表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒髪のボッチだけど、振られたらアラクネに拾われて溺愛されました  作者: 電誅 萬刃
第二部 嵐の前のような静けさ
13/114

行事決め

皆さんこんにちは、なんか臨時で休みが入った作者です。よって更新させていただきます。

 物凄くつまらない授業を必死に耐えてようやく放課後になった。


「ねぇ、一緒に帰らない?」


 七葉が僕達に喋りかけてきた。これはまたとないチャンス!


「僕は良いよ、皆は?」

「良いよ」

「良いぞ」

「良いですよ?」

「全会一致ィ!よし、帰ろう」


 僕は七葉と皆と一緒に帰った。僕から話を振らずに上手く話を聞けた気がする。

 帰宅後、手を洗いランドセルを置き場に置き、宿題の試写?だっけをしていたら白露が唐突に口を開いた。


「主様、おやつにしましょうか」

「ふぅー終わったー。おやつか、そうだね。そうしようか」

「それではこちらに」

「よいしょっと」


 白露に促されるままに僕は椅子に座る。そこには生チョコレートが用意されていた。


「はむっ、んんんんん!!」


 超旨い。僕はチョコレートが好物だったりするんだけど生チョコレートはもっと好きだ。これは美味しすぎる。涙が止まらない。


「泣くほど美味しいんですか?作った甲斐があります」


 数分後、白露の生チョコレートをたっぷりと堪能した僕は白露にお礼を言った。


「美味しかった。ありがとね」

「いえいえ、どういたしまして。あ、そうだ!ゲームでもしませんか?」


 白露がかなり魅力的な申し出をしてきた。これはもう断れないっすね。


「何やるの?」

「これです!」


 そ、それは今やヴィンテージ物のスイッチ!しかもソフトはブレワイの続編だと!?


「さぁ、やりましょう!」


 二人プレイができる訳じゃないけど白露と僕でダメージ受ける毎にコントローラー交代でやった。敵の攻撃受けれないのでかなりスリリングだったけど楽しかった。


「ごはんできたわよ?」

「「はーーい」」

「はいは短く!」

「「はいっ!」」


 僕達はダイニングに向かった。まぁ、リビングダイニングだからすぐ後ろなんだけど。


「よし、揃ったわね」

「「「いただきます!!」」」


 何故か白露が作っていたご飯を食べる。安定の美味しさ。食べる手が止まらない。そうしていつも、無くなってるんだよね。


「「「ごちそうさまでした!!!」」」


 そして、僕達はお風呂に入って寝た。白露は、乱入してこなかったよ。

 ──そして数週間がたった。特に代わり映えもしなかったが、七葉とはちょっとだけ仲良くなった気がする。先生は虐めを黙認するタイプじゃ無かった。無かったけど、鈍かった。鈍かったのだ。先生は悪くないと思う。鈍いならしょうがない。


「今日は運動会の種目決めをします」


 そして五時間目の学活の時間そんなことをいった。え?ちょっと待って、そんなことを今決めるの!?ねぇ。


「ではまず、百メートル走の選手をやりたい人」

「はい!」

「よし、男子は上原女子は⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 よしよし、リア充を中心には決まっていってる。これなら面倒な企画は残らない。へっへっへっ、勝った!

 と思っていた時期が僕にもありました。


「じゃあ、クラス対抗綺羅盃の代表選手をやりたい人はいるか?男女混合三人程度だ」


 いやー、見事に面倒な企画が残ってるよ。綺羅盃とは昔この学校に通っていた勇者の、いや、初代を殺して、人間達の英雄になったゲスの名前だ。それにあやかってこんな模擬戦闘を行うことにしたのだ。


「せんせー、それなら独孤とタナカとエデクトがいいと思います」


 ニヤニヤしながらそんなことを言う龍宮院。お前僕達に恥をかかせるつもりでしょ!確かに地味だけどさ!地味だけど!僕達強いんだよ!!まぁ、でも他のクラスで選ばれた強い人を相手に勝てるかわかんないけど。


「分かりました。やりましょう」


 トォォォォォォォラァァァァァァァ!なに言ってるの!?マヒロが立ち上がって、おぉ、そうだ言ってやれ!


「俺もやるよ」


 お前もかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!ええい!ままよ!


「分かりました。やります」

「分かった。では次は⋅⋅⋅⋅⋅⋅」


 放課後、僕はトーラーとマヒロを問い詰めていた。


「何でやるなんていっちゃったの!」

「何故?それはこの行事は特殊な魔道具、例え相手を殺しても戦闘の後は元に戻っているからさ。確かその魔道具の名前はムシャクシャタイマーだったか?日本の漫画のキャラの使っていたものを科学と魔法で実現させたそうだ」

「それが、何の関係が⋅⋅⋅⋅⋅⋅?」

「まだ分かんないか?つまり相手を殺して俺達の地位を上げようって訳さ」

「なるほど」

「主様、私がついてます。それにジ・アースも使えますしね」


 あ、そういえばこの行事、魔物使いは従魔と参加していいんだっけ。魔物は魔物使いの力、らしい。


「さぁ、そのためにも今日から特訓だ!」

「「「おーーー!!」」」

「楽しそうな話してるね。私も混ぜてよ」

「「「「な、七葉!?いつから聞いてた!?」」」」


 七葉!?何でここにいるの!?気配全く感じなかったんだけど!?


「確かその魔道具の名前はのあたりから」

「「「「最初っからじゃん!」」」」


 まぁ、厳密に言えば最初じゃないんだけどほぼ最初だし。


「まぁまぁ、私の剣術叩き込んであげるから」

「それは楽しみ!」

「へぇ、俺も久しぶりに頑張るか」


 そして、僕達は家にランドセルを置いてそっこーでで近所の南本公園のグラウンドへと集まった。

ストックが無くなりそうなので二日ほど待ってください。お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ