あ、そ...そうだったな...」


思い出した。少し時間が空いてしまっていたので、忘れていたのかもしれない。そうだった、綾香は腹痛で小学生の頃はよく休んでいた。おそらく、あいつらも知ってるはずだ。


「一応前よりかは痛くはないけど...」

「じゃあ家で休んだ方が...」

「そうだけど...違うの...」


俺は背を向けて、あのルームシェアをしている家に向かおうと、一歩踏み出した瞬間に、後ろから綾香に手を掴まれた。


「せっかく再会したんだしさ...何か新しい思い出作りたいじゃん...」

「...え?」


その声は少し震えていて、でも、何かが隠れているようで...俺は振り返った。その時だった。


「っ...!!」


振り返ったと同時に、綾香の両手が俺の頬を挟んだ。


もごご!!(なんだよ!!)

「ねぇ...たっつ...」

もごもご(だからなんだよ)...」

「最近胸の奥が熱いの...」

「...むご()

主な登場人物

住田竜司(すみだたつじ):主人公。紫陽花高校1年1組。

福留結希(ふくどめゆき):紫陽花高校1年2組。

水月心寧(みずきここね):紫陽花高校1年2組。

一ノ瀬綾香(いちのせあやか):紫陽花高校1年2組。

桃瀬詩織(ももせしおり):紫陽花高校1年2組。


Ry77「入試後に書いても物語がどうなってたか分かりません。助けてください」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ