真side
詩に仕事をもらって、俺は佐藤ばあさんの家に来た。
この依頼は、俺の能力があればとても楽に終わらせることができる。
「いつも悪いねぇ」
佐藤ばあさんは、いつも俺たちに依頼をくれている。
真「いえいえ。いつも依頼をくだっさってありがたいですよ」
今日はお孫さんにおもちゃを送りたいそうだ。
俺のサイコキネシスがあれば、荷物を運ぶくらいは楽なもんだ。
ただ、能力を人前で使わないように言われているから、今回は能力を使うことができない。
それでも、俺は兄弟の中で一番力持ちなため、詩はこの仕事を俺にまわしたのだろう。
ということで、今日は能力の出番はない。
さて、早く終わらせて兄さんと飯に行こう。
黙々と荷物を運び、佐藤ばあさんのお孫さんに荷物を送る手続きをする。
真「さて、これで最後だな」
手続きを終え佐藤ばあさんに終わったことを伝えに戻った。
「ご苦労様。助かったわ」
真「これからもよろしくお願いします」
にっこり笑って佐藤ばあさんの家を後にした。
真「兄さん、もう仕事終わってるだろうな。詩もたまには外に出ればいいのに、あのもやしめ」
独り言を言いながら兄さんとの待ち合わせ場所に急ぐことにした。
真「今度、詩も食事にでも誘ってみるか」
智side・真sideはちょっと短くなってしまいました・・・