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黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第四部 あなたとの幸せな生活
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映画デート 前編

はい、皆さんこんにちは。色々と恐ろしいことが世間では起こっていますが私は相も変わらず執筆と勉強に追われてます。そんな私の時間の籠ったこの回をどうぞ。Twitterのアンケートに誰も答えてくれないから悲しいです。

 はぁ、やってしまった。あの後、俺達はそのままベッドインしてヤっていた。何故か白露にキスをされると白露の事しか考えられなくなるんだよな。そしてまた⋅⋅⋅⋅⋅⋅


「昨晩はお楽しみでしたねw」


 と言われてしまった。くそぅ。白露もお腹をさすって意味深な事言うし!めっちゃ居たたまれなかったよ!


「主様、今日は10時に駅ですよ」

「う、うん。分かってるよ」


 それを母さんの前で言わないで?ほらニヤニヤしてるじゃん。ゴシップをわざわざ渡す必要ないから。


「そうかそうか。あ、今日は帰らなくても良いからね」

「そ、そんな///楽しんでこい、だなんて///」


 うん、そこまで言ってないよ、白露。母さんも若干引いてるじゃん。


「若い頃を思い出すな~」


 引いて無かったよ!?何、若い頃って!?両親のそんな事聞きたく無かったよ!!

 そんな一幕の後、俺は()()()駅に向かった。白露に見捨てられた訳じゃないからね?待ち合わせしたいって言われたからこうしてるだけだからね?


「お待たせしました」

「いや、今来た所だ⋅⋅⋅⋅⋅⋅よ」


 白露に見とれすぎて言葉が出てこなかった。何処かの葉っぱとは違って白露の服装は凄かった。蜘蛛の糸のような切れ込みが鎖骨から肩にかけてのラインと腰辺りから下に入った黒いドレス。蜘蛛の糸のような場所には下に紫色のボロ布があった。いつもは白い袖無しドレスみたいに布を纏ってるスタイルなのでそれとのギャップが凄い。


「どうしたんですか?も、もしかして似合ってませんでした?」

「ううん!そんな事ないよ!!ちょっと綺麗すぎてビックリしただけだよ」

「そうですか⋅⋅⋅⋅⋅⋅良かったぁ」


 そういって安心したように息を吐く白露。かわいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!何!?このかわいい生き物は!?天使か!?天使なのか!?


「じゃあ、行こっか」

「はいっ!あ、ちょっと止まってください」


 腕を、組まれた。身長に差があるので最初は気付かなかったが、すぐに気が付いた。


「さぁ、行きましょう♪」

「う、うん///」


 少しの恥ずかしいさと幸せを感じつつ、俺達は駅構内の映画館に向かった。

 映画館の受付にて


「主様、これを見ましょう!これを!!」


 白露が指差していたのは秘密結社鷹○爪団の映画だった。


「じゃあ、それにしよっか。チケット買うね」


 俺達はプレミアムシートの場所を勝った。受付の人にカップルですか?と生温かい声で言われて白露にはい、自慢の彼氏です!と言われて凄く嬉しかったのは秘密だ。


「13時ですか。微妙な時間ですね」


 現在、時刻は11時5分。確かに微妙な時間だ。だがしかし!今日のために俺は準備をしてきたのだ!


「服屋に行きましょう!主様」

「あ、うん。分かった」


 あぁ、なんて事だ。準備してた事全てが白露の勢いに殺されてしまった。ここでしっかりとポイント稼がないといけなかったのに。


「主様、私はあなたのトーク力を好きになった訳でも、リーダーシップを好きになったわけでも無く、あなたを好きになったんです。私は主様と一緒に居られるだけでそれだけで幸せいいんです。だから、無理して私を楽しませようとしないでください」


 白露には俺の考えてるん事は筒抜けだったらしい。全く、白露には敵わないよ。


「白露におまかせするよ」

「はい、任されました」


 白露が微笑みながら俺に語りかけた。本当にどれだけ俺を落とせば気がすむんだが?まぁ、落とされるのは大歓迎なんですが。


「永遠に落とし続ける気ですよ」


 白露は至って真面目にそんな事を(のたま)った。これを本気で言ってる白露も、それにドキドキしてる俺も末期だなぁ。


「そっか、離さないでね?」

「元々離す気なんてさらさらありませんよ」


 服屋では白露に着せ替え人形にされた。それでも地味な服ばかりだったのは俺の素材のせいだ。うん、知ってた。別に残念なんかじゃないし。その後、俺達はフードコートに向かった。


「白露、何食べる?」

「主様何言ってるんですか?買いませんよ?」 「ふぇ?じゃあなんでここに来たの?」


 フードコートに来て何も食べないって、それはメンマ無しのインスタントラーメンみたいなものじゃ無いか。


「主様が私以外の生命体の作ったご飯を食べるなんて嫌なので作っててきました」


 白露が何処から取り出したのか、肉ぶっかけうどんを取り出していた。しかも遠目で見たら店のやつに見える丼で。麺はもちろんさぬき。独孤家の人間は初代様の代から讃岐うどんが好物なのだ。


「白露凄い!丼すら偽装出来るなんて!白露が彼女でホントに良かった!!」

「ふへへへへ、褒めてもナニも出ませんよ」


 白露が蕩けた笑顔で答えた。⋅⋅⋅⋅⋅⋅なんか何の発音がおかしかった気がするけど気のせいか。


「「いただきます」」


 お、美味しい。なんという美味しさなのだ。うどんのつゆと肉とうどんが絶妙にマッチしている!超美味しい!箸がどんどん進む。

 あれ?もうない。白露を見ると俺を楽しそうな顔をして眺めていた。恥ずかし!


「どうしたの?」

「いえ、主様が美味しそうに食べてるのがかわいいなぁと思いまして」

「複雑な気分になるほめ言葉をありがとう」


 かわいいと言われてもなんか褒められてる気がしないんだよね。何故か女性陣はかわいいを多用するんだよなぁ。なんでだろ?


「取り敢えず映画いこうか」

「え、もうそんな時間⋅⋅⋅⋅⋅⋅ですね。行きましょう」


 現在、時刻は12時32、3分といったところ。映画に間に合うかな?俺達はフードコートから出て映画館に向かった。

え?白露の服の描写が細かすぎて想像しながら読めない?黙れ小僧。

「読者様に失礼でしょ!」

ギャーーーーーーーーーーーース!!

はい、という訳でですね白露の服はファッションに疎かったのでテキトーにネットから見繕ったものなので皆さんは気にしなくて平気です。

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