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黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
外伝 最近キャラドリームデスマッチ
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最強キャラドリームデスマッチ~アリナと白露の絡み後編~

こちらはシャルロッテお嬢様のアリナと白露の絡みになっております百合百合しい?絡みをどうぞ!

 いやしかし、本当にこの場所いい感じですね。草原風に見えながらも風はないし、壁にはご丁寧にメートル表記までされている。しかもそこら辺に的まである。ここの運営割と親切ですね⋅⋅⋅⋅⋅⋅。

 私は()()()()()()()音速で動き的を準備した。


「さて、最初はこんなもんですかね」

「え???????????????????白露、今何したの?」

「ふふっ、ただ音速で動いただけですよ」


 アリナは愕然とした顔をしていた。しかし、主様以外から呼ばれるというのは中々新鮮な感覚ですねぇ。


「音、速?え?ソフィヤより早い?」

「おーい、大丈夫ですか~?アリナさん!?」


 アリナが倒れた。キャパオーバーかな?まぁ、直せるので別にいいんですけど。私はそのままアリナを治療した。


「はっ!」

「目は覚めましたか?」

「う、うん。ありがとう」


 アリナの体調は万全のはずなのになぜかまだ顔が優れない。解せん。


「あの的、見えますか?」

「見えるけど⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「あれを射ってください」

「ダーチャの狩人の実力、見せてやるよ」


 アリナが不適に笑いながらそう言った。ダーチャ?エルフの事を彼女の世界ではそう言ってるんだろうか?


「じゃあ、お願いします」


 アリナが自然に弓に矢をつがえて、そして数秒狙いを定めて矢を放った。


「おぉー!!きれいに真ん中に当たってますねぇ」

「ふふん?どうよ?」

「上手いですねぇ。いやぁ、素晴らしいです」

「そう?こんなのお茶の子さいさいだよ。まぁ、気を落とさないで落ち着いてやるといいよ」


 急に元気になりましたね⋅⋅⋅⋅⋅⋅。まぁいいです。やりましょうか。私はアリナの的の隣にある的に狙いを定めて、矢を射った。


「え??????????????????」

「ふぅ、ウォームアップにはちょうど良かったですね♪」

「う、うん⋅⋅⋅⋅⋅⋅ソウダネ」

「今のは百メートルくらいなので、もう50メートル伸ばしましょうか」


 私は超速で50メートル伸ばした。隣の壁にメートルがあるから分かりやすくてありがたいです。


「さぁ、どうぞ」

「ふぅ、大丈夫私には出来る。ダーチャの狩人なんだから。大丈夫(ボソッ)


 アリナがぶつぶつ自分を安心させる言葉を呟きながら矢をつがえて、弓を軽く引き、しばらくじっと的に狙いを定めて矢を放った。おぉ!真ん中に当たってる!!


「おぉ~、良い射ちっぷりですね~」

「ふふんっ、これくらい余裕だよ」

「さて、私も頑張らないといけませんね~」


 私は、的の前に立って矢をつがえた。150メートルともなるとちょっと見えなくなりますね~。ふぅーーー、おりゃ。


「何とか当たった⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「!?」

「さて、後50メートル伸ばしますか」

「!?!?!?」


 私が当てるとアリナは口をパクパクさせていた。そこまで驚かれると当てた甲斐がありますよ。


「さて、アリナさん。どうぞ」

「ふぅーーーーー」


 アリナはもはや言葉すら喋らなくなった。多分めちゃくちゃ集中してるんだろう。邪魔すると悪いので私は黙っていた。

 ひゅっ!


「ふぅー、当たって良かった特別編コラボ企画2

⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 200メートル先の的に、当てた⋅⋅⋅⋅⋅⋅?短めのアサルトライフル並じゃないですか⋅⋅⋅⋅⋅⋅。さすがに私でも200メートル先は厳しいですよ⋅⋅⋅⋅⋅⋅?


「す、凄い!凄い凄い凄い凄い凄い!!アリナ凄すぎです!」

「ふふん、凄い?それでもちょっと足りないくらいだよ⋅⋅⋅⋅⋅⋅。ごめん、ちょっと休ませて」

「はい、どうぞ」

「毛布ありがと」


 アリナはそこら辺の椅子に座って毛布を被って私の方を見ていた。ふぅ、そこまで期待されたら仕方ない。──やりますか。見える。見えるけど、軌道が分からない。少し風があるから中々、よし!ここだ!


「あぁ~、擦った~」

「ふぅ、これを射たれたら自信無くすところだったよ」

「そういえばアリナはこれしか出来ないんですか?」

「そんな事無いよ」

「じゃあ、他にはど⋅⋅⋅⋅⋅⋅え?」


 ──アリナが私の顔の横スレスレに高速で三本、弓を同時に放った。私が放心しているとアリナが先程矢が通った地面でなにかを拾っている。


「ほら、蚊が飛んでたよ」

「!!」


 アリナが羽だけを正確に打ち緒とした蚊を私に見せてきた。す、すげーーーーーーーーーーーー!!


「ふふん?すごいだろう?」

「す、すごーーーーーー、ど、どうやってるんてすか!?一回射った後の衝撃はどうしてるんですか!?」

「え、えーっと」


 アリナがたじたじになっているが私は構わずグイグイ聞いた。三連続弓矢なんて!今まで見たこと無いですよ!


「だ、ダーチャの勘です」

「ふぉぉぉぉぉぉ!一子相伝って感じなんですね!!」

「う、うん(父さんが女たらしだなんて言えない、言えないよ)」

「もう一回!もう一回見せてください!」

「ふふん、しょうがないねぇ」


 その後私はアリナに何度も何度も三連弓を見せて貰った。

 ──あと10分だ

 通知!?割と親切なデスゲーム運営だなぁ⋅⋅⋅⋅⋅⋅。あっ、アリナ連れてかないと。


「アリナ?もうそろそろ時間らしいので行きましょう?」

「あっ、そうなんだ⋅⋅⋅⋅⋅⋅。え、でも私もう」

「行きますよ?」

「ハイ」


 私がアリナを連れて来た道を戻っていると、雪見だいふくが売っていた。え?なぜに!?何故にそのチョイスなの!?まあいいや。美味しいから買っていこう。アリナはしれっと買っていた。早くね!?


「あ、半分あげましょうか?」

「いやいやいやいやいや、いいよ。白露で食べちゃってよ。そんな二つで私は大丈夫⋅⋅⋅⋅⋅むぐっ!」

「美味しいですか?」

「んくっ、⋅⋅⋅⋅⋅⋅美味しいです」


 ふっふっふっ、主様に無理やりあーんした歴10年くらいの私から逃れようなんて百年早いんですよ。

 私達は今度こそデスゲームの会場に戻った。


 ──最強キャラドリームデスマッチ午前の部完

え?百合百合しくない?白露から女にこれほど話しかけるのなんてトーラーさんでもありませんよ?

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