詫び回
皆様お待たせしてしまって非常に申し訳ございませんでした。なので今回は2話分の分量をお送りしますのでお許しください。
~~~~~~~~side主人公~~~~~~~~~
なぜだか妙にすっきりした目覚めだ。まぁ、気のせいだろうね、うん。そんなことを思っていると布団の中で何かがもぞもぞと動いた。
「おはようございます。主様」
「おはよう、白露。そんなところで何をしてたの?」
「そりゃ朝ピーした主様のピーーをピーーしてたんですよ」
うん、凄く嬉しいけどそういう事を白昼堂々言わないで?
「主様、これに着替えてください」
「うん、わかった」
俺は白露に用意してもらった服を着た。そして、その後俺はリビングに向かった。
「昨晩はお楽しみでしたね」
バレてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう!!何で!声そんなに漏れてない筈なのに!!
「なんn」
「はい、超楽しかったです」
白露ぉぉぉぉぉぉぉお!!そんな私が代わりにやっておきました。誉めて誉めて!って顔でなんて事を言うの!?主に俺が物凄くいたたまれなくなるじゃん!
「クレア、それよりも大事な事があるだろう」
さすが父さん!ちゃんと俺の気持ちを鑑みてくれてい⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「避妊は忘れるなよ?」
父さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!俺まだ小5だよ!?それなのに避妊してたら良いの!?ねぇ!!
「思い出すなぁ。クレアに襲われたのもこのくらいだったか」
「壮太さんも途中からノリノリだったじゃないですか」
やめて!両親の性事情とか聞いてもなんも面白くないし、反応しづらいだけだよ!
「あー!あー!あー!お腹空いたな~!!」
「そうなんですか、主様!!私が今すぐ口移しで食べさせてあげますね!!」
おかしい、流れを変えたくて無理やりぶったぎったのにさらに流れが悪化した気がする。さらに、白露が餌を見つけた魚みたいに生き生きしてるんだけど。
「若いっていいな」
「そうですね、お砂糖吐きそうです」
もうやだ。なにこの混沌な状況、もう帰りたい。あ、ここが家だったよ。
十数分後、白露に無理やり口移しで食べさせられたご飯は美味しかったです。母さんと父さんはデートに出掛けた。帰って来るまでに終わらせてね?と言われた。何をと言わないのが怖かったです。
「さぁ、主様勉強しましょう」
「はい」
白露が女教師のコスプレをしてそんな事を言った。形から入るタイプなんだろうか?
「まずは算数からです」
ドサッと問題集が積まれた。すごい量たけどこれ解くの?マジで?
「さぁ、始めましょう」
数十分後、白露の分かりやすい指導のお陰で確率の計算や、二次方程式、三角関数がすらすらと解けていった。
「もう数学は十分ですね。次は英語です♪」
ドサッとさらに問題集がおかれた。これやるの?本気?
「さぁ、やりますよ~!!いいですか?まず英語っていう言語はですね主語絶対前に持ってくるマンで⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
数十分後、白露のお陰で英語が出来るようになった。最初から発音のコツを教えてくれてマジ感謝。
「さて、次は保健体育の実技ですよ♡」
「え?何で服を脱いで⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
「さぁ、主様♡今から性行為を手取り足取り教えてあげますね♡抵抗しても無駄です」
白露がただでさえ扇情的な服をゆっくりと脱いでいく。待ってそれはずるいその気になっちゃうじゃん!そして白露が俺の服をいとも簡単にぬがはした
「何で服が一瞬で脱げるの!?まさか、謀ったな!」
「私の用意した服を信用した主様がバカだったのです♡」
白露が俺をベットに押し倒した。これはもうアカン奴や。白露の目の中にハートが見える。もうだめだ。
「ちょっ、待て」
「問答無用♡」
~~~~~保健体育の実技をしました~~~~
数時間後、妙に艶々(つやつや)した白露が昼御飯を作るといって上からエプロンのみを羽織ってキッチンに行ってしまった。
「そういえば、白露の調理してる場面見た事ないな」
よし、いい機会だから見に行ってみよう。俺はキッチンに向かった。もちろんロングコートを羽織って。⋅⋅⋅⋅⋅⋅なんか不審者みたいだな。
「あ、主様どうしたんですか?」
「白露の料理シーンが気になってさ」
「ふっふふ、見せてあげますよ」
そう言うが早いか、白露は物凄い早さで食材を切り、皮をしゅるるるるると剥いていく。そして、食材を鍋に放り込んでいく。さらにスパイスを鍋に放り込む。鍋にはうどんが入っていた。これはカレーうどんか?
「これってカレーうどん?」
「正解です♪」
白露がこちらを向いて笑いかけてきた。裸エプロンで、裸エプロンで。大事な事なので2回言いました。
「さぁ、出来ましたよ」
「「いただきます」」
なんだろう、非日常な感じがしていつもよりも美味しい。
「主様、はい、あーん」
「あ、あーん」
白露にカレーうどんを食べさせてもらった。さっきより美味しいのは何でだろう?白露に食べさせてもらってるからかな?あれ?うどんもうない。
「「ごちそうさまでした」」
「さぁ主様。続き、しましょう?」
「え?もう、無r」
白露さん、その手に持ってる物は何ですか?精○剤って書いてある気がするんですけど。
「ふふっ」
白露がそれを半分飲んだ。もう半分も口に含んで⋅⋅⋅⋅⋅⋅。何で顔が近付いてきてるんですか?
「ちゅっ」
え、ちょっ、まっ!白露の舌が俺の口を開けて⋅⋅⋅⋅⋅⋅精○剤流し込まれたーー!!
「これで、続き出来ますよね?」
~~~~~~~察してください~~~~~~~
数時間後、白露がようやく満足してくれたらしく、夕御飯を作り始めた。
「ん、メール?何々、今日は帰りません。存分に楽しみなさい?⋅⋅⋅⋅⋅⋅なにこれ?」
ん?なんだろう、後ろから凄い気配が⋅⋅⋅⋅⋅⋅。俺はその気配の事が非常に気になったので、振り返った。そこには目の中にハートを浮かべている白露がいた。
「さぁ主様、お風呂に入りつつ、ご飯を食べながら、おセックスしましょう」
「欲張りだね!?」
しゅるる!なんか嫌な音がしたなぁ。足に糸がついてるよ。
「さぁ、お風呂に行きましょう」
「アァッ────────!!」
~~~~~~~察してください~~~~~~~
「ちゅんちゅん」
雀の鳴き声が聞こえる。これが噂の朝チュンか。目を擦っていると手の甲に着いたキスマークが目に入った。昨日白露に顔以外全身に付けられたのだ。しかも消えたらまたつけ直すらしい。⋅⋅⋅⋅⋅⋅なるべく長く持つことを祈ろう。アレを何回もやられたら死んじゃう。
「主様、おはようございます」
白露が隣で体を起こしていた。もしかして寝顔数時間見られてた?まっさか~。数分くらいだよね?俺が寝てからずっととか無いよね?
「おはよう、白露。いい天気だね」
「こんな日は絶好のデート日和ですね」
「そうだね」
ピンポーン、ドアベルが鳴った。Amazo○か何かかな?俺は何も頼んだ覚えは無いんだけど。
「ようやく届きましたか」
いつの間にか服を着ていた白露がそんな事を口走った。え?白露何買ったの?えっちぃ玩具とか買ってないよね?
「何か買ったの?白露」
「カイロウドウケツと赤いアネモネとピンクのサザンカとアイビーと紫のチューリップと黒薔薇と白い朝顔それぞれの種と四つ葉のクローバーですね」
カイロウドウケツ以外全部花だとカイロウドウケツの場違い感が半端ないな。ちなみにカイロウドウケツとは全身ガラスで編まれた壺みたいな形をした海藻みたいな物だ。
「花、花か。俺も何か育ててみようかな。にしても、なんで急に花を買ったの?」
「いえ、花言葉で主様に私の好意をアピールするつもりで買ったんですが、⋅⋅⋅⋅⋅⋅まぁ、途中で主様が私の物ですよアピールするために変わっちゃいましたけど」
何このかわいい生き物。あ、彼女だっtいや違う!女神だ!女神が居る!
「そんな、女神だなんて(ボソッ)」
白露がなんか言った気がするけど聞こえなかった、うん。読心術なんか使えないよね。
「それで、どんな花言葉なの?」
「それぞれ、アネモネが『君を愛す』。サザンカが『永遠の愛』。アイビーが『死んでも離れない』。チューリップが『不滅の愛』。黒薔薇が『あなたはあくまで私のもの』。四つ葉のクローバーが『私のものになって』。朝顔が『私はあなたに絡みつく』です」
白露がそれぞれの言葉から何を想像したのかわからないけど赤らめた顔を押さえてくねくねしながら言った。
この花達に加えてカイロウドウケツか⋅⋅⋅⋅⋅⋅。ある一種の海老の夫婦が死ぬまで一緒に住んでる海綿動物でしょ?ヤンデレの象徴ばっかじゃないか。
改めて思う。白露を選んで良かったと。え?普通は七葉だろって?いやいやチミ達、結婚後に愛情が保証されてる人とそうじゃない人どっちと付き合いたい?って言われて後者選ぶか?そういうことさ。
「そ、そんな///かわいいお嫁さんにしたいだなんて♡(ボソッ)」
白露、別に俺はそこまで言ってないぞ~。そして、やっぱり心読めるのね。なんでだよ!?何、エスパーなの!?それとも何、そういう種族に進化したの!?
「いえ、私は回復に特化したホーリアラクネに進化しましたよ?」
「回復⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」
一体どんな風に解釈したら白露が回復特化に進化するんだろう?今までの白露の交渉(物理)が思い出される。
「ふっふっふっ、それは私が主様を癒したいと言う気持ちの表れですよ」
ドヤる白露がかわいい。何、何なのこのかわいい生き物は。俺を悶死させたいの!?
「主様を悩殺したいんですよ」
「ごはぁっ」
これは物凄い威力。こんな事言われたら更に好きになるしかないよね。
「あ、そういえばあの二人に報告したっけ?」
「うーん、どうでしたっけ⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
しばらく俺と白露は記憶を探っていたが俺は結論に達した。
「「あ、してなかったわ(ですね)」」
白露も同じ結論に達したらしい。これはもう18になったら結婚するしか無いですね。それはさておき、あの二人に報告しないとな~。
「端末で連絡しn」
「どうしたんですか、主様?そんなに固まっt」
白露も固まっていた。そりゃそうだ。この二日間で二人からのメッセージが滅茶苦茶貯まってたんだもん。そして、一分前のメッセージにはそっちに行くから待ってろという旨のメッセージがあった。
「準備、しますか」
「そうだね」
俺は部屋を整え、白露は届いた花の種やカイロウドウケツを部屋に配置した。
「「よし、完璧だ」」
ピンポーーン。ドアベルが鳴った。もう来たのかよ!早いな!!俺達はドアを開けた。
「いらっしゃい。久しぶりだね」
「あぁ、久しぶり。じゃねーよ!」
マヒロがこんな風に感情的になるのも珍しいな。そんな心配だったのか?
「マヒロはかなり心配してたからね。もちろん
ボクもだがね」
二人とも心配そうに俺達に詰め寄ってきた。でも、こんな所で話すことでもない。
「まぁまぁ、しっかり説明するから俺の部屋にでも上がってくれ」
「「あ、あぁ」」
俺達は二人を部屋に案内した。途中で出くわした母さんが、俺達と二人の関係を根掘り葉掘り聞いたのは秘密だ。
「さて、説明してくれるんだろうね?」
「あぁ、それはね⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
やや怒っている二人に俺はこれまでの顛末を説明した。
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅ということがあったんだよ」
「「一つだけ良いか(かい)」」
ハモった。やっぱり二人も相当良いカップルしてるんだろうな。今度デートコースを参考にさせてもらおうかな?
「もちろん」
「「じゃあ最初っからくっ付けよ!!」」
「「返す言葉もございません」」
本当にどうして当時の俺は七葉の事が好きだったんだろう?まぁ、恋なんてそんなものか。昔の偉い人も恋とはここら辺の女性を女神と見紛う事って言ってたし。
「君達の話を聞いてるとボクとマヒロの出会いを思い出すよ。そう、あれは数年前の事だ⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
次回は21日に投稿します。お願いします!離れないでください!!