トワイライトギルドメンバー
う、うおぉ…ほんとのほんとにギルド勧誘だった…
──まずなんで私を誘ったんだろう…?
「誘った理由は」
「直感だな!」
「潔すぎて草」
ふむ…直感…最近直感で仲良くなるの多くない?
まぁいいけどさ。
「次、ギルドの雰囲気」
「ある程度は自由だな!ただPKはありだな、というか案外有名人なんだよ、俺。そんな俺がギルドを立ち上げたらメンバーにまで被害が行くんだよな…だからPKはあり、ただし狙われても文句は言わない!って感じだな」
ふむ…案外有名人なんだな…知らなかったけど。
掲示板とかに書いてあるかな?今度確認してみるか…
「ギルドのルールとかあるの?」
「ふむ…強いて言うなら…そうだな。
・自分がPKをした場合、狙われても文句は言わない。
・最低限のマナーは守ること。
………ぐらいか?2つしかねぇな…」
「ふむ…わからないことがあったら聞いても?」
「全然いい。むしろ聞いてくれ」
「了解。ちょっと話し合う時間を頂戴」
「あぁ、そのくらいいいぞ」
ミルたちが手招きしているところに行く。
さて…どうするべきか…
いや、もう直球に聞いたほうが早いか?
「ギルドに入るの賛成な人ー」
「「「「はい!」」」」
……満場一致か。
けど、案外ギルドに入るのもありだよね。
楽しそうだもん。それに、他の人の力を借りればもっと強い敵にだって挑めるから…
───うん!きーめた!
伝えに行こう!
「入らせてください!」
「…!!わかった、ギルドメンバーに紹介する!だが、その前にちょっといいか?加入してもらうにはメニューを弄らなきゃいけないんだよ」
「わかった。えーとこのギルドってところ?」
「そうだ。そこでトワイライトって調べて見てくれ」
「ん。おっ、加入申請が出てきた…送るよ?」
「あぁ、頼む……よし、承認した。これからよろしく頼むな?」
「うん。こちらこそ、テイムモンスター達と一緒によろしくね」
そこで、エンシェンにこっちだ、と案内される。
色々なところを曲がり、最終的には路地裏に入った。
「おっ、君達がエンシェンが言ってた新しいギルドメンバー?」
「随分多く連れてきたな?しかも全員女子だぞ…お前、ハーレムでも築くつもりなのか?」
「そんなんじゃねぇよボケ。この子が新しく入ったギルドメンバー、自己紹介をどうぞ」
わぁお。シンプル暴言入りましたー。
っと、自己紹介自己紹介。
「リリ。この子達は私のテイムモンスターなの、よろしくね?」
「テイムモンスター…こんな子達もいるのか…ええっと、自己紹介してもらってもいいか?」
「私はミルキーウェイ!長いからミルって呼んでね!……見ての通り、妖精だからそこのところよろしくね?」
「おぉ、妖精か!……テイムするのに妖精っていたっけ…?」
「いないよ?ランダム選んだら来てくれたの。ランダム選んでよかったあ…」
「あたしはエンペリア!リアって呼ばれてるぞ!」
「もふもふ!触りたい!」
………リアのもふもふで満足してちゃあラビには勝てねぇぞぉ?
ふふふ…もふもふの虜がまた1人。
誰だかわからんけど、リアをもっふもふしてる。
すっごい気持ちよさそうな顔してるね…心做しかリアもなんだか満足そうな感じ。
「僕はラビ!君たちも僕とあったことあるよね?………まさか、忘れてるー!?」
もしかしてラビって1人で対応してたの…?!
じゃあラビが抜けた今ってもしかしなくてもやばいんじゃ…
「あぁー!キャラクターメイクの時の!…あの時からなんか成長してないか?全部の毛が青じゃなくなってるし…黄色が混じってる…?」
「そりゃ僕だって成長するさ!めんどくさい仕事からも解放されたんだもん!」
「めんどくさいって言っていいのかしら…?」
ほんとにね。
大丈夫か?女神様に怒られない?
…………やべ、女神様で思い出した。元々女神様に用事があったんだけど…すっかり忘れてたわ。
さて、最後はもちろん?
「僕はレルリアーネ。すこし言いにくいでしょ?レルって呼んでねぇ」
「ふぉふぉふぉ…なんだかふんわりした子じゃのー」
でしょ?やっぱふんわりしてるよね?
じゃあ余計なんであの時すっごい落ち込んでたんだ…?
あの時との落差がほんとーに酷すぎるんだけど…
「さて、今度はうちのギルドメンバーの紹介だ。各々頼んだぞ」
「あたいはカーレン!よろしくなー!!」
おぉ、金髪赤目…すげぇ!!
あたいって言ってる人初めて見た!!
「わしはリネット。おじいちゃんだがよろしくのぉ…じいちゃんって呼んでもいいんだぞ?」
「じゃあじいちゃんって呼ぶね。多分皆も呼んでくれると思うよ」
じいちゃん…じいちゃん呼びもいいね…。
うちにはもうじいちゃんがいないからさ…ばあちゃん1人なんだよね。
「孫が出来たみたいで嬉しいのぉ…」
「もう、感傷に浸っちゃって…私はトキ。よろしくお願いするわね」
「あ、えっと…わっちはレーカ、よろしく…!」
わっち…!わっちちゃん…!
───わっちちゃんじゃないけど心の中ではわっちちゃんって呼ぼ!!
「………俺はヴァフ。まぁ、なんだ。よろしく」
無口で無愛想…!!
いや、私も多分そんな感じになってたと思ったけどね!!
多分!多分なってないからーー!!
………なんで言い訳してたんだろう。
さ、次で最後……もふもふで幸せそうだった人。
「アネットだよ!よろしくねー!……この子達もらっちゃだめ?」
「だめですリアとラビは渡さねぇぞ」
「……顔合わせは済んだな!改めて、これからよろしくたのむな!」
最近会話ばっかで申し訳ない!
けど書く分には楽なのです!お許しを!




