表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/114

白露が強すぎて草

皆さん、お久しぶりです。遅れてしまってごめんなさい。タイトルから分かる通り白露の無双回です。白露たんの無双をお楽しみください。注)今回はグロいかもしれません。

 キーンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーン

 部活動の終了を告げるチャイムが鳴った。


「むっ、もうこんな時間か。それでは解散っ!」


 トーラーの言葉の直後、俺達はすぐに機材やらなんやらを全て片付けて門から急いで出た。何でかって?そりゃ後15分で出ないと閉じ込められるからね。


「しかし、白露のピアノのテクニック凄かったよね」

「いや~、それそどでもありませんよ」


 白露が恥ずかしそうに顔を赤らめて頭を掻いていた。かわいい。


「まぁ、私としてはトーラーさんの熱の入りようも気になるんですけどね」


 トーラーがその言葉を聞いて肩をビクッ!っと震わせた別にそこまでビクビクしなくてもいいのに。


「いや、少しやり過ぎた感はあるが、私はただ去年も一昨年も正当に評価されずにいた事が悔しくて仕方なかっただけで」


 なんかトーラーが勝手に自爆して墓穴を掘り始めたんだけど?本人気付いてないし。


「っと、もうこんな場所だ。じゃあね君達」

「また明日会おうな~」


 なんだろう、まひが挨拶してるのを見ると巣立っていく雛を見送るような感慨を覚えるのは俺だけかな?皆もそうだよね?皆って誰だ?まぁ、良いや。


「お気をつけて~」

「じゃあね~」


 俺達は二人を見送った後、お地蔵さんを右に曲がった。


「あ!そうだ!主様ちょっと野暮用があるので先に帰っててください」

「え?一緒に帰ればィぃぃぃぃぃぃいい!!」

「どっせい!」


 白露が俺の腰に手を回してそのまま天高く放り投げた。そして着地するとそこは家の前だった。とりあえず待とう。うん。


~~~~~~~~~side白露~~~~~~~~~

「ふぅ、一仕事しました。⋅⋅⋅⋅⋅⋅さて、さっきから私達を付けてきたゴミの処分をしないと」


 そう、私が主様を家に強制送還したのはこの為です。主様のトラウマを刺激する可能性がある事は絶対に避けたいのでね。そこら辺のアフターケアはしっかりしとかないといけませんからね。


「よく分かったな」

「私は主様の臭いを探知するために嗅覚を鍛えてるんですよ?分からない訳が無いんですよ」


 私は出てきたゴミに説明してやった。こんなゴミに説明する私ってなんて親切なんでしょうか?ゴミは私の説明を聞いた後なぜか若干引いた。解せぬ。


「まぁ良い。俺の仕事はお前をぶっ壊して奏多って野郎を苦しめることだ。ってわけでテメーには死んでもらう」


 ふん、雑魚が。私の主様を傷付けようとした事、後悔させてやる!!まず私は糸で蜘蛛の巣を張ろうと糸を出した。が⋅⋅⋅⋅⋅⋅


「糸が、出ない?」

「くくっ、分からねぇって顔してるなぁ。だが、教えねぇそのまま死んでもらう」


 そのゴミは私にペイントボールか何かを投げた。そんなものモーニングスターでなんとかなるって取り出せない!?何で取り出ないんですか!?まさか、あいつの能力か何かですか?

 取り出せないのは仕方ないので私は左手でそれを振り払った。


「けけっ、それはヒュドラの毒だ。いくらお前でも絶対に死ぬ」

「チッ!」


 私はそのまま左腕を切断した。滅茶苦茶痛い!!

膜を貫通する時よりも痛い。くっそ!あいつは飛び道具か何かを無効にする能力者ですか?


「チッ!手を切りやがったな」


 ゴミはまた何か尖った物をいくつも投げつけてきた。しつけがなってませんね。私はそれを避けて避けて避けてひたすら避け続けた。よし、もう少し、もう少しでいける。


「いつまでも避けさせねぇよバァーカァ!!」

「もちろん、そんな事は分かってますよ。予言しましょう。あなたは後五秒で死にます」


 そう、そんな風に私との会話に意識を割いているようでは確実に死にます。


「んなわけ、おっと、まさか切断した手を使ってくるとは、だが、俺に一撃も入れられないお前が⋅⋅⋅⋅⋅⋅ッ!」


 奴が自分の顔面に迫り来る私の()()に驚き、一瞬の隙が生まれた。


「ごぺらぁ!馬鹿なっ!腕が!」

「下調べ不足ですよッ!!せいっ!どりゃぁ!」

「ごぉっ!ぐぺっ!」


 今一瞬ニヤけた?何故、殴られ過ぎておかしくなった?違う、なら後ろに何か。


「なッ!」


 スッパーーーンと私の首から上が無くなった。私はゴミAの脳髄を突きで破壊した後、回復魔法で無くなった首を生やした。


「はぁ、主様好みの顔がなくなったらどうするつもりだったんですか?」

「ひっ!な、ななななっ、何で、い、いいいい生きて」


 何かレールガンみたいな物を持ったゴミBがわめいている。不愉快な音ですねぇ。何であの男は私を不愉快にさせるんでしょうか?主様の声なら例え怒鳴り声だろうと興奮しますけど。


「首を消し飛ばしたくらいで私が死ぬわけ無いじゃないですか。もしかして、馬鹿にしてます?」

「ヒィッ!やめろぉ!殺さないでくれぇぇ!!」

「それが人に物を頼む態度ですか?」


 私がゴミAの体をヒュドラの毒で跡形も無く消しながら睨み付けるとゴミBみっともなくもなく喚きながら命乞いを始めた。


「五月蝿い」

「ひ、ヒィッ!」


 ん?口の中、奥歯に何かありますね。糸を使ってそれを取り出した。まぁ、汚いから掴まないんんですけど⋅⋅⋅⋅⋅⋅。

 ⋅⋅⋅⋅⋅⋅これはカメラ?やってくれますね。私はそれを床に叩きつけて壊した。


「やってくれましたね⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「ひひっ」

「貴様ッ!」


 ゴミBは恐らく口の中に隠していたであろう毒か何かを飲み込み、そのまま絶命した。


「はぁ、後処理が面倒ですね」


 その点で言えば、ヒュドラの毒を持ってきてもらって楽でしたね。まぁ、始めから襲わなきゃいい話ですけど。さて、毒を撒いてっと。よし!後は帰るだけですね。

 私は全速力で主様の元へと向かった。

どうでしたか?首をもがれたヒロインなんて居ない!と思いながら書いていましたが、よく考えたらマドマギに居ましたね。まぁでも、すぐに復活するヒロインは多分居ないはずです。

それに白露たんなら多分首だけでも何とかなる気がします。

皆さんはこういうヒロインどう思いますか?よろしければ感想をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ