リアの進化
どうしようかなぁ…ラビがタンク、ミルがアタッカー、リアが…遊撃?だとすると私は何しよ…あれ、レルがどのくらいかまだわかってないな?
「レル、レルってステータスどのくらい?」
「えーっとね、こんな感じかなぁ」
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◇テイムモンスター4◇
名前:レルリアーネ
種族:鬼族の姫
Lv.1
◇装備品◇
武器:紅玉の杖 攻撃力+200
防具:ハイカラなミニ浴衣 防御力+120
靴:ハイカラな下駄 素早さ+80
装飾品:紅玉のアクレサリー MP+500
◇ステータス◇
攻撃力:1200 HP:250
防御力:250 MP:1000
素早さ:350
器用さ:600
ステータスポイント:0
◇スキル◇
【火魔法】
【魔法制御】
【魔力制御】
【水魔法】
【鬼秘法】
【闇魔法】
【光魔法】
◇称号◇
【ふるぼっこ☆バトルロイヤル!の管理人】
【鬼秘法の受け継ぎ人】
【鬼に金棒】
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……これ、ミニ浴衣って言うんだ。
勘違いされそうだから先に言っておくけど、上は普通の浴衣なんだよ。
けど、けどさ…うん。下がスカートなんだよね。膝丈の。
しかもそこにフリルがあしらってあってさ…浴衣かこれ?
けど、レルにはあってるんだよね。だって赤色だし、髪型とだって…あってるんだよねぇ。
レルは顔の横髪を三つ編みにしててそれ以外は下ろしてる。
三つ編み…三つ編みできないんだよね…
……まぁ、うん。浴衣はそういうものだと思って受け入れるしかないね。
「……つまり、魔法型ってこと?」
「そーゆーことであってるよぉ。魔法は得意だもん!」
「へぇ、魔法型か…じゃあ基本的に僕の後ろにいて欲しいな。戦いの時はね。僕は防御が得意だからね!任せてほしいな!」
「あ、でもあれなんだな。ヒールは覚えてないんだな」
「覚えられなかったんだよぉ…僕、一応モンスターだからさ?駄目なんだよねぇ。モンスターの中での神官ってわけでもないし…」
ふむふむ…つまり私がヒーラーやれってことね。
でもまぁ、攻撃中心で私もいいかな。
だって、目指すのは魔王だよ?
…ってことはさ、暴れても大丈夫じゃん!
リアルでの鬱憤を晴らしてやらぁ!
ちょちょちょ、ちょいまち?え?え?鬼秘法ってなに?
「鬼秘法とは」
「うぅ〜ん…ないしょ♡」
………ノーコメントで。
………さて、今度こそステータス振ろうか。
確か、ヒールでの回復量は攻撃力次第だったはず…なんでこのゲーム魔法攻撃のステータスがないんだろう…ちょっと不思議。魔力でもいいのになぁ。
────うん。こんなもんでいいかな。
こんな感じに。
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攻撃力:600→1350 HP:600→800
防御力:400→600 MP:450→700
素早さ:300→350
器用さ:250→300
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やっぱ攻撃は大事だもんねぇ…
残りはすこしずつ。
あったほうがいいかな?程度には振っておいた。
MPにはすこし多めに。どれだけあっても困らないもんね。
あれ、そういえば15レベあがったんだから750ポイントじゃないのか…?
ちょっと問い合わせとこ…。
え?返ってくるの早くない?えーっと…仕様ですと。
変わったのかな?前は50だったけど。
まぁ多く貰える分にはいいか。
「リアとラビはどうー?」
「あたしはもう決めたぞ。こんな感じだな」
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攻撃力:130→630 HP:40→140
防御力:20→120 MP:5→105
素早さ:165→365 器用さ:100
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……やっぱよわ…おっとなんでもない。
うん。進化したら変わるよね!信じてる!!
「次ラビ!」
「はいは〜い!」
──────
攻撃力:300→400 HP:200→300
防御力:1400→1700 MP:700→900
素早さ:350→500
器用さ:300→450
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は、ははは…これで防御力3400だね…?
ミルの攻撃力ほどじゃないけど、進化前でこれだもんね…こわ…
「はい、ご飯ですよー。きちんと食べてくれると嬉しいです」
ついにご飯きた!!
ゲームでもお米が食べられるなんて…感激だよ…
「「「「「いただきまーす」」」」」
「…うまっ?!おいし〜!!」
お米とサラダとハンバーグ…めちゃめちゃおいし〜!
ハンバーグでよくこんな味出せたね?うま…リアルほど調味料充実してないはずなのに…
「あ、調味料売ってたら買ってきてくれるとうれしいなぁ。新しいのにも挑戦したいんだよねぇ」
「もちろん!買ってくるぞ!!」
「うまうま…うまうま…」
「もうなにも思い残す物はない…」
みんなでがつがつ食べてるんだけど、その勢いじゃもうすぐになくなっちゃうよね…
なんていうか、みんな満足してそうな顔してる…
「レル、リアとラビの進化させちゃっていいかな?」
「大丈夫だよぉ。後でレベル上げ連れて行ってね?みんな進化してるのに僕だけ進化してないのはなんかやだ」
「おっけおっけー。そのくらいお易い御用。……というわけでみんな、進化終わったらレベル上げね」
「「「はーい」」」
「まずはリアから!進化先のやつだしてー」
「りょうかーい」
ぱぱっと操作すると出てきた。
ちょっとちっちゃい…お、大きくなった。よしよし。
さてさて、進化先はー…っと。
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【上位狼】
狼としての階級が上がる。攻撃力、素早さが大幅に上がる。
スキル:【遠吠え】を獲得可能。
【月狼候補】
月狼の候補になれる。だが、倍率はものすごく高いので期待を持たないほうがいい。
全ステータスがすこしずつ上がる。
スキル:【威圧】を獲得可能。
【狼の女王】
里長の孫であり、尚且つなる本人も望んでいる場合のみ出現する種族。
全ステータスが大幅に上昇。
スキル:【女王支配】、称号【狼達が慕う女王】を獲得可能。
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「もちろん【狼の女王】だろ!な?な?これでいいよな?」
「「「「賛成」」」」
「ぽちっとな!」
───おおっ!やばい、とにかく光がやばい!1回目閉じないと死ぬ死ぬ死ぬ!
…………ちょ!いつになったら収まるのー!?
…………………よし。収まった。
ってあれ?外見が変わった…?なんていうかふあっふあになってる…絶対【狼化】つかったらもっふもふになってるやつじゃーん!
ふふふ…あとで狼になってもらおーっと。
さてさて肝心のステータスはー?
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攻撃力:1000 HP:1000
防御力:500 MP:300
素早さ:1200
器用さ:300
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………あっれれー?強くなりすぎだよこれ…しかもあれでしょ?進化したから上がりきらなかったレベルも上がってるんでしょ?
───ちなみに武器とかは変わってなかったからカット。
これはラビの進化先にも期待が持てるなー?




