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黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第二部 嵐の前のような静けさ
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蹂躙

遅れてすいません。家に居るんだからゴロゴロするなと言われ執筆に時間がかけられなくてですね。とにかく申し訳ありません。

 翌日、僕達は皆早起きして南本公園に来ていた。


「君達、知っているとは思うが今日の大会は一部魔物使いを除き、基本は一人ずつの参戦だ。更に上級生も参加する。ボク達の力をここで見せてやろう。なぁに、相手を殺してしまっても終われば生き返る。気にすることは無いさ」


 僕以外の全員が首を縦に振った。え、僕知らないんだけど。いつの間にそんなことになってたの?てか、暗に殺せって言ってるよね!?


「準備は良いかい?」

「「おーー!!」」

「お、おー!」


 若干足並みは揃わなかったものの僕達は第二部、運動会2日目に望むべく学校へと向かった。

 教室にて


「起立、気をつけ礼!」

「「「「おはようございます!」」」」


 皆が挨拶を終えると一斉に席に座った。普通の光景だ。普通の。


「それでは、出場する男子はここで、女子は水道前の広間でカーテンを引いて着替えてください」


 けっ!男子はいつも道り教室ですかい。へぇへぇ、分かりましたよ。皆は冷たい目線を残して去っていった。


「「はぁ」」


 僕達は顔を見合わせた。マヒロの顔に疲れが浮かんでいる。そりゃそうだ。毎日朝練して、冷たい視線に耐えて⋅⋅⋅⋅⋅⋅ホント、よく耐えてるよ。


「ねぇ、今日の大会、どう思う?」

「どう思うって言うと、あれか?仕組まれてるかどうか、とかか?」

「そうそう。僕は仕組まれてると思うんだけどマヒロは?」

「うーむ、半々ってところじゃないか?」

「半々かぁ」


 僕は体操着に着替えて白露達と合流し、校庭に向かった。


「戦いを見たいかーーーーーー!!」

「「「おぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!」」」

「血を見たいかぁぁぁぁぁーーーーーー!!」

「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!」」」


 ずいぶん物騒なことを喋ってるけど殺されないよね、ね!?あ、そういや、僕達もそんなこと言ってたわ。


「公式に物騒なこと言ってますけど大丈夫ですかね?」

「あんまり大丈夫じゃないかもしれない」

「いや、正常さ。人間っていうのは血と闘争を求める生き物なんだよ。だから、これは当然さ。⋅⋅⋅⋅⋅⋅まったく、反吐が出る」

「あぁ、同じ生物だと思うと吐き気がするよ」


 その言葉が言い終え、会場に着いたと途端にアナウンスが流れる。


「「「殺せぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!」」」 

「三年二組赤組チーム!最初はマヒロ選手だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

「「「ひひひひひひひひひ」」」


 マヒロの登場と共に、冷笑が会場を覆った。マヒロはまったく気にしてない。す、すげえ。


「そして相手は6年白組、狂乱の申し子ネロ・クラウディウスーーー!」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」

「実況は私、亜無運洲が。解説は⋅⋅⋅⋅⋅⋅」

「載是狸亜がお送りします」

「それでは試合、開始ィィィィィィ!!」


~~~~~~~~sideマヒロ~~~~~~~~

「今日の相手はお前か。どういたぶってやるか、この前の奴はすーぐ罪を認めちまったからな~、退屈だったんだよ。げひひひ」


 こいつ⋅⋅⋅⋅⋅⋅!!

 いたぶった?罪を認めた?拷問してるのか?日常的に?俺も別に善人では無い、がこいつのやることは無理だ。


「どうした?怖くて声もでないか?この前の女は鳴くのが上手かったなー。ギャハハハハ!」

「女を、鳴かせた?」


 こいつ!ぶっ殺す!今から二秒以内にその手足を切り裂いてやる!


「紫電一閃、雷鳴」


 木剣が奴の腕を切り裂いた。そしてそのまま俺は奴の体を地面に叩きつけ、足をそいつの上に置いた。


「う、腕が!俺の腕がぁぁぁぁ!!」

「五月蝿い。黙れ」


 ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!ガゴンッ!

 俺は奴の頭を柄で延々と殴り続けた。


「⋅⋅⋅⋅⋅⋅辞めて、ください」

「なんだ?聞こえないな~」

「辞めて、ください。何でもします許してぐだざいー!お願いじまず!」

「なら、目玉をくり貫け。どうせ直るだろ?」

「はい、わがりまじだ。ぎゃぁあぁぁぁぁぁぁ、いだいいだいいだい!!これで、え?」


 グシャァァァァァァァァァア!!俺の手が奴の脳を貫いていた。うへぇ、気持ち悪ぅ。


「目をくりぬけば、なにも、しないっ、ていっだ、くせに」

「馬鹿が!俺は目玉をくり貫けって言っただけ。助けるなんて言ってねーよ?」

「な、なんてひどい、やろ」

「インフィニットスラスト」

「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」


 俺はこいつを木剣で切りつけまくった。そしてそれは剥き出しになった。


「や、辞めろ、それだけは辞めてくれ!!」

「生きたまま心臓を握りつぶされる感覚、とくと堪能しな」

「ごるぼぉぁぁぁぁぁぁぁぁぃぃぁあ!!」


 そしてネロは血液を吹き出して息絶えた。死ぬときくらい綺麗に死ねよな。


「し、勝者はタナカマヒロ!!最初の斬撃!何が有ったのでしょうか!私には見えなかった!」

「あれはマヒロ選手が高速で相手に迫りそのまま剣で腕を切り落としたのでしょう」

「そんなことが可能なんですか!」

「ええ、むしろ素手で切り落とせなければ達人とは言いがたいです」

「そ、そうなのですか」


 ──時は巻き戻った。試合場の砂がどんどん元に戻り、ネロ・クラウディウスの心臓が再生されていき、傷も塞がった。


「あーーー、うーーー」


 ネロ・クラウディウス再起不能。

書き留?一万字しかないので投稿できないのです。

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