行事の香りがする。
はい、皆さんお久しぶりです。最近、庭に自生していたネギのような植物が花を咲かせました。演技がいいですね。
俺達はお風呂から出た後自分の部屋に戻った。あ、ちゃんと体拭いたからね?拭いただけで裸のままとかでもないからね?
勉強机にて
「さて、勉強しよ」
俺はお風呂から出て勉強を始めた。くっそ!数学はいつも白露が教えてくれる内容が進み過ぎて一々証明しなきゃいけないから面倒臭すぎる!!えーっと、こここうして証明して⋅⋅⋅⋅⋅⋅。
翌朝
「チュンチュン」
「ん、んんーっ。途中で寝ちゃったのか」
大きく伸びをしたら毛布が俺の背中から滑り落ちた。白露がかけてくれたのかな?後でお礼言わないと。
「主様~、朝御飯の時間ですよ~って起きてたんですね。さぁ、行きましょう」
白露が俺の手を引っ張って廊下に出ようとた。ちょっと強引な感じもまた良い。
「白露」
「どうかしましたか、主様?」
「毛布、ありがとね」
「当然!私は主様の彼女なんですよ?主様を労るのが使命みたいなもんです」
白露は立ち止まり体をこちらへと向けると花が咲いたような笑みで言った。昨今のカップル間にこんな会話あるだろうか?いや、無い!白露を選んで本当に良かった。
「さ、行きましょう」
白露が俺の手を取って反転し、俺達はダイニングに向かった。
この時白露の顔が羞恥に満ちていたのを知っているのは二人の間の生暖かい空気だけだった。
俺達は朝御飯を食べて制服に着替え、学校に向かった。
「お、奇遇だな」
「やぁ、君達、おはよう」
お地蔵さんに差し掛かった所でトーラーとまひに話し掛けられた。行くきがけに会うのは地味に珍しいな。
「おはよう二人とも」
「おはようございます。こんな時間に来るなんて珍しいですね?」
「いや、それがね」
「寝坊したんだよ」
え?この二人が!?いつも目覚ましより早くおきることが多くて困っちゃうな~とか言ってたあの二人が!?
「どうしたんですか、⋅⋅⋅⋅⋅⋅あぁ、そういう事ですね。おめでとうございます」
「ま、まさか⋅⋅⋅⋅⋅⋅遂に!?」
白露がこんな風にニヤニヤしながら納得するのはアレしか無い!!そっか~、もうそんなところまで進んでのか~。でも、もう中三だしね。そんなもんか。
「そんな風に察されるとなんか照れくs」
「あぁ、昨日のセッ○スは凄く良かったよ」
「トラ!?何で二人が察してくれたのにわざわざ自爆した!?」
多分自慢したくなったんだろーね。白露にもそういうとこあるし。始めの方はあたふたするけど慣れるでしょ。家庭内は別だよ!?あれは違うからね!!
「ねぇトーラーさんあなたはどんな体位が好きなんですか?」
「ふむ、そうだね。やはり⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
白露、それは流石に看過できないよ?普通のカップル同士ってこういう話するもんなの?誰か教えて?
「そっちも大変だな⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「うん、お互い頑張ろう⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
自分達の話題でキャキャウフフしてる女性陣を見て男二人の仲が深まった瞬間であった。
教室にて
教室についてからも俺達は話し続けていたが、もうそろそろチャイムがなってしまうので俺達は席に着いた。
キーンコーンカーンコーンコーンキーンキーンカーン。
チャイムと共に俺達の担任兼英語教師である初老のお婆さん先生である東川⋅⋅⋅⋅⋅⋅通称イーストリバーがいつもの調子で学活を始めた。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅桐花祭の時期が近付いています!!これが最後の合唱になる人が居ます。なのでしっかりと取り組みましょう」
いつもならまーたイーストリバーの合唱神格化が始まったよと聞き流してるけど今の俺には響いた。確か、松葉高校は合唱できるイベント無かったっけ?ならせっかくなら合唱を楽しまないとな。
「気をつけ、礼」
おっと今日の日直の佐藤ナサの奴が朝学活を終わらせる為に指示を飛ばされたよ。
「「「「「ありがとうございました」」」」」
さて、朝学活も終わったしトイレに行こうかな。俺はトイレに行った。白露?もちろんトイレの外まで着いてきたよ?
今日もつまんない授業が始まった。だがしかし、目立つのはよろしくない。なぜか?それはだね⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「先生に叩かれるから、ですよね?」
白露がどうしてここに居られるのかって?魔物使いは従魔連れて来て良いんですね、これが。
「白露、授業中はあまり喋らないでって言ったよね?」
俺が白露をたしなめると白露はまるで推しについて聞かれた腐女子のように目を爛々と輝かせて口を開いた。
「実はですね⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅お義父様に頼んで無音結界を作って貰ったのですよ」
白露さんや一体いつそんな事をしたのかえ?後、お父様の発音おかしくなかった?
「え、嘘でしょ?悪戯だよね?」
「すぅーーーーーーーーーー」
白露さん、なんで息を大きく吸い込んでるんですか?嫌な予感がするのですが?
「私は昨日主様を騎乗位で○かせました!!」
「何言ってるの!?」
あれ?普通こんな事を白露が言ったら盛りの着いた男子共が注目してくる筈なのに誰も見てない。
「もしかして、本当に聞こえてないの?」
「もしかして本当に信じてなかったんですか?」
白露が俺を訝しげな表情で見ていた。白露は信じられるけど父さんは信じられないからね。この前も悪戯されたしね。白露も既成事実とかいって協力しようとしたのかもしれないしね。
「うん」
「そ、そんな!!酷いです!!」
白露が若干涙目になりながら俺の方に顔を向けた。かわいい。
「おい、そこ、何をしている」
「は、はい。何でもないです」
「ふん!」
数学の教師はそのまま授業に戻った。てか、教師に話し掛けられた時だけ結界解除されるの?都合良すぎない?
「なろうなんですからこれくらいのご都合主義は有っても良いでしょ?」
「白露、メタい」
俺達はそのまま授業を受けた。めっちゃつまらない内容だった。しかも、しかもだよ?高校レベルの内容と矛盾した事を教えている物が割とあるんだよね。なんでだろうねぇ?
キーンコーンカーンコーン。コーンキーンキーンカーン。
三時間目の終わりのチャイムが鳴った。
「気をつけ、礼!」
「「「「「ありがとござました~」」」」」
そして、この教室に居る全員が待ちに待っていたであろう弁当の時間が始まった。
ネギの写真を添付したいですが、やり方が分からないので断念しました。しかし、雑草なので抜いた方がいいんですかね?少なくとも水仙ではなさそうなので放置してます。
「作者さん?ブクマと、感想と評価の要求はどうしたんですか?」
いや、ちょっと諸事情が⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「告知しない作者さんにはシャルルを喰らってもらいます」
ちょっ、まっ、その技には色々と問題が!!
「問答無用!!」
ギャーーーーーーーーーーーー!!