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黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第三部 私を幸せにするのは⋅⋅⋅⋅⋅⋅
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絶対ニ許サナイ。顔ハ覚エタ。イツカ殺シテヤル

タイトルで察せる通り胸糞回です。これが多くのラノベ主人公が行った事の本質であると思うと恐ろしいですね。

 端末を見てみると呪いのメールが送られてきていた。俺はそれを無視してご飯を食べお風呂に入って寝た。白露は狩りから帰っていないらしい。

 翌日、僕は朝御飯を食べた後、学校に行った。今までで一番長い通学路だった。

 下駄箱を開くと妙にデコレーションされた上履きがあった。そして、それを地面に落として履こうとした。が、中には画鋲が詰められていた。


「おはよう、奏多くんどうだった?」

「ちょっ、待てトーラー」


 マヒロは感づいてしまったみたいだ。無理もないか。多分今、酷い顔してるだろうから。トーラーは多分人の表情に疎いから分からなかったんだろう。


「後で話すよ」

「あぁ、分かった」


 朝の会が終わり、授業が始まった。俺の周りで何か紙のようなものがやり取りされていた。大方こいつダッセとかそんな感じの内容だろう。まぁ、どうでもいいけど。今日はいつもよりも一時間目が早く終わった気がする。気のせいか?体育の時間になった。ペアが組めずにトーラー達に混ぜてもらった。

 そして、中休みになった。トーラー達に結果を報告しようとしたら突然体育館裏に居た。なにが起こったのかよく分からない。


「お前、七葉に告白したらしいな?」

「勇、者」

「あいつは俺の女だ。誰にも渡さない」


 その台詞と、共にぞろぞろと有象無象が現れた。勇者、確かお前には彼女が居たよな?それなのになんで七葉にも手をだすんだよ!!あれか?

勇者はハーレムを築いて当然だとでも?それで何人不幸にしたと思ってるんだ?ふざけるな!!


「ジ・アース」

「やr」


 俺の方が早かった。まず俺は周りの有象無象共の首を後ろから叩いた。

 4秒、経過

 俺は勇者の頭を掴んで壁に投げつけた。そして、鳩尾(みぞおち)を殴った。

 時は、動き出した。


「ノイズキャンセリングイアホン持っててよかった」


 無かったら今の余波で鼓膜死んでたよ。何も聞こえなかったけど。

 そして、授業を受けて昼休みになった。俺はトーラー達の元に行き、二人を人目の無い場所に連れて行った。


「で、どうだったんだい?」

「実は、カクカクシカジカでして」

「マルマルウマウマそうか、それは、残念だったね」

「よく頑張ったな」


 二人とも、俺を気遣ってくれているのを感じる。いい友達を持てて幸せだよ。


「大丈夫、君ならすぐにでも()い人が見つかるさ」

「うん、がんばる」


 キーンコーンカーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅。昼休みが終わった。俺達は授業に戻った。

 放課後、俺はラブレターに巧妙に偽装された手紙で屋上に呼ばれた。どうせお礼参りでしょ?知ってる。屋上に行くと、そこにはtheチンピラって感じのやつが居た。


「お前が、奏多だな?お前、俺に殴られろや」

「そんなことはいわかりましたなんて言うはず⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 チンピラのリーダー的なやつがそんなことを言ったけど、そんなの知らない。とっととジ・アースで⋅⋅⋅⋅⋅⋅。


「良いのかなぁ?お前が拒否したらお友達が酷い目に逢うかもしれないなぁ?」

「くっ!」


 有象無象が俺にニヤニヤしながら近付いてきた。ニヤついてる人間をウザイと思ったことはない。くっ、こんな奴ジ・アースさえ使えれば!


「おらぁぁぁあ!!」

「か゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」


 何だっ!この痛みは!鼓膜が破れた時の5倍は痛い!おかしいっ!まさかっ!これが奴の能力!?


「死ねっ!」

「あ゛ーーーぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛」


 痛い、なんてレベルじゃない。今までの痛みなんてただの錯覚なんじゃないかってぐらい痛い。ぁぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


「おらッ!おらッ!おらッ!」

「飲めよ、おらッ!飲めよぉ!」


 俺が即座に首を振ると奴がコンクリートの地面に俺の頭を乱雑に擦り付けた。っぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!でも飲むわけ無いだろそんなのっ!それはめちゃくちゃ有名な不能薬(飲めば一生不能某悪魔の実みたいにメリットは無い)なんだから!

 ⋅⋅⋅⋅⋅⋅でも、こんなに痛い思いをするくらいなら──


「飲めよ。ふんっ、最初からそうしろ、よっ!」

「ひぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「おらッ!」


 俺は奴に薬を口の中に乱雑に放り込まれた後、最後にもう一度蹴られた。体はもう、痛みを感じていなかった。


「このくらいにしておいてやるよ」

「うっ、あぁっ、ぐはっ」


 俺は上手く動かない体に鞭を打って立ち上がった。あぁ、そういえば、靴は掃いてたな。


「神よ、俺はなんだかんだ言ってあなた方を信じていたのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。辛いことがあったその先に必ず幸せは訪れる。悪人にはそれ相応の罰が下ると信じていたのに⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。それが!この様だッ!!お前たちはなんなんだよッ!俺の気持ちを踏みにじりやがってッ!いいよ!そっちがそうだってんなら上等だよ!いつか貴様ら全員皆殺しにしてやるからな⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 (にせもの)もッ!それを崇める人間達もッ!皆ッ!皆ッ!滅びてしまえッ!そんな害虫、全部駆逐しつくしてやるッ!お前もだ七葉ァッ!(にせもの)を信じる人間まして勇者の好いた相手なんて絶対に殺す!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉす!!


「くふふふふふふふふふふるるるる!!はははははははははは

ははは!!はーっはっはっはっはっはっ!」

え?ヤンデレがないし短い?すぐにヤンデレ出すので心配しないで大丈夫です。

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