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日常

遅れて申し訳ありません!

 ⋅⋅⋅⋅⋅⋅おかしい。未だに刺客にかかっている能力が切れない。まさか!!


「Erzwungener Aufstieg!!」

「─────────────────ッ!!」

「白露、やっちゃって!!」

「〆糸」


 白露の糸でようやく姿が見えたスキュラ(青い肌の半人半ダコのモン娘)がバラバラになった。⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅とりあえず例のドアを使って海に返しとこう。


「君達、終わったよ~」


 俺達が後処理をしているとトーラーが終わった報告をしてきた。全くなんで友達を家に呼ぶだけなのにこんなに苦労するんだか。


「うん、ありがとう」

「もうそろそろ暗くなってきますし、こちらの転送装置で⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「転送装置!?設計図は!原理は!!どんな、あたっ」

「トーラー、さすがに図々しい。設計図は後で送って貰えば良いだろう?」

「それもそうか。後で送っておいてくれ」

「ん、わかった」


 トーラー達が転送装置(どこでもドア的なアレ)で帰っていった。そして白露が即座に転送装置を父さんがくれたバックの中に入れた。白露ナイス。


「ご飯、冷めちゃいましたね」

「白露のご飯は依存性があるからある意味よかったかもね」

「依存性だなんて⋅⋅⋅⋅⋅⋅、さすが主様!的確すぎです!」


 この後白露と美味しいご飯を食べました。ご飯は素晴らしく美味しかった。冷めても星五評価したくなる美味しさってチートだと思う。

 え?白露の発言?何もなかったよね?ね?何もなかった。オーケー?


「ふぅ~、お風呂最高~」


 俺は今お風呂に入っていた。え?男の入浴シーンは要らない?大丈夫、もうそろそろ白露が来るから。


「主様、セ○クスしましょう!」

「白露、本音と建前が逆になってるよ」

「っと、すいません。こういうのは背中を流しに来ましたって言うのが作法ですもんね」


 白露はそういって浴室に入ってきた。きっちりタオル巻いてるのは偉いと思う。そして背中はもう洗ってる。


「まぁ、ただの様式美なので。って主様もう入っちゃたんですか?酷いです」

「今更!?」

「ほっ!」


 白露の姿が揺らいだのと同時に白露が湯船に入ってきた。多分揺らいでる間に体洗ったんだろうなぁ。そして蜘蛛の部分が入らないからって緩やかな下に凸な二次関数のグラフみたいに入らないで?おっぱい当たっちゃうじゃん。


「当ててるんですよ」

「そのネタ多くない?」

「えぇ⋅⋅⋅⋅⋅⋅、仕方ないですね。うーん、あ。勃ててるのよとかはどうですか?」

「新鮮だけど人前ではちょっと控えようね?」

「注文が多いですね」

「そう?」


 やや呆れ気味の白露を宥めてイチャコラした後俺達は脱衣場で寝間着に着替えた。

 しゃかしゃかしゃかしゃしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃか


「ふぁふろこへどふふゅーふぉと?」

「主様、心で語りかけてきてください。歯がみがけません」


 なぜか白露に歯を磨かれていた。いや、なんでいきなり?いつもは各自磨いてるじゃん。なんか恥ずかしいんだけど。


「いや~、子供が出来る前にこういうの経験しときたいじゃ無いですか~」


 白露が照れくさそうにそう答えた。うん、子供が出来る前には置いといてさ、やっぱ恥ずかしいんだけど。


「そうですか?こういう風に恋人を愛でるのは普通ですよ?」


 白露が不思議そうに首をかしげなから言った。かわいい!じゃなくて普通じゃないから!!


「そうなんですか?⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい、終わりましたよ」

「がらがら~、ペッ!」

「さて、歯も綺麗になった事ですし。シましょう?」


 白露が一瞬で俺の服を脱がして自身も服を脱いだ。うん、着替えの速さが相変わらずヤバい。


~~~~~~~~~察して~~~~~~~~~

~~~~~~~~桐花祭一日目~~~~~~~


「──さま、主様」

「んん~、ん」

「しょうがないですね~。よっ」


 俺が手を差し出すと白露が手を握って体を起こしてくれた。白露の手あったかい。


「今日は桐花祭一日目ですよ、そんな調子で大丈夫ですか?」

「多分」

「主様、顔が寝てますよ」

「そんなことないって」


 白露が慈母のような表情でそんな事を言ったので、すぐに否定したけど舌ったらずだから説得力が皆無な件。別に意識ははっきりしてるのに。


「ほっ」

「ふぎゃ」


 白露が俺を高速で浴室に連れて行き、水を頭から被せてきた。普通に冷たい。


「ふふっ、シャキッとしましたね」

「濡れちゃったけどね」

「でも目は覚めましたよね?」

「まぁね」


 その後俺達は麻薬的に美味しい朝ごはんを食べ、学校に向かった。無論トーラー達と待ち合わせしている。


「やぁ、君達。声の調子はどうだい?」

「「もちろんバッチリ(です)」」

「ハモりはデフォなのね」


 さっきからずっと黙っていたまひが突っ込んだ。最近は突っ込みに回るのが多いけど喋らないのがデフォだったから珍しい。


「おはよう、まひ。明日の天気が台風に決定したね」

「何故に!?」

「珍しく話すからだよ」

「えっ、ちょっと待て俺が話したら雨を通り越して台風になるのか?r」


 その後も俺達はトーラー達と雑談しながら学校に向かった。途中で雨が降ったりしたけどそれ以外はなにもなかった。

ちなみに刺客のモン娘は金の亡者です

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