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合唱祭って最初や組が上手いとつらい

流浪の民を聞きながら読むのを推奨します。

 学校にて


「はぁ~」

「どうしたんですか、主様?」

「だって午前中は授業あるじゃん」

「まぁ、午前中は二年生(うぞうむぞう)が歌うからね。仕方ないよ」


 俺の愚痴にトーラーが答えてくれた。まぁ、後輩達が歌うのは知ってるけどね。何でかって?去年歌ったからだよ。

 キーンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーンカーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅。

 チャイムがなってウェストリバーが教室に入り、朝学活を始めた。


「気を付け、礼」

「「「「ありがとうございました~」」」」


 朝学活を終えた後、俺はトイレを済ませて三時間の授業まで耐え抜いた。


「ふぅ、終わった~」

「お疲れ様です」

「これから歌うのに大丈夫なのかい?」

「大丈夫、座ってるだけだから」


 トーラーが声のコンディションを心配して声をかけてくれた。⋅⋅⋅⋅⋅⋅白露のオーラがちょっと乱れてるから後でちゃんとアフターケアしとかないと。

 唐突だけど桐花祭について説明しよう。まず皆で大地讃○を歌った後、クラス順に歌っていく。審査は先生と歌ってるクラス以外の桐花祭実行委員会が審査する。⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅自分でいってて思ったけどこれ最初と最後めっちゃ有利だよね。


「そういえば私達何番目でしたっけ?」

「確か二番目だったはず」

「二番目かぁ。微妙だな~」

「最初の歌が印象に残らなかったらかなりチャンスではあるがな」


 俺の言葉にまひがポジティブな発言をした。まひはポジティブだけど俺からすると状況はかなりまずい。一番目は確か七組⋅⋅⋅⋅⋅⋅流浪○民を歌う猛者だ。流○の民のどこが猛者なのかって?

 流浪○民には一人で歌うパートがあるんだよ。だから相当自信が無いと出来ない。しかも、めちゃくちゃ印象に残るし。

 キーンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーンカーンコーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅

 昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。今日はこのチャイムと共に体育館に移動する事になっている。


「主様、どうして他の人は移動しないんですか?」

「まぁ、大半の人の移動は遅いものだから」

「そう、まだいいやという心理が働いているからね」

「並ばせる総務委員も大変だよなぁ」


 俺が皆と総務委員の仕事を偲んでいるとようやく有象無象共がしっかり並び始めた。⋅⋅⋅⋅⋅⋅最初からそうすればいいのに。

 体育館にて

 確か、次に歌うのクラスは左端に並ぶんだったな。あ、前の人(先頭から五人目くらい)が誘導されてる。そう、で確かここで最初の大地讃○を歌うんだよね。⋅⋅⋅⋅⋅⋅場違い感が凄い。

 そして、俺達は大地讃○を歌った。歌詞はどうしたのかって?著者権的にアウトなんだよ!モルダウはいいのかって?作者が死んでから75年たってるからセーフ。

(主様、メタいです)

 白露が流浪の民の待ち時間中に念波を飛ばしてきた。何の事かよくわからないな〜。


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅流ー浪ーの民ーー!!」


 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!

 会場から万雷のごとき拍手が沸き上がった。

どうしでしたか?次はようやく主人公達の番になります。次は明日ですかね。

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