あれ?もしかしてちゃんと日常編?
最近、筋トレに加えてジョギングしなきゃいけないかなぁと思い始めている作者です。前作から読んでくださったいる懐かしいやり取りがあるので楽しみにしていてくださいね。
~~~~~~side主人公~~~~~~
「あ、帰ってきた」
白露がようやく戻ってきた。戻るってか帰ってくるか。何してたんだろう?
「待っててくれたんですか?」
「もちろん!」
白露が一瞬で俺に肉薄して、そのまま俺を抱き締めた。胸に頭を挟まれてるから苦しい。
「主様、大好きです!結婚しましょう!書類はこれです!」
「むむむむむむむむむ!む、むむむむむむ?(早い早い早い!で、何してたの?)」
「ちょっと超大型Gを駆除しておきました」
「む、むぅむ。む、む⋅⋅⋅⋅⋅⋅むむむ(そ、そっか。あ⋅⋅⋅⋅⋅⋅ヤバッ)」
ちょっと喋りすぎたせいで酸素がもう無い。ヤバッもう意識が⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
「主様!主様へいきです⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
俺の意識は白露の呼び掛けを境にブラックアウトした。
「うぅっ、地獄のような天国にいた気がする」
「主様、大丈夫ですか?」
白露が申し訳なさそうに扉から上半身だけをひょこっと出しながら言った。かわいい。
「平気だよ。それで今何時?」
「えーっと、言いにくいんですけど⋅⋅⋅⋅⋅⋅夜中の2時です」
ファ!?2時!?10時間くらい目を覚さなかったの!?そりゃ、自分のおっぱいが原因でそんな事になったら申し訳ない顔もするよね。そしてそれを知って至った結論は⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
「うん、寝よっか」
「え?寝ちゃうんですか?」
現実逃避である。うん、寝るに限るね。寝て忘れてしまおう。
「主様!ちょっ⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
白露の声がだんだん聞こえなくなってきた。ふわぁ、おやすみー。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅寝か⋅⋅⋅⋅⋅⋅という⋅⋅⋅⋅⋅⋅お⋅⋅⋅⋅⋅⋅も」
翌日、俺は妙にスッキリとした目覚めを迎えた。うーーん、よく寝たー。
「ん?何で俺裸なんだ?」
後、下半身の辺りがちょっと重い。もしかして、太ったか?最近運動してないからな~。いや、でもカロリーは白露が完璧にしてるはず。やんでだ?
「すー、すー、むふー、反射で腰を振る主様かわいい。すー、すー」
くそっ!今の寝言でナニをされたか分かった。⋅⋅⋅⋅⋅⋅起きてれば良かった。ちくしょう!
「ふみぁ?おはようございます。主様」
「おはよう、白露」
白露が目を擦りながら起きた。クッッッッソかわいい。世界一かわいい。これが見れたから昨日のことは忘れよう。うん。
「ファ!もう学校の時間ですよ!?主様」
「マジで!?」
俺達は滅茶苦茶急いで着替えて、パンとバナナを持って学校に向かった。
「主様、乗ってください!」
「分かった!」
俺は白露の蜘蛛の背中に飛び乗った。そしてお腹の辺りを掴むためにバナナとパンを咥えて白露の腰に手を回した。ヤバいもうチャイムのキーンが始まってる!!
「ひぃきふぁす(行きます)!」
「わぁぁっはぁ(分かった)!」
白露が物凄い早さで走り出した。景色が流れている様子すら見えずに一瞬で教室に着いた。
ンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーンカーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
「セーフ」
ふー、チャイムが終わる前に席に着いてたからセーフだよね。チャイムがなり終わったら40分だからね。セーフだよセーフ。
「いつの間に⋅⋅⋅⋅⋅⋅?まぁ、セーフか」
ふっ、驚いてる驚いてる。しっかし、白露の最高速度すごいな~。リニアより早いんじゃない?
「気を付け、礼!」
「「「「ありがとうございました」」」」
朝学活が終わった。今日は特に面白そうな事を言わずにただただつまらない事を言ってるだけだった。はぁ、これから授業か~。嫌だなぁ~。
「なぁ、今日は一体どうやって二人で学校に来たんだ?」
まひが不思議そうに聞いてきた。まひを動かすほど不思議なのか⋅⋅⋅⋅⋅⋅。相当だな。
「主様は一体タナカさんをなんだと思ってるんですか⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」
「無表情クールキャラ」
「それは無いのでは⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」
白露よ、逆に聞こう。まひが喋ってるときは大体おっきな事がある時だけじゃ無い?
「いや、そんな事は無いかと⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「その通りだよ」
まひの話題に釣られたのか、トーラーがやって来た。GホイホイにホイホイされたGかな?
「それはどういう⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」
「ほら、若干涙目になってるだろう?」
あ、ホントだ。物凄くしっかりと見たらそんな感じに見える。
「それで、一体どんな風に学校に来たのk」
キーンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
トーラーの言葉の途中で無慈悲にチャイムが鳴った。
「くっ!昼休みには絶対に聞くから顔を洗って待っているんだね!」
「お、おう」
トーラーとまひが自分の席へと戻っていった。そういえば、二人は教科書を忘れた振りをして手を机の下で握ってたりしたっけ?後ろの窓際だからね。いいな~。俺達はそのまま滅茶苦茶つまらない授業を受けた。
昼休み
「さて!君達は一体どうやって一瞬で学校に着いたんだい?」
怖い怖い怖い、辞めて!詰め寄らないで!詰め寄られるの嫌いなの!!
「えーっとですね、主様を背中に乗せて全速力で走りました」
「何!?一体どんな姿勢で!?体への負担等をぜひ体験したいのだが!!」
あぁ、白露がトーラーに詰め寄られてる。かわいそうに⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅南無三。
「えーっと、さっき言ったと思いますが、私の蜘蛛の部分の腹?でしたっけ?に主様を乗せて、しっかりと糸で電車ごっこみたいに固定して、私の上半身に捕まってもらった訳ですが」
「それで!速度は!?どれくらい出したんだい!?」
「えーっと⋅⋅⋅⋅⋅⋅チャイムがなり始めた瞬間走り始めたのでマッハ4くらいじゃ無いですか?」
白露、またスピード更新したの?最近どんどん性能がすごいことになってない?
「なんか、大変そうだね」
「でも、仲良さげじゃないか?」
「まぁ、似た者同士だからね」
「全くだ」
女性陣二人の仲良さげな様子を見て俺達が仲を深めていると、チャイムがなり始めた。
「っと、こんな時間か。部活の時に見せてもらうからね!」
「え、えぇ」
その後、俺達はまた滅茶苦茶つまらい上に非常にストレスな授業を受けた。実験とかもう修羅場だったよ。なんだよ、手順見ちゃダメって!暗記してこいとかふざけんじゃねぇ!ってかんじだったよ。
「起立、気を付け、礼!」
「「「「さようなら~」」」」
ちなみに早く更新した理由はこの間遅れてしまったからです。
懐かしいやり取りは超大型Gの辺りです。