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衝撃の事実⋅⋅⋅⋅⋅⋅!!

今日はアレルギーが辛すぎるので病院にいく作者です。今回はあの奇病が出てきますよ。

「先程、研究と仰られていましたが何を研究されているんですか?」

「あぁ、最近は俺の至った空間魔法の極致である無からありとあらゆる物体を作り出す魔法を魔導具で再現する研究をしている。後は量産するだけだ」

「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」」」」


 父さんがさらっと言った言葉に俺達は戦慄した。だってそうでしょ?貨幣を紙切れにするような物をさらっと完成させて、後はもう量産体制に入るだけなんだよ!?


「何で奏多達まで驚いてるんだ?」

「どんな仕事をしてるか、壮大さんが話して無かったからよ」

「そう言えばそうだったな」


 父さんが物凄い仕事をしてる人だと再確認したところで俺のお腹の虫が鳴った。恥ずかしい。


「あ、いつ目覚めても良いようにご飯は作ってたの。だからお腹すいてたら食べちゃって」

「「お、おう。いただきます」」


 いつの間にか部屋に運ばれてきた母さんの料理を食べた。やっぱ白露の料理が一番美味しいな。


「「ごちそうさまでした」」


 俺達がトーラー達に見られながらご飯を食べ終え満腹感に浸っていると、トーラー達がご飯中の暇潰しの為に着けたテレビに釘着けになっていた。なんだろう?面白いアニメでもやってるのかな?


「皆さんどうしたんですか?ただのゴシップと化してる事は国民全員が分かってるけどアニメやドラマの為だけ見てるのに、テレビ局が嫌がらせのようにアニメとドラマの合間に挟んでくる茶番g、もといニュース番組なんか見て」

「ん、あぁ、実はクライン・レビン症候群の患者が一斉に目覚めたらしい」


 トーラーがよく分からない病気の名前を口にした。どんな病気なのか語感から全く分からないけどめっちゃ気になる。


「その、コカイン・レモン症候群って何?」

「クライン・レビン症候群な?色んな意味でその言い間違いはヤバいからやめてくれ」

「あ、あぁ」


 俺の言い間違いのせいで全く話が進まなかった。なんか、ごめんなさい。⋅⋅⋅⋅⋅⋅まぁ、コカインは不味かったかもしれない。


「クライン・レビン症候群というのは簡単に言うとすっげー長い間眠りこける病気だ」

「「へ、へぇ」」

「あんまり細かい事は分かっていないらしいが、この報道番組(笑)によると目覚めた人達全員変な鳥みたいな物を見たと言っているらしい」


 トーラーが急にラフな口調になったのにも驚いた。が、さらっと聞き捨てならない事を言われたせいで口調への驚きはどこかに吹っ飛んでしまった。

 あ、あれ~、さっき倒した奴もそんなに見た目だった気がするけど⋅⋅⋅⋅⋅⋅ま、まぁ、気のせいだよね?


「ここだけの話だがボクはこの病気が幻の災害指定級種のデス・トルドーだと睨んでいる」

「「へ、へぇ」」


 ハモった。トーラーはどうだ、この予想は?と言いたげに眉をピクピク動かしているが、俺達はそんなトーラーの様子よりもデス・トルドーという名前の方が気になる。⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅ま、まぁ同姓同名だよね。


「その奇妙な鳥のようなものがデス・トルドーと酷似しているんだ」

「「ふ、ふーん」」

 どうしよう。聞けば聞くほど俺達がさっき倒したデス・トルドーとそっくりなんだけど⋅⋅⋅⋅⋅⋅。

「そして、今までの証言から予想図を作ったんだ」


 そして、トーラーが出したデス・トルドーの予想図は青い不死鳥のような見た目だった。あぁ、これ俺達が倒した奴じゃん。


「あの、トーラーさん。もしかしたら私達が寝ているも間に倒した奴かもしれないです⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅は?すまない。ボクの耳がおかしくなったのかな?倒したと聞こえたんだが。もう一度お願いできるか?」

「倒しました。凄く強かったです」


 トーラーが白露の言葉にフリーズした。そして、ニュースに飽きたであろうまひがこちらに来て、トーラーの顔を見て驚いていた。


「と、トーラー?そんな顔をして一体どうしたんだ?」

「い、いや、白露君が物凄い事をさらっと言ったから少し動揺して⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「そうなんだ。で、どんな凄い事を言われたんだ?」


 まひがトーラーに何が有ったのかを聞いた。この空気でよく聞けるなぁ?その度胸の半分で良いから分けてほしいよ。別に俺はまひを貶してない、むしろ誉めてるからね?


「夢の中で災害指定級種を倒したって言われ」 

「そうか、多分真実なんじゃないか?あの二人がエイプリルフールでも無いのに嘘を吐くと思うか?」

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅吐かないだろうね」


 トーラーがまひの言葉に同意した。まぁ、本人としては折角の発見が俺達に倒されていたとなれば残念だよね。


「君達はデス・トルドーを倒したんだろう?なら、どんな見た目だった?どんな生態だった?鳴き声は?」

「近い近い近い!!」


 トーラーが物凄い勢いで聞いてきた。目がギラギラしてて怖かった。しかし、トーラーの知的好奇心凄いな。そういや、リゼ○にもこんなキャラ居たな。誰だっけ?エキ、エキ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。


「エキドナです」

「そう、それ!」

「君達、私の話を聞いているのかい?」

「「聞いてる聞いてる」」


 ハモった。そんな俺達をトーラーが半目で俺達を見ていた。

はい、まさかのあの病気魔物のせい説です。分かってます。皆まで言わないでください。魔物がいる前から病気あるやろ?って疑問は尤もです。しかし、こう考えればどうでしょう?夢の世界は繋がった世界とも現実とも違うまた別の世界で、寝ている間だけ行けるとしたら。納得できませんか?

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