モンスターの説明とプチヤンデレ
はい、皆さんお久しぶりです。今回は割と長いので安心してください。ご意見により前書きを訂正しました。まぁ、正直私の前書きなんて読み飛ばしてくれて一向に構わないんですけどね。
~~~~~トーラー先生の特別授業!!~~~~~
教室に俺と白露とマヒが集まっていた。何故か皆、やや派手な制服を着ている。そして、女教師っぽいコスプレをしているトーラーが教壇に立っていた。
「魔物、及びモンスターと呼ばれている生き物には次のようなランク分けがされているんだ。通常種(Fランク)ク○ボーレベルの永遠の雑魚。
進化種(Eランク)通常種よりやや強め。
亜種(Dランク)進化種の変異体。ちょっと手強い
希少種(Cランク)遭遇が難しい癖に強い。経験値が多くもらえたりとかはしないよ。
真獣種(Bランク)魔物が覚醒して真の実力を発揮した姿
~このレベルから人間と生活可能な知性有り~
超希少種(Aランク)希少種が真の実力に覚醒した姿
神獣種(Sランク)勝てないので諦めましょう。知能が高く言語を簡単に理解する。
超獣種(SSランク)確実に死ぬでしょう。アインシュタインレベルの知能を持ち、単体で都市を滅ぼせる魔物。
幻獣種(SSSランク)緊急来訪警報があります。白露がこれにあたり、単体で国を滅ぼせる。
災害指定級種(EXランク)国境を跨いで放射能汚染レベルの被害を引き起こす魔物。人間に友好的な種は存在せず、この種は全ての生物に敵対している。
まぁ、ざっとこんな感じだね」
トーラー先生がやりきったといった感じにチョークを置いた。
「はーい、トーラー先生~」
「なにかね?奏多くん」
「魔物とモンスターで呼び分けとかされてるんですか~?」
「ふむ、良い質問だ。魔物と呼ぶ場合は中立的でモンスターと呼ぶ場合は良い意味の場合が多いね。例外はあるが⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「例外って何ですか~?」
「詳しく話すと来年まで掛かるが、いいのかい?」
おそらくだて眼鏡であろう眼鏡をクイッと持ち上げながら言う様は流石としか言いようがないっす。
「いや、やめておきます」
「賢明な判断だ。では、授業は終わりだ」
~~~~~~~~side 主人公~~~~~~~~
⋅⋅⋅⋅⋅⋅今さっき何か変な事があった気がするけど気のせいだね、うん。今何してたんだっけ?あ、そうそうデスナイトそこまで強くなくねって話をしてたんだった。
「デスナイトってそこまで強くないんじゃなかったけ?」
「チッチッチッ、ボクのはデスナイトじゃあ無くてDethknightだよ」
トーラーは至って真面目に言ってるけどホントに何が違うか分からない。
「言葉が足りないぞトーラー」
まひがトーラーに無表情で突っ込んだ。しかし、いつもどれだけ無表情でも心の中で突っ込んでいるのを俺は知ってるからね。
「それもそうか。ボクのDethknightはハンドメイドの強化外骨格で間接部分を強化!さらに素体には殺戮骸儡を使い物理最強にした夢のアンデットだよ!」
殺戮骸儡!?ただでさえ強い殺戮人形をアンデットにして後何しようって言うんですか。
「そ、そうですか。良かったですね」
白露が押されつつ答えた。うん、変な圧力あったもんね。まるで好きな事を語る陰キャのような、ね。
「なぁ、なんか日が傾いてないか?」
「え?いやいや、こんな短時間で日が傾いて⋅⋅⋅⋅⋅⋅るよ。なんで!?なんで傾いてるの!?」
そんなに時間たってなかったはずだよ!?まさか!!超自然的な何かの仕業か!?
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅あながち間違っていないとは、凄い勘だ(ボソッ)」
「なんか言ったか、トーラー?」
「いや、なんでもない」
「そうか、それなら良いんだが」
くっ、目の前でイチャつきやがって!俺だってなぁ、pーーとかpーーとかしたいんけど我慢してるんのに!!
「主様、見事にブーメランですよ」
白露がジト目で何か言ってるけど、聞こえないな~。別あーんとか膝枕とか耳掻きとか~、イチャつきに入らないよね。
「いや聞こえてますよね!?」
白露、読心術を前提に話すのは外では自粛しようって俺に言ったのは嘘だったの!?
「まさか読心術を前提に会話するとは⋅⋅⋅⋅⋅⋅!!ボク達も負けてられないな」
「いや、そこは別に競うところじゃない気がするのだが⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」
キーンコーンカーンコーン。コーンキーンキーンカーン。部活終了のチャイムが鳴った。
「帰ろっか⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「そ、そうだね」
特に片付ける物も無いので俺達は荷物だけ持って校門から外に出た。
「奏多くん、君は志望校を何処にするつもりなんだい?」
「俺も気になる。ぜひ教えてくれ!」
まひの食い付いてきたが、何処にそんなポイントが有るのか全く分からん。にしても、志望校か⋅⋅⋅⋅⋅⋅。やはり、あそこしか無いだろうな。
「松葉高校かな」
「有名高校だからね。それで、どの科にするんだい?」
初代様が行ってる時は無名に近かったけど勇者が出てから名門になって科が増えた。最近は公務員資格が必要な冒険者が進路としては人気なんだよね~。
「冒険者科かな」
「やはり君もそこにするんだね」
トーラーはうんうんと頷いていた。なんで頷いてるんだ?まさか、そういう事なのか?
「ってことはまさか⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「そうさ、ボク達もそこにするつもりだよ」
マジか。てっきりトーラーはもっと理系理系した所にするのかと思ってたんだけど。
「くくっ、理系理系ってw」
白露にネタにされた!親父にもネタにされたことないのに!!
「理系理系は置いておいて、確かに意外だろうね。でも、大きな理由があるんだ」
「どんな?」
「実は、私の先祖は終焉教の大司教だったらしくてね。そんな先祖の罪滅ぼしに祖父が独孤家の残した空中要塞と最強万能メイドを改修して何処かに隠したらしいんだ。それを探すのに役に立つと思ってね」
終焉教!?今は解体というか、初代様に滅ぼされた世界の人間を皆殺しにして自らに従う魔人と魔物だけで世界を構成しようとした邪神を祀っているという、あの!?もしかして⋅⋅⋅⋅⋅⋅だと、すると目の前に居るこの二人はまさか⋅⋅⋅⋅⋅⋅!!
⋅⋅⋅⋅⋅⋅いや、辞めよう。この二人は俺の親友だ。それ以上でも、以下でもない。
「その超万能メイドというのは⋅⋅⋅⋅⋅⋅まさか!!」
「そう、ゼータさ」
あの、全身兵器みたいな超、超万能メイド!?まじで!?独孤家でも捜索は諦めてるのに!?
「そうなんだ。頑張ってね!」
「あぁ、もちろん」
「言われなくても」
二人は少し驚いたような顔をしたが、すぐに返事をした。そんなに意外かな?その時、ちょうど分かれ道に着いた。もう少し二人と話したい気分だったけどこれ以上時間をかけると母さんにまた変な勘繰りをされるのでもう帰らなくちゃいけない。
「じゃあね~、二人とも」
「あぁ、また明日」
「気をつけろよ~」
俺は手を振りながら去っていく二人を見ながらお地蔵さんを右に曲がった。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅主様」
さっきから下を向いて口をつぐんでいた白露が口を開いた。少し不安になったが、俺はそんな気持ちを胸に仕舞い込んで相槌を返した。
「どうしたの?」
「主様、ゼータって誰ですか?私じゃ満足出来なくなりました?私とイチャイチャしながらその女の事考えてたんですか?」
久しぶりの白露の病みモードキターーー!!この状態になると白露の能力が当社比で3倍くらいになるんだよね。とりあえず早く何とかしないとここで逆レ○プされかねない!!
「いやいや、そんなことないよ!!ゼータはお爺ちゃんお婆ちゃんの友人みたいな人?だったらしいから1㎚くらい気になってただけだよ!!」
「なんだ、それなら良いんですよ。それでそのメイドはお爺様とお婆様にとってどんな存在だったんですか?」
た、助かった。これで俺が公前猥褻で捕まらずに済む。まぁ、白露以外の女に興味なんて元々無いんだけどね。七葉?知らない娘ですね。
「親代わりであり、友人であり、先生だったらしい。早くに亡くなってしまった初代様の代わりにお婆ちゃんと一緒にお爺ちゃんを世話してたらしいよ」
「へぇ~、そうなんですか。そういえば主様は度々(たびたび)人間辞めてるって言われてますけど、どんな血筋なんですか?」
そういえば読者さんは三日に一回という投稿頻度についてはどう思いますか?よろしければ感想で意見を。あと☆をつけていただけるとありがたいです。あ、どんどん布教もお願いします。