表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第四部 あなたとの幸せな生活
36/114

映画デート 後編

はい、お久しぶりです、皆様!!最近外に出れなくて暇すぎる?安心してください!この回を見れば割と楽しいので!

 映画館にて


「暇だね」

「暇ですね~」


 結論から言うと時間をもて余すくらい暇だった。今は12時45分。映画まで時間しかない。


「どうする、入っちゃう?」

「15分ですし、トイレを済ませて入ってしまいましょう」

「そうだね。じゃ、トイレを済ませたらここに集合ね?」

「分かりました」


 一分後、俺は集合場所である映画のポスターが大量に張ってある場所に居た。白露はまだ来ていない。時間には余裕しかないのでポスターを眺めている事にした。鷹の爪○の映画の今回の舞台は異世界側らしい。後ろに何か形容しがたい邪神みたいな奴が写っている。一体どんな映画なんだ。


「おまかせしました。主様」

「別に待ってないよ。さ、行こう」


 俺達はスクリーンに向かった。スクリーンまで割と距離あってビックリした。

 スクリーンにて


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅ノーモア、映画泥棒」


 有名な映画泥棒撲滅コマーシャルと鷹の○団による映画観賞マナーのコマーシャルが流れていた。そして、映画が始まった。

 映画観賞後


「凄く面白かったですね!」


 白露がやや興奮しながら言った。気持ちは分かりすぎるほど分かる。超面白かったからね。


「そうだね!まさか、鷹○爪団が異世界召喚されるとは思わなかったよ!」

「普段は発揮されない吉田くんの戦闘力と安定の博士と菩薩峠さんも凄まじかったですね!」

「でもなんといってもやっぱり⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「「総統が素晴らしかった!!」」


 ハモった。まぁしゃあない。下らない争いを止めたいという総統の理想に皆涙しただろうし、社会問題に対する風刺、それら全てが素晴らしい。

 現在、時刻は16時。もうそろそろ帰らないといけない。


「帰ろっか、白露」

「連れていきたい場所があるの私のこの背中に乗ってくれませんか?」


 白露が蜘蛛のあの丸い部分をこちらに向けてきた。


「別にいいけど、どこに?」

「よしっ、と。それは着いてからのお楽しみ♪です」


 白露、なんで俺を糸でしっかりと固定してるんですか?そこはかとなく不安を感じるんですが。


「しっかり掴まっててくださいね?では行きます!」

「え?まだ心の準備がぁぁぁぁぁあ!!」


 白露が飛んだ。正確には糸をそこら辺の建物に付けてパチンコの玉のように跳躍した。⋅⋅⋅⋅⋅⋅俺を載せて。そしてそのままビュンビュン飛んでいく。時速何キロでてるんたろう?


「わぁー」


 景色がどんどん変わっていく。夕焼けと灯り出した街灯がいい感じの雰囲気を感じさせた。


「着きました」


 白露が俺を下ろした。辺りを見渡してみると、そこは今まで来たことの無い場所だった。富士山をバックに夕日が沈んでいる。下には住宅があり、この対比がまた美しい。


「白露、ここは?」

「みどこの近くです」

「あそこら辺にそんな場所があったとは⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 みどことはみどり公園の略である。老若男女全員が呼んでいる中々凄い略称なんですねー。


「主様、」

「ん?」


 ガシッ!白露に顔を掴まれた。このパターンはアレですね、分かります。


「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、あむっ、れろれろ、ちゅるっ、くちゃ、ちゅっ、ん、ちゅっ、くちゅ⋅⋅⋅ぷはぁ!はぁ、はぁ、はぁ、もう我慢できないです」

「え?ちょっ、まっ、ここで!?」


 待て待て待て!白露さん、流石に外で致すのはいかがなものかと思うのですが?


「あそこにちょうどいい茂みがありますし」

「ギンピーギンピーとかあったらどうするの!?」


 触れただけで物凄い痛みが発生するヤバい植物の名前を出しても白露は止まらなかった。それどころか、なんか目が輝いている。


「大丈夫です。私にかかればそんな痛み吹っ飛びますから」

「ア────────────────ッ!!」

~~~~~~~察してください~~~~~~~

 翌日、俺は雀の声で目を覚ました。もう朝チュンにも慣れるかな?と思っていたけど、全く慣れなかった。


「主様、おはようございます♪」

「おはよう、白露」

「ご飯出来てますよ。一緒に行きましょう!」


 白露は基本的にいつもかわいい。なんでだろう?ドーピングでもしてるのかな?


「そ、そんな///私の方が食べたい、だなんて⋅⋅⋅⋅⋅⋅早すぎますよ主様♡」


 うん、俺はそこまで言ってないからね?かといって味見したくないわけでも無いし⋅⋅⋅⋅⋅⋅。男心って複雑だね。


「白露」

「どうしたんですか、主様?」

「いつまでも一緒に居てくれるか?」

「当然じゃ無いですか。私は主様と来世でも一緒になるつもりですから」


 微笑みながらそんな事を言う白露は物凄く魅力的だった。


「そっか、良かった」

「ふふっ、主様も不安になるときがあるんですね」

「当然だよ」


 白露が笑顔で俺の心配を吹き飛ばした。本当にこんな幸せな日々がこれから続いていいのだろうか?おr


「俺なんか、じゃありません。あなただから一緒に居たいんです。分かりましたか?」

「分かったよ」

「よろしい。さ、行きましょう」

挿絵(By みてみん)

挿し絵が暗い?申し訳ありません。今更みてみんを更新するのも嫌なのでご勘弁を。次はちょっと空くかもしれません。卒業式を追加しなくちゃいけないので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ