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とある3人の物語  作者: うた猫
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3人での仕事~前編~

さて、今日は久しぶりの3人での仕事だ。

今回の仕事は警官さんからの依頼で、麻薬組織の捕獲だ。

久しぶりに僕たち3人の能力を使うことができる仕事のため、兄達は嬉しそうだ。


真「詩ー、準備できたか?」


詩「もちろんだよ。智兄は?」


智「できた」


智兄の返答も、いつもより早い。


こういう時の僕らは、個別の仕事の時の私服ではなく、黒いスーツに身を包む。

いつもの私服は、こういう仕事には向いてない。

なぜかと言うと、僕たち兄弟はみんな、明るい色の服ばかりを好んで着るからだ。

この仕事を始めた頃、その服装のせいでターゲットに見つかり追いかけ回されたため、黒いスーツを制服とし、3人で仕事をする時はこれを着るようにしている。


次男は顔なんかのせいで、よくどこぞのマフィアさんかヤクザさんに間違えられるけど・・・


詩「さて、夜になったことだしそろそろ行くか」


智・真「おぅ」


屋敷の敷地を出ると、木が生い茂る森に入る。

あまり外に出ない詩にとっては、この森を出ることも面倒でしかたない。

真の能力でテレポートすればいいと思ったりもするが、もし誰かに見られてしまっては大騒ぎになる。

それは、僕たち3人にとっては痛手になる。

それだけは避けなければいけない。


しばらく歩くと、やっと森を抜ける事ができた。


詩「やっと森を抜けられた・・・」


真「詩は基本、屋敷から出ないからな」


智「でも、ここからが本番・・・」


詩「わかってるよ!回線繋げるから僕の声聞こえたら右手あげて」


真「歯医者さん方式www」


詩「うるさい」


詩は兄達と回線を繋ぎ、お互いの声が聞こえる事を確認して麻薬組織がたびたび目撃される場所へと急いだ。

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