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黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第四部 あなたとの幸せな生活
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お風呂

感想がもらえて超ハッピーな作者です。今日が5月10日だと知って月日早すぎない?って思いました。

 白露がさらっと難しい質問をしてきた。血筋、血筋か~。考えたことも無かった。藪からスティックにどうしたんだろう?お爺ちゃんお婆ちゃんの話を聞いたから家の家系図が気になったのかな?


「ややこしいんだけど初代様が人間でその妻がアラクネでその二人の養子の天使と実子が結婚。これがお爺ちゃんお婆ちゃんね。で、この二人の子供が父さんな訳よ。で、その父さんと結婚したのが古龍と結婚して生まれたのが俺。つまり、俺はアラクネのワンエイスかつ天使のクオーターかつ古龍のハーフって事だ。人間の血なんてほとんど引いてない」

「え、主様ってアラクネのワンエイスだったんですか!?」

「うん、後多分初代様の妻はホーリアラクネだった筈だよ」


 そう、俺はアラクネと天使とドラゴンの血を引いているという、現在社会問題になっている異種族との混血児である。え?そんな問題知らない?だって10年前からの問題だからね~。白露が物凄く驚いた顔をしていた。


「まさか、私と同じ種族だなんて⋅⋅⋅⋅⋅⋅。運命を感じますね!!結婚しましょう主様!!」

「待って待って待って、どうしてそこに飛んだの!?」


 物凄くキラキラした目で結婚を迫ってくれるのは嬉しいよ?でもまだ三年くらい早いって!!


「そ、そんな⋅⋅⋅⋅⋅⋅。18歳になったらすぐにでも結婚したいだなんて///」


 違う、そうじゃない。結婚したいけど、そこじゃ無い。⋅⋅⋅⋅⋅⋅もう疲れたから帰ろ。


「帰ろ?白露」

「もう、照れなくてもいいじゃないですか~♡」


 俺が恥ずかしくなって走ると白露がニヤニヤしながら付いてきたのでそのまま家に帰った。

 帰宅後


「もぅ、遅くなるなら言いなさいよね。⋅⋅⋅⋅⋅⋅で、何したの?まさか野外p」

「言わせねーよ!?何爆弾発言かまそうとしてんの!?」


 家に帰ってすぐに母さんがニヤニヤしながらそんなことを(のたま)った。全く何を言ってるんだ。このおば⋅⋅⋅⋅⋅⋅人妻が。無言の圧力辞めて?後何でわかるの!?俺そんなに分かりやすい?


「「分かりやすい(です)」」

「もうやだ、この二人」


 全く何を言い出すんだ、この二人は。まぁ、いいや。手洗い行こ。


「あぁ~!待ってくださいよ~、主様」


 俺が洗面所に行くと、白露があわてて付いてきた。かわいい!さっき呆れてたじゃないか?かわいいから良いんだよ。

 俺は手を洗った後、自室に向かった。何をするのかって?勉強だよ!


「えーっとここは微分を証明してから増減表を書いて~⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 微分の証明暗記しといて良かった。人間を微分して二次元に行く技術を確立してアニメ世界に入り込める物作れないかな?と思い立って良かった。


「次は⋅⋅⋅⋅⋅⋅えーっと確率か。ここは記述じゃないから組み合わせのアレを使って⋅⋅⋅⋅⋅⋅320分の1だ」


 数学飽きたし英語でもやるか。えーっとここの時制は現在完了かな?


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅ま、主様!!」

「ん?白露じゃん、どったの?」


 白露に呼ばれた。何だろう?今日のコーヒーが美味しかったのかな?


「どったの?じゃないですよ!ご飯出来たって言ってるのに返事が無いから某国に拉致されたのかと思いましたよ!!」


 言葉こそ厳しいけど涙目で言ってるから怖さがない。でも、罪悪感が湧いてくるから凄く効果的。


「そ、それは心配させてごめん」


 某国はまだ返してくれてないからね。しかも純真無垢な異世界側の人間を拐ったとか黒い噂が絶えないし。


「それで今日のご飯は何?」

「今日はですね~、オムライスとサラダになります」


 オムライスとサラダだと!?オムライスなんて作るの面倒だよね?それをこんな短時間で⋅⋅⋅⋅⋅⋅?この娘、できる!俺達はダイニングに向かった。

 俺達がダイニングに着いた時には母さんがもうテーブルに座っていた。なので俺達も椅子に座った。


「「いただきます」」

「主様、あーん」

「ちょ、流石に恥ずk///」


 白露が反論は許さないとばかりに俺の口に料理を突っ込んだ。


「デートの時もしてるじゃないですか~。それと変わりませんよ~」

「いや、目の前に居るのが母親だと恥ずかしさ当社比五倍なん、むぐっ!」


 あ、このおかず美味しい。流石白露の作るご飯。あれ?これもしかして同棲してることになったりするの?


「今更気付いたんですか、主様?」

「もう思考を読む段階にまで進んでたなんて⋅⋅⋅⋅⋅⋅母さんそんなの知らなかったわよ」


 もうやだこの二人。父さんもこんな苦労をしてたんだろうか?南無三。そんな事を考えながらあーんされてたらご飯が無くなっていた。


「「ごちそうさまでした」」


 俺はお皿を食洗機の中に入れた後、洗面台に向かった。無論お風呂に入るためだ。


「あ゛ぁ゛ーー。やっぱ日本人の喜びはこの時だわぁーー」

「主様~、お背中お流しします」


 流す事は決まっているとばかりに断定形で言うが早いか白露が浴室内に入ってきた。


「ちょっ、まっ」

「どうしたんですか、主様?」

「いやいやいや!全裸で入ってきてどうしたんですか?は無いでしょ!」


 首を傾けてきょとんとした表情してても誤魔化せないから!!でもかわいい。カメラを持っていないことが悔やまれる。⋅⋅⋅⋅⋅⋅あれ?俺のこの発言ヤバない?


「そんな、私の撮影会をしたいだなんて⋅⋅⋅⋅⋅⋅♡」

「そこまで言ってないよ!?」


 今平然と会話してるけど白露全裸なんだよなぁ。湯気で見にくいけど胸とか胸とか胸とか、気になって仕方無いんだよね。


「さっきまでスルーしてましたけど主様、先に体洗うのを済ませるなんて酷いです」

「なんか背中がゾワゾワしたからね。早く洗っておいて正解だったよ」


 白露が悲しげな表情をしているが、ここで甘やかすと毎日のようにお風呂で薄い本みたいな事が起こりかねないからね。ぐっと我慢だ。


「え?お風呂ってそういう場所じゃ無いんですか!?」

「違うからね!?体洗ったり、湯船に漬かって疲労回復する場所だから!!」


 白露は目を見開き、手で口を押さえながら俺の発言を聞いていた。それにしても一体どこでそんな常識を学んだんだろう?


「主様を骨抜きにするべくカップルがどんな風にイチャイチャしてるのネットサーフィンしてた時に見つけた彼女としての正しい振る舞い方っていうサイトを参考にしたんですが⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「そのサイト絶対問題あるよ」


 そんな訝しげな表情されても問題あるものはあるんだから仕方無いよ。ん?なんかこっち飛んできてない?


「せいっ!」


 白露が水で体を流すと飛び上がって⋅⋅⋅⋅⋅⋅ちょっ、まっ!ドッボーーーン!!白露が浴槽内に入ってきた。


「白露、不潔」

「照れなくても⋅⋅⋅⋅⋅⋅不潔!?ちゃんとマッハで洗いましたよ!?」


 え?体を最大秒速で動かすことなんて女性として最も魅力的な白露みたいな体型で出来るものかなぁ?


「できますからね?」


 現実逃避してたけど白露のおっぱいがお湯に浮いてるんだよね。最初は桃でも持ってきたのかと思ったよ。


「失礼な!私のおっぱいはメロンくらいは確実にありますよ!!」

「うん、白露。消されちゃうからこれ以上はアウトだからね」

「え?私の○○○がいかに良いかの話しちゃいけないんですか?」


 白露、それはマジで駄目だよ?しかもそんなド清楚でピュアピュアな見た目がウリってるんだからさ。


「主様、メタいです」

「え?これ俺のせいなの!?」


 俺達はしばらく取り纏めの無い会話をしていたが、後がつかえそうなのでお風呂から出た。

白露が変態だって?そんなの当たり前じゃないですか~。皆さん変態ヒロイン好きでしょ?ちなみに私は大好きです。え?聞いてない?そんな固いこと言わないでくださいよ~。ストックが無くなってきたので、投稿ペースが鈍化するかもしれません。ごめんなさい。

これからも感想、レビュー、批判、酷評、誤字報告お待ちしております!

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