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この作品には多少グロテスクな描写があります。

苦手な方は閲覧をお控えください。



2027年 6月30日 午前2時34分


その日、とある女の子は夢を見ていました。


女の子は知らない街で迷子になり、涙目を浮かび徒歩尾に歩き出しました。


女の子の心には不安や悲しみ、ましてはイラッとする気持ちが芽生えていました。


女の子は座り込んでしましました。


女の子は余程疲れていたのでしょう。

横になり、目を瞑りました。


そうすると、床の下から何かしらの音が聞こえてくるのに気が付きました。


ボソボソと喋った後、また静かになり女の子は

変なの。っと思ったその時。


ドラムスティックを叩く音がカンカンカンカンっとなり


ドラムのシンバルを思いっきしにバーンと叩く

音が女の子の鼓膜、いや頭全体に音がいきわたりました。


それに続きギターの音がなりジャーンと響きました。

それと同時にベースの低い音がギターと重なり、

バンドっぽくなりました。


女の子の眠気はどこかにいきその音楽に夢中になっていました。


2027年 6月30日 午前2時36分


突然とさっきの音楽は鳴り止め、女の子もあれっと

なりました。


そしたら、さっきまで音楽が鳴っていた所から

またボソボソ声が聞こえ、女の子は耳をすましていました。


でもビックリするほど、何を言っているかは分かりませんでした。


数分するとまた静かになり、次はガチャガチャと

何かを準備するような音が聞こえてきました。


女の子は次はどんな音楽なのかな、とワクワクしながら待っていました。


女の子の心はこの音楽に心を鷲掴みにされ、虜になっていました。


そして、またドラムスティックを

カンカンカンカン、と鳴らしまた音楽が始まりました。


そのとき女の子はちょっと嬉しい気持ちになりました。なぜならこの曲はお母さんの車で必ず流れていた曲でしたから。


曲名もアーティストも知らないこの曲。

でも女の子にとっては大切な曲でちょっと嬉しい気持ちいなりました。


2027年 6月30日 午前2時41分


曲は終わり、女の子は自分の小さな手の動きで

手を叩き、拍手をしていました。


次は何の音楽は何かなと思う気持ちになり、

また耳をすませました。


だけどさっきまで聞こえていたボソボソも

準備をするガチャガチャ音も聞こえなくなり、

女の子はあれ?と言った気持ちになりました。


数分にもなっても音は何一つ聞こえませんでした。


女の子は痺れを切らしさっきまで音が鳴っていた床に深呼吸して「さっきの音楽、とってもとってもいい音楽だったよ!だからもう一回やって!」と大きな声を出しました。


すると床から「聞いててくれたんだ、ありがとう。

でもごめんね、もうお姉ちゃん達は疲れたから演奏できないんだ。だからまた聞きに来てね、”ここ”に」


と声が聞こえました。


女の子ショックな気持ちになりました。


そしたら何故か女の子に大きな睡魔がやってきて

寝てしましました。


その中でも何かを見ました。


ギターを引いてるお姉ちゃん、ベースを引いてるお兄ちゃん、ドラムを叩いてるお姉ちゃん。


顔は見えなかったけど知らない人だってことが一瞬でわかった。


でもその奥にもう1人人がいた

その人は黒い影で全然見えなかったけど人だとはわかった。


なにか不思議な気分だった。




2027年 6月30日 午前7時12分


・・・な・・い、・・き・・・い、お・・きな・・・

はぁ〜 起きなさぁーい!


ママの声がした。


「あんた!いつまで寝てんのよ!早く起きて顔洗って着替えて、ご飯用意してるから食べなさいよ!」


「はーい」と弱々しい蚊並の返事をした。


ママはドアをバァン!と大きな音を出して部屋から出て行った。


あの夢はなんだったんだろうか、女の子は考えていた。


やりたい...


私もあのお姉ちゃんのようにかっこよくあの音楽を引きたい、叩きたい、と強く思った。


それが私の初めてやりたいと思った夢だった。


でも、あんな悲劇が起こるとは知らずに。



終わりかけの世界に軽音楽を。 第0話 夢 END

次回 第1話 また、明日。


忙しいためマイペースで投稿します。

投稿が遅くなりましたらすみませんません<(_ _)>


次回 お楽しみに

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