最強キャラドリームデスマッチ~アリナ対夏目潤&岡本真梨対山吹さくら~
今回はシャルロッテお嬢様@Syufuweng
戯言遣いの偽物さん@luka34178581
世界三大○○さん@I0ao3fO6H7yFURc
ウォーター&カルピスさん@suzuki_karupisu
わたし、電誅萬刃@xf00VyGh8bA5jfu
のコラボ回になっております。
瞬きした後、私は知らない人がたくさんいる場所に居た。周りの人達の顔ぶれを見たいなぁと思っていると、大なモニター的な物が突然現れた。また戦いが始まったんだろう。会場は、まーた草原ですか。つまんないですねぇ。
うーん、もう自己紹介とか出来そうな雰囲気じゃありませんねぇ。
「Сука……Я не понимаю, о чем вы говорите……(くそっ。何言ってんのか全然わかんない)」
これは⋅⋅⋅⋅⋅⋅ロシア語、ですかね?にしては翻訳魔法が少し乱れている。うーん、そろそろかけ直しの時期ですかねぇ。
耳の長さから見てエルフないし、ハーフエルフってところでしょうか。金髪ショートと体型からは分かりませんが、私の女警戒センサーが女と言っている。つまり女ですね。
「おやおや、何を叫んでるんだい?」
「Кто ты. Ты понимаешь мои слова?(あなた誰?連邦語わかる?)」
「Меня зовут Джун Нацумэ. Как тебя зовут?(私は夏目潤。そっちは?)」
新たに現れたクール系の顔立ちの女が金髪エルフと話している。自己、紹介?戦闘中にやるとちう発想は無かった⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。これからは名乗ってから戦うようにしよう。まぁそれはさておき、あのエルフ矢を3つつがえている⋅⋅⋅⋅⋅⋅?一体、何をするつもりなんでしょう?すごく気になる。
「よかった⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。さっきから意味わかんない言葉ばっかり聞かされててさ。あんた、潤って言ったっけ?おかげで安心したよ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。私はアリナ。アリナ・イヴァノブナ・プラスコーヴィアだ」
「ふーん、その長い名前といい、早口な言葉といい……あんた、ロシア人?」
「ロシア、なにそれ?私はクラスニャ連邦の出身だよ。クラスニャ・ゼムリャ社会主義共和国連邦、知らない?結構大きな国だけど?」
「社会主義共和国連邦⋅⋅⋅⋅⋅⋅ソ連のこと? そっちではソ連のことをクラスニャなんとかっていうのかい?」
「えぇっ? ソレン? ちょっと噛み合わないね。まぁいいや。そっちはどこの出身なの?」
「日本だよ。中国の隣、フィリピンの上」
金⋅⋅⋅⋅⋅⋅アリナは首をかしげていた。出身の国の名前と言語の名前の不一致からからなんとなく察してたけど、世界線が違うのか?もしかして、ここに集められた人全員⋅⋅⋅⋅⋅⋅?まぁいいです。
「全然わかんない……ソフィヤなら知ってるのかな」
「ソフィヤ?」
「ごめん。私の友達。とっても物知りなんだ」
「ふ~ん……で、あんた、ここでなにするかわかってんのかい?」
「えっ。なにかするの?ごめん。なにか言ってたのは覚えてるんだけど、知らない言葉でわかんなくて」
「日本語わからないのか。なら私が説明してやるよ。いいか、今からな、私とあんたとで、殺し合いするんだ。デスマッチだよ」
「はぁ!?なんで!嫌なんだけど!?」
「知るかよ。んなことより、さっさと始めんぞ!」
夏目潤と名乗った女はその細足を振り上げた。何をするつもりなんだろう?そして、足が着いた瞬間、凄まじい衝撃波を発生、アリナを吹き飛ばした。その技私もやりたい!!!!!!
⋅⋅⋅⋅⋅⋅もうちょい待ってあげればいいのに。あの夏目の性格がそこからうかがえる。もし、そうじゃないなら相当殺伐としたところにすんでるんだろうな~。
その拍子でアリナの背負っていた矢筒から矢がすべてこぼれ落ちてしまい、アリナは早々に得物を失ってしまった。あぁ、これはヤバイな~
「しまった……!」
ほら、やっぱり~。夏目と名乗った女は口を三日月型にして笑っている。私はこんな顔してない、はず。にしても弓使いからするとこの至近距離は致命的ですね。これはもうそろそろ終わりますね。
「放つだけが弓と思うなよ!!」
「ふ~ん。やるじゃん」
な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!矢を使った格闘術!?こいつ、出来る!!夏目も嬉しそうな顔をしている。アリナ⋅⋅⋅⋅⋅⋅力不足でも諦めない。ふふふっ、その姿勢嫌いじゃないです。まぁ、空振りですけど。
「くっそ~、舐めやがって~!!」
お?懐から何かを取り出して⋅⋅⋅⋅⋅⋅?あれは、アナログ兵器、ですか?中々信用の置けるもの持ってますね~。そして、閃光が炸裂した。まぁ、私には見えるんですけどね。
「勝った!!」
あ~、駄目じゃないですか~。これは減点ですね~。最低でもサブマシンガンは用意しないと⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
「うわっ!!」
どえしよう。こんな風に勝ったと思ったら背後から殴られるっていう百点満点の噛ませ具合見てると、段々嗜虐心が刺激されてきたんですけど。
「ちょっと、ちょっと待って! あんたが誰か知らないし、殺し合いに勝てばなにがもらえるのかわからないけど、何がもらえるとしても、私はそれを求めてないし、あんたに勝ちたいとも思ってない! だから、ほら、私の負けだよ!」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅ちょっと弾を避けられたぐらいでヘタるなよ」
「弾を避けるなんて人間じゃないよ、あんた……」
「耳が長いほうがよっぽど人間じゃないように思えるがね。それよか、本当に勝ちを譲ってくれるのかい?」
そんな事を云いながら二人は笑っていた。くっそ~夏目~、そこ変われ~。ふふふっ、トーラーさんはこういう風に弄れないから楽しみですね~。
そして、二人が戻ってきた。すると、また別の二人が消えた。二人とも話しかけられそうな雰囲気じゃないので、私は大人しく試合を見ることにした。
「「は?」」
おー、なんか顔を見合わせてますね~。一人は女、もう一人は男だった。こいつとは話さないようにしよう。
「ん??????????????????????????????????????」
次の瞬間、戦闘は終わっていた。ちょっとよくわからないんですけど。まぁ、いいです。どうせ話す予定も無かったんですから。さーて、アリナに話し掛け⋅⋅⋅⋅⋅⋅また、別の二人が消えた。
⋅⋅⋅⋅⋅⋅うん、もう大人しく待ってよう。
白露がアリナを気に入ってしまった⋅⋅⋅⋅⋅⋅。アリナの命運やいかに。