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探索

皆さんお久しぶりです!!馬路まんじ先生にフォローされてハイになった作者です。なろうで新作書いてるので、皆さんも読んでみてくださいね!!

「お、エヴァだ。これは手が四つに増えた辺りかな?」

「主様、戻りましたよ~」

「どうだった?」


 俺がエヴァ第13号機の勇姿をながめていると白露が戻ってきた。死亡フラグのお陰で戻って来られたみたいでなにより。


「死亡フラグのお陰か何も無かったですが、階段が塞がれてました」

「マジか~。じゃあ、奥の階段から行こっか」

「そうですね。でも、たぶん居ますよね」

「あぁ、行きたくない。行きたくないけど、行かないと」

「「はぁ」」


 俺と白露はこれからの苦労を思い、ため息を吐いた。何でそんな事が分かるのかって?机で通路を塞いだ上でATフィールドを貼るって事は入ってきてほしくないからに他ならないって事だよ。つまり、何か居るんだよ。

 そして、美術室から歩き出した。美術部員の力作を通り過ぎ、仲間はずれにされている二年7、8、9組の手前の階段に着いた。


「下に降りる階段塞がれてますね」

「わざわざ三階に登った後、反対の階段に行って図書室に行けと?面倒くさすぎる」


 例によって目の前には机が積まれている。しょうがないので俺達は階段を上った。割と階段が辛い。階段を上りきると音楽室が見えてきた。


「積まれてますね」

「うん、積まれてるね」


 俺と白露は音楽室に入らないと図書室に行けないように積んである机を前に考えるのをやめていた。絶対何かいるじゃん。やめてよぉ。


「お邪魔しま~す(ボソッ)」

「すぐに出るので通してくださいね~(ボソッ)」


 白露がマッハでドアを開けてそのままマッハで閉めた。音は特にしなかったので問題無い、はず。


「「ッ!」」


 めちゃくちゃ荒ぶっているピアノの音が聞こえてきた。特に聞いたことはないフレーズだけどなんとなく不安になる。音楽室は音楽準備室と繋がっている。なので、俺達は今準備室に居る訳だ。⋅⋅⋅⋅⋅⋅音楽室行きたくないな~。


「主様、行きましょう」

「あぁ」


 俺と白露は完全武装でドアの前に立った。そして、ドアをぶち破って突入した。音楽室でピアノを弾いていたのは有名な音楽家の肖像画だった。誰かは忘れた。状況がよく分からない?俺もだ。


「むs*¥]]r、グル]>]~|~{]」

「「ぎゃーーーー!!」」


 例によってその音楽家の肖像画は俺達に襲いかかってきた。そしてその肖像画はきっと後悔した事だろう。


「ぎゃーーーー、シャルル!シャルル!シャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルシャルル!シャルルぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「白露、ストップ!ストーーーーーップ!!もう死んでるから!止めて!!」

「シャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「やめてやめてやめてやめてーーーーー!!耳が死ぬから本当止めて!!」

「あぁ!ごめんなさい!!主様!!大丈夫ですか!?」


 白露がバカスカ隕石を撃っても壊れない学校も謎だか、それよりも轟音に俺の耳がやられる方がヤバいので俺は白露を必死に静止した。何度目かの静止で白露はようやく止まってくれた。


「あぁ、止まってくれて良かった⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「主様ーーーー!!」

「ふぅ、酷い目にあった」


 耳が痛すぎて頭を抱えていると白露がめちゃくちゃ心配げに叫んだ。過度に心配させるのも

あれなのでなんて事はない風に白露に答えた。


「主様!!」

「わっ、ごめn」

「良かった⋅⋅⋅⋅⋅⋅本当に良かった」

「心配かけてごめんね」

「いえ、私が悪いんです」


 白露はしばらく俺を抱き締めていたが、10分後くらいに白露が離れた。というか、離された。くんかくんかされていたので身の危険を感じてたから正直助かった。何で離れたのかって?それは⋅⋅⋅⋅⋅⋅


「か、紙?」

「よいしょっと」

「いけません、主様!!呪いか何かが有ったらどうするんですか!?」

「特に何も⋅⋅⋅⋅⋅⋅何か文字が書いてある」


 これは英語?いや違うな。見慣れない綴りが多い。まぁ、俺が知らないだけって事は十分あるけど。

「主様、それドイツ語じゃ無いですか?」

「え、そうなの?ってか何で分かるの?」

「主様が好きそうなカッコいい技名を考えるためですよ」

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 白露はさらっと言ったけど、俺としてはめちゃくちゃ恥ずかしい。そういう厨二的行動は絶対にしてなかったのに何でバレたし。


「主様の言動を見れば分かりますよ」

「え、そうなの?」

「超分かります」


 白露が物凄い真面目な顔でそう言った。そっか。隠してもバレるのか⋅⋅⋅⋅⋅⋅。じゃあ、どうすりゃいいんの!?とりあえずこの話はそこら辺に置いといて、紙の内容を教えてもらおう。


「それで、これなんて書いてあるの?」

「えーっとですね⋅⋅⋅⋅⋅⋅その場で鎮魂歌を作ってそれを歌わなきゃ部屋から出さねぇぞコノヤローみたいな事が書いてあります」

「マジで?」

「マジです」


 白露が言い辛そうに紙に書いてあることを和訳してくれた。最後の方絶対ちょっと誇張してるよね?

 それも気になる、気になるけど、それよりも作曲って何よ?どうしろって言うの?


「主様、ちょっと作詞作曲するので周りを見といてください」

「あ、あぁ。分かった」


 俺は準備室のドアの時間を止めた。これで何が起こるのかって?ドアが開かなくなる。俺もつい最近知ったけど、時の止まった物体には干渉出来ないらしい。ま、ジ・アース中は別だけど。これで誰も入ってこれないだろう。


「くっ!いいフレーズが思い付かない!」

「頑張って!」

「わっかりましたぁーーーー!!」


 白露が物凄い勢いで単語をバァァァーっと歌詞を書いていく。俺の一言でここまで頑張ってくれる白露マジかわいい。惚け話してごめんなさい許してくださいお願いします。

今回は白露が荒ぶってる回でした。まんじ先生に搭載されている機能を白露に着けたのは最近の原稿なので実装はまだまだ先になります。期待していた方々申し訳ありません。

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