行事ですか?
皆さん、遅れてすいません。それではどうぞ。
──そして、一週間が過ぎた。
僕は何かが乗っている感覚で目を覚ました。こんなの乗ってたら寝れないよ。
「んんっ、なんか重い。⋅⋅⋅⋅⋅⋅またか」
「ふみゃ、主様~」
メキメキメキメキ!痛い痛い痛い痛い痛い!白露はハンモックで寝ていてもいつの間にか僕のヘッドに降りてきて、抱き締められているのだ。そしていつも僕の骨が悲鳴を上げている。これがいつもの流れだ。
「んあ、おはようございます。主様」
「白露、俺を抱き枕にする癖どうにかならない?」
「無理ですね」
「即答!?」
そして、僕は白露が用意するようになった服に着替えて、洗面所へ行き顔を洗う。
「「いただきます!!」」
二人で食べるようになった朝御飯を食べて学校に向かう。慣れとは恐ろしいものでこれが当たり前の生活になってしまっていた。
「主様、確か今日は大事なお知らせがあったはずじゃないですか?」
「そういえば、なんだったけ?」
そして二人が合流してくる。二人は白露を見たときは物凄く驚いてはいたが、すぐに慣れて今では四人揃うのが当たり前になっていた。
「おはよう、君達。何を話していたんだい?」
「俺も気になる。何話してたんだ?」
「いや、今日大事なお知らせがあったでしょ?内容が気になってさ」
「確か、大池オリエンテーリングのお知らせだったはずだが?」
「そうそれ!スッキリした~」
「それは良かった」
そして僕達は学校の教室に向かった。まぁ、お地蔵さんから学校までの距離ってすごく近いんだけどね。
教室にて
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
皆僕たちを無視はするがそれ以上のなにかはない。よく言えば保守的、悪く言えばチキンだからな。
そして、四人で他愛もない話をしているとチャイムが鳴り響く。そして、俺達四人にとっては大して面白くもない授業を受ける。
キーンコーンカーンコーン⋅⋅⋅⋅⋅⋅
「きをつけ、礼」
「「「ありがとうございました」」」
「はぁー、ようやっと中休みだー」
「主様、まだ一週間ちょっとですよ?」
「まぁ、疲れるのはわかるがね。ふむ、そうだちょっとこっちに来てくれるかい?」
「良いけど」
僕達はトーラーに着いていった。彼女は体育館の裏に行くと言った。
「ようこそ!ボクのラボへ!!」
「「「は?」」」
ちょっと何いってるかよく分かんない。皆そんな表情だった。もちろん僕もだ。
「反応が薄いぞ君達。ここでは主にモンスターの死体、アンデットモンスターについて研究しているんだ!白露君が狩ってきたモンスターの骨を使ってみたらかなり良質なアンデットができたからね!ここでさらに魔改造しているんだ!」
「へ、へぇ」
「みてくれ!ドラゴンゾンビやアンデットオーガそれから⋅⋅⋅⋅⋅⋅」
僕達はトーラーの話をしばらく聞いていたが、途中でチャイムがなってしまった。
「ちっ、ここまでか。また昼休みに続きを話してあげるよ」
ええ~といった表情をしなかった俺達を誉めてほしい。そしてその後は給食を食べて授業を受けて家に帰った。白露は昼休みに狩りにいった。そして家に帰ると、白露は
「見てください!主様!今日は殺戮人形の大群ですよ!」
「白露マジすげぇ殺戮人形って単体でもかなり強いよね?それを大群って白露凄すぎィ!」
「ふっふっふっ、もっと誉めてください!」
「家の白露は世界一ィィィィィィィイ!!」
そして僕はご飯を食べてお風呂に入って寝た。そして翌朝
「おはようございます。主様」
「白露が起きているだと!?」
「私だってたまには起きてますよ」
僕は服を着て洗面台へと向かった。大池公園か。近所だし白露と行ったばっかりなんだけど。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
僕は学校へと向かった。大池公園集合じゃないのがミソなんだなぁ。
「おはよう、君達」
「おはよう、今日も元気にやってるか?」
「おはよう。トーラー、マヒロ」
「私たちは絶賛、元気です」
「分かり辛いな」
「「そうですか?」」
僕達はその後、学校に着いた。まぁ、十数メートルだからね。すぐに着いたよ。
そして、プールの前に並ぶ。しばらくすると全員揃ったようで先生の話が始まる。先生によると、今から振り分けられた班で行動して大池公園を回るらしい。僕は振り分けられた班の元に向かった。
「「よろしくお願いします」」
結論から言おう。つまらなかった。そりゃそうだろう。トーラーとかマヒロが居れば話は別だけど、僕の従魔がアルケニーだけとか、魔物使いと聞いたとたんに軽蔑の目を向けてくる。そんな中で楽しいわけ無いだろう。その場は現地解散になった。そして僕達はとぼとぼ帰っていった。
帰宅後
「主様、つまんなかったですね」
「あぁ、こんなことなら休めば良かった」
「「はぁ」」
僕達はその後お風呂に入ってご飯を食べて寝た。
ちょっと、試験の関係で二週間ほど手が離せないので更新が滞りますが許してください。