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雨降る心の滞り  作者: Ry77


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11/23

11 雨降る夕方前と英語課題

おさらい。俺は、気づいたらなぜか4人がルームシェアをしている家に入っていた。そして結希と綾香、詩織がバイトをしていたことを知って驚いた。そして俺は帰ろうとしていたところ、心寧に勉強を誘われたのだった。

俺と心寧は今、英語の課題をしている。といってもプリントであって、今回は英語の課題だ。俺は黙々と問題を解いており、長文問題にピリオドをつけるだけでもう終わる。


「これ分かんなーい!」

「これ簡単だぞ」


心寧がシャーペンを置いて、両手を上げた後、『教えてほしい』と言わんばかりに、投げやりに言った後、俺を見つめる。というか今日一日中、心寧と過ごしてる気がするんだが...。俺は教えてやろうと、心寧の前にあるプリントを見るが、俺は、そのプリントに書いてある英文を見て眉をひそめる。


「I like Tatsuzi very much...って何これ」

「え?これって好きなもの聞かれてるやつでしょ?」

「全然違う」


この問題は、好きな場所とその理由を聞いている。俺からしたら、中学生の復習。心寧が書いてるのは、『私はとても竜司が好きです』という英文。そう、質問とは無関係すぎる回答なのだ。まず俺のこと好きじゃないだろ...。


「この質問は好きな場所と理由を聞いてるんだぞ」

「あー!そういうことか!」

「だから...My favorite place is...」




「終わったー!」

「良かったな」


心寧は背伸びをする。そして俺は背伸びをする心寧を見た後、プリントと筆記用具を鞄に入れ、帰る準備をする。俺は一つ疑問に思ったことはあったが...また今度で良いだろう。


「んじゃ...帰るわ」

「別に一緒に住んでもいいんだよ?」

「住まない」

「えー」



心寧の突然の誘いに俺は即答する。というか俺が邪魔したら嫌われるし、配信も出来なくなるから。俺は鞄から折り畳み傘を取り、鞄を持って玄関に向かう。


「今日はありがとね!」


後ろからついてきた心寧が、俺をエスコートするように、先に玄関を開けて外に出る。この家に住んでないけど。そして、俺も続くように外に出る。そのついでに天気を見ると、今さっきまで空一面を覆っていた雲は少なくなり、代わりに太陽が沈みかけていた。


「なんだ...晴れてたのか...」

「ホントだー!」

「じゃあな」


俺は空を見ながら折り畳み傘を鞄に戻す。そして一歩、二歩と歩き始める。俺は歩きながら今日を振り返る。相合傘に、ルームシェアや一緒に課題...といってもほぼ心寧とデートみたいな感じだった気がする。疲れたし、今日は早めに帰って寝よう。




「まぁ...私はたっくんのこと好きだけどね...」




あ、そういえばこの前の配信で雑談をしていた時に、視聴者におすすめの漫画紹介されてた気がする。本屋に行ってから帰ろうっと...。




数分間歩いた俺は、近くにあった本屋に入る。たしか作品名が...『ハーレム主人公は辛すぎる!!』だったっけ...?


「いらっしゃいませー」


えっと漫画のコーナーは...俺はレジを通って、チラッとレジの方を見る。そして足が止まった。


「え?」

「...たっつ?」

主な登場人物

住田竜司(すみだたつじ):主人公。紫陽花高校1年1組。

福留結希(ふくどめゆき):紫陽花高校1年2組。

水月心寧(みずきここね):紫陽花高校1年2組。

一ノ瀬綾香(いちのせあやか):紫陽花高校1年2組。

桃瀬詩織(ももせしおり):紫陽花高校1年2組。

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