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夢の中?

皆さん遅れて申し訳ございません!!いつもより長めなので許してください!!

「ん?ここは一体⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「んんぅ、主様?夢にしてはリアル。さて、いつものように犯しますか」


 え?ここ夢の中?にしては白露が肉食過ぎる気がする。いつもならデートする夢ばっかりなのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅。しかも、こんな風に夢と理解させるような発言を白露がするのも珍しい。一体どういう事?


「おかしい。いつもならここで主様の服が破けて飛び散る筈なのにそうならない。もしかして私達どちらかの夢に二人の意識が?⋅⋅⋅⋅⋅⋅確かめる方法は一つ」


 ん?なんか目の前の白露?がぶつぶつなにか言い始めた。そして俺に背を向けた。


「さぁ主様!その雄々しいモノで、今から私の糸壺を犯してください!!」

「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 硬直している俺達の間を一陣の風が静かに流れた。今の物凄い爆弾発言。まさか⋅⋅⋅⋅⋅⋅


「「本物!?」」


 ハモった。これは認めざるを得ない。目の前で水爆を投下した変態は白露だ!と。それよりも白露が夢で色々とやってたのが分かって凄く変な気分だ。白露が変態なのは知ってた。しかし、糸壺か。考えたこと無かったな。


「コホン、それよりここはどこですか?見た所大きな広場のようですが⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「あ、スルーなのね」 


 白露の発言をスルーして辺りを見渡した。辺り一面は白、時々色とりどりのモザイクだった。いやホントにモザイクかかってる感じなんだって、信じて。


「もしかして、ここ学校ですか?」

「確かに、そう見えなくも無いね」


 よく見ると、なんか学校のような建物が建っている。広場だと思っていたここもよく見ると校庭に見える。白露は引き続き眉辺りにに手刀の峰の部分を置いて辺りを見回している。こういう仕草もかわいい。


「おっ、下駄箱が空いてますね。ここに居てもなんなので入りませんか?」

「そうだね。嵐とか起きたらヤバイもんね」


 俺達が下駄箱に向かって歩いていると、後ろでなんか物凄い突風が吹き始めた。嫌な予感がするけど俺は振り返らない。こういうとき振り返ると何かあるもの知ってるからね。振り返らないのが正解っすよ。


「主様、後ろ後ろ!」

「何を言ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!」


 俺の後ろに竜巻が発生してるぅぅぅぅぅぅぅ!!

何で!?それよりも早く校舎に入らないと!!白露に目で合図して蜘蛛の背中に乗った。


「あ、あれ?いつもの十分の一の速度しか出ない?」

「え?秒速136㎞しか出ないの?」

「あ、ヤバい主様を載せてるからもっと遅いかもしれません」


 え?ちょっと待って、それヤバくない?⋅⋅⋅⋅⋅⋅よし、全速力で逃げよう。白露にアイコンタクトで手を繋いで並走するのを伝えると、白露は俺の手を掴んでそのまま走り出した。アイコンタクトって便利だね。


「来てる来てる来てるぅぅぅぅぅう!!」

「これはちょっとヤバいですね」


 俺の不安を感じ取ってくれたのか、自分でも不安だったのか表情が見えないから考えることしか出来ないけど、とにかく白露が校舎に糸を着けて思いっきりその糸を引っ張った。そのお陰もあって俺達は昇降口にたどり着いた。めちゃくちゃ辛かったけど。


「ふぅ、なんとか間に合いましたね」

「助かった~」


 俺達が安心感にまったりしていると肩がトントンと叩かれた。知ってる。ここで白露やめてよぉーなんて言ったら実は幽霊でした。なんて事があるんでしょ?そんな見え見えの罠にゃ引っ掛かりませんよ。

 ならどうするのかって?白露の居る方向の逆を向けば良いのだよ。


「まかこよあそたがょこまや.L_2sTi3r3g$'6¥&*いぞえょのやめなにかよやおのこのくと。さたふどるかたんしま」 

「「ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!」」


 俺と白露の肩に同時に手を置ける位置になんか怖いのが居る!!その位置に居たから俺の戦略が失敗したのか!!


「「逃げよう(ましょう)」」


 外には出れないので、俺達はなじみののある図書室の辺りに逃げ出した。


「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」」


 俺達は2階の渡り廊下の手前でバテていた。いつもならこれの2倍くらい全力疾走しないと疲れないのにもう疲れてる。明らかにおかしい。


「これは、机の山?」

「ピラミッドじゃない?」


 机が俺達の進路を塞ぐように机が積み上がっていた。この積み方絶対ピラミッドだ。粋な事するな。まぁ、積み方が芸術的でも通れなかったら意味が無いので白露に崩してもらおう。


「白露、く」

「フンッ!」


 白露が俺の心内を察してくれたのか白露が既に机を殴った。ガチーーーーーーーン!!え、ATフ○ールド!?え?この机使○なの!?な訳ないか。


「くっ、ただの机の癖に!!ええい!こうなれば⋅⋅⋅⋅⋅⋅!!シャルルゥ!!」


 辺りを物凄い地響きが襲い始めた。そして白露が地響きと共に現れた空間にモーニングスターを振るった。


「来たっ!」


 凄まじい轟音が外から響いてきたので窓を開けて外を見ると隕石のような石の塊が落ちてきていた。


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「学校ごと粉砕してくれる!!」


 人間、本当に驚いた時は声が出なくなる物なんだね。初めて知ったよ。⋅⋅⋅⋅⋅⋅出来れば一生知りたくなかったけど。


「なっ!」


 学校の上にATフィ○ルドが展開されていた。そしてそれは隕石と激突し、巨大な爆発が起こった。物凄い光が収まった後外を見る。AT フィールドは未だに展開されていた。


「なん、だと!?」


 白露は蜘蛛足の間接を開いて地面に蜘蛛の部分を密着させた。多分膝から崩れ落ちている状態なんだろう。まさかこんなところで種族の差か出るなんて思わなかったよ。

 取り敢えず俺はフォローの為に白露の肩に手を置いた。


「うぅっ、ぬじざまぁ~」

「よしよし、頑張ってくれてありがとな」

「うぅ゛っ、この机が、ひどびんでぶよ~」


 白露が俺の胸の中で号泣し始めた。号泣!し始めた。号泣だ。顔から出るもの全部出てるあの号泣だ。大事な事なのでもう一度言おう。号泣だ。お陰で俺の服が白露の体液でドロドロになっている。というか、もう既にズボンにまで波及している。


「うぅっ、ひっくっ、ぐすっ」

「えらいえらい。よく頑張ってくれた。ありがとう」

「びえーーーーーーーん!!」


 数分後、ようやく白露が落ち着いてきた。服がカピカピになっている。いつも舐めまくられているので慣れているが、これは気になる。


「あ、ごめんなさい。すぐに代えますね」

「別にそんなこと」


 思ってないと言おうとしたところで白露に代えの服を着せられてしまった。分かってますよ。とばかりに笑顔になっている白露がいとおそすぎてヤバい。


「ふふっ、嬉しい事言ってくれますね」

「さ、早くいこ///」

「照れてる。かわいい」


 俺達は机を破壊するのをあきらめて、教室から迂回する為に教室に入った。白露にからかわれたので話の流れをぶったぎろうと教室に入った。それが地獄の始まりとも知らずに。


「え?」

「ふぇ?」


 教室の中には黄泉の国に居るイザナミのような姿の人形の何かが椅子に座っていた。なんだこれ?取り敢えず白露に目で合図して、匍匐前進(ほふくぜんしん)ですすんだ。


「@]:^<+&<|`¥~>」

「「「}~]|:-]~+」」」


 教室の中盤辺りまで進めたけど、そこで見つかってしまった。何を言っているか全くわからない。でも、良くない事だというのはわかる。なので⋅⋅⋅⋅⋅⋅


「「逃げよう(ましょう)」」

「_-|`}{?``_|`)^"(-」


 俺達がなんか怖い奴から逃げるように教室の扉から出ようもしたら、ドアは開かなかった。え?何で?早く出ないといけないのに!!開け開け開け開け開け開け開け開け開け開け開け開け。


「<'~{`¥]?|/¥,<'~{`¥]?|/¥,<'~{`¥]?|/¥」


 同じようなフレーズを目の前の奴が続ける。笑われてるんだろうか?そして、俺達を囲みながらゆっくりと近づいてくる。


「「ひ、ひぃ!」」


 俺と白露は抱き合ってブルブルと震えていたが、このままこいつらに殺されたり傷付いたりしたら、現実の肉体がどうなるか分からない。


「白露」

「主様」

「「やっちゃいましょう」」


 俺と白露の意見が一致した。⋅⋅⋅⋅⋅⋅こんな場面でそんなことを再確認したくなかった。


「ジ・アース」


 時は止まった。どうやら、魔法もそのまま使えるらしい。俺達はとりあえず円状に近づいて来ていた未確認生物?に攻撃した。


「フンッ!」

「せぇぇいッ!」


 バタバタと未確認生物?を倒して、鍵持ちから鍵を奪った。

 ──4秒、経過

 そして、そのままその未確認生物を下して、ドアの内鍵を開けた。

 ──6秒、経過

 嘘だろ?まだ止められるのか?もしかして夢にありがちな独特の法則が適応された結果か?

「主様、止まってるなら好都合です。そのまま逃げましょう」

「あ、あぁ。そうだね」

 白露が割とマジな顔で俺を急かしている辺り本当に怖いのだろう。

 ──9秒、経過

 ここで考えていても仕方無いので、俺達はそのまま先に進んだ。

 ──時は、動き出した

 そして、渡り廊下の中程まで進んだ所で効果が切れた。⋅⋅⋅⋅⋅⋅10秒程度か。大分時間が伸びたね!?ここが悪夢の中で絶賛逃走中じゃなかったら素直に喜べるんだけどなぁ。


「白露、前は平気?」

「前は平気です!後ろはどうですか?」

「追手は⋅⋅⋅⋅⋅⋅無し!」

「それじゃ速度を緩めますね」

「分かった」


 多分、疲れてると未確認生物?みたいなのがまた来たときに対応出来なくなるからだろう。それに図書室も近いし。なんでそこまで推すのかって?図書室という人の想いの詰まった場所に行けば何か分かるかもしれないじゃん?


「なるほど、そういう意図も会ったんですね。でも、教室があの様子だったのでちょっとキツいかもしれませんね」

「確かに⋅⋅⋅⋅⋅⋅。そうだ!!死亡フラグをたてればいいんだ!!」

「いや主様。それ死亡フラグですよ?」


 白露が申し訳なさそうに俺の発言をフラグ認定した。まぁ、確かにその通りなんだけどね。だが!俺がこんな露骨な発言をしたのには訳がある!


「死亡フラグを建ててから死ぬなんて事を割とひねくれてる作者がするわけない!」

「た、確かに。後、主様メタ発言は控えてください」

「わ、分かった」


 白露がジト目で俺の台詞を咎めた。玉にはこういうのも良いな。


「では、私から。主様、ちょっと様子を見てきますね!!」

「気を付けてね」

「はーい」


 白露が死亡フラグを無事建てた後、美術室を通り過ぎた辺りの階段を見に行った。俺は一人美術室の前でぼんやりしていた。だんだん怖くなってきたので美術室の前に貼ってある美術部の作品を見ることにした。

どうでしたか?今回は白露の下品なところを見れて皆さん満足してるんじゃないでしょうか?

ちなみにこの空間のだと現実の7割くらいの性能しか出せません。

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