上2
順調に送っていた高校生活に渦が…
それは…
君と付き合い出してから3週間が経った。
そんなある日、私は、昼休みに彼を待っていた。なかなか、待っていても来なかったので彼を探しに行った。
すると、隣の席の菜々ちゃんが
「かい!」
と彼を呼びつけていた。彼は、
「なに?」
と言う。すると、菜々ちゃんは、
「一緒に食べよう!」
と。彼は、
「ごめん!」
と。私はその姿を見ていた。菜々ちゃんは、
「そっか…」
と私のいるほうへ歩いてきた。歩いてくる菜々ちゃんに見つからないように隠れた。すると、私に気づいた菜々ちゃんは、
「お昼?」
と聞いて来た。私は、
「うん…」
と。菜々ちゃんは、
「そっか…」
と。その後に、
「ねえ、どうして…かいなの?」
と言う。私は、
「え?」
と、つぶやいたように言うと、菜々ちゃんは
「ねえ、かいから離れて。」
と優しく言う。
「え?」
と返すと、
「なんで、わからないの?」
と。その後にイライラしたように、
「私…ずっと、かいのこと、好きだったの!」
と言う。その後に、少し間が空いてから
「だから、彼と…別れて!」
と。私は、
「なんで?」
と思わず、口を開いてしまった。すると、
「はぁ?なんで?」
と反発した。その後に菜々ちゃんは、
「さっき、言ったでしょ!私は、かいのことが好きだから!」
と。それと同時に私は、
「私も、彼のことが好き。」
と。すると、菜々ちゃんは、
「なに?私のほうがずっと前から好きだったの!」
その後には、
「邪魔しないでよ!かいは…かいは…」
と泣き出した。私は、そっと、その場から離れようとした。菜々ちゃんは、
「邪魔…」
と、階段を降りるところを菜々ちゃんは私の背中を押した。私は、勿論、血だらけ。菜々ちゃんは、我がかえった時、
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
と涙を流していた。すると、人だかりになり救急車を呼ぶ先生。ざわざわする学内。
彼は、
「菜々!菜々!」
と、呼ぶ。彼が呼ぶ声がする。私はそのまま救急車で病院に運ばれた。
病院にいる間、彼は、何度も何度も見舞いに来てくれ、話しかけたりしてくれていたらしい。花を持ってきたり。
5日経って、目が覚めた。私は、
「ここ、どこ?あなた、誰?」
と椅子に座っている彼のことを見て言った。
私は記憶喪失になってしまったらしい。
彼は、びっくりした不思議な顔をしていた。でも、その後に彼は、
「あなたの彼氏です。」
と。私は、耳を疑う。
「え?」
と。彼は私の手を握った。そして、
「俺は、菜々のこと、好きだよ。」
と。その後に彼は私の唇にキスした。私は、
「私…」
と、固まった。そして、顔が真っ赤になった。彼も、赤くなっていた。二人で微笑み合った。
そして無事、退院した。
それから、なんだかんだ、2週間が経った。
学校に行くと、彼がいた。
「おはよう。大丈夫?」
と、優しい。
「おはよう…」
と返すと、彼は微笑んだ。そして、
「教室まで、一緒に行こう!」
と案内してくれた。席まで、案内してくれた。私は、
「ありがとう!」
と微笑んだ。彼は照れていた。
菜々ちゃんは、私に、
「ごめんなさい!」
と顔が上がらないような感じだった。私は、勿論、覚えていない。
「なんのことですか?」
と言っても、
「ごめんなさい!」
としか言わなかった。
しばらくしてから、菜々ちゃんは、
「でも…諦めない!かいのこと。」
と言って行ってしまった。
それから、再び、私は、順調な楽しい高校生活を送った。
私の記憶は、まだ、回復していなかった。
突然、彼は、一緒にお昼を食べていた時に、
「ねえ、今度の休み、どこかに行こうか?」
と言う。私は吹き出した。すると、
「そういえば、まだそういうことしてないなー。と思って!」
っという。私は、
「うん!」
と笑みを浮かべた。彼は、私の頭をぽんぽんした。
そして、デートの日、服選びに迷いながらも化粧も少しして
「行ってきます!」
とドキドキしながらも緊張し、わくわくとしていた。集合場所に着き、時計を見ると、
「まだ、少し、早かったな。」
と、彼を待っていた。すると、後ろから、突然、
「誰だー?」
と私の目を隠した。
「早川でしょ!」
と言うと、
「正解!」
と言う。その後に、
「てかさ、名前で呼ぼうよー!」
と言う。
「苗字じゃなぁー。」
と。私は、
「か…」
と止まってしまう。
「か…かいくん…」
と言うと、彼は、
「もう一度ー!」
と言う。私は、
「か…かいくん…」
彼は私の頭をぽんぽんした。そして、微笑んだ。
その後に、
「なにしたい?」
と言う。
「早く決めないとキスするよ。」
と言う。私は、焦った。その姿を見た彼は、私にキスをした。そして、微笑んだ。彼は、
「じゃあ、遊園地行こうか!」
と言う。私は、
「うん!」
の微笑みながら言うと、彼は、照れていた。そして、私に、
「手を出して!」
と言う。私は、手を出すと、桜の花びら。
私は、ふと、思い出した。
「あ、かい!」
と。
「やっと、思い出したね!」
と。私は、
「かい!」
の再び読んだ。すると、彼は、桜の花びらを私に…
「じゃあ…行こう!」
の彼は、私の手を握り、自分のポケットに私の手を握ったまま入れ、
「行こう!」
と再び、言い走り始めた。私は、
「うん!」
と微笑んだ。
一件落着し、彼は、
「何、乗る?」
と。私は、ジェットコースターを指しながら
「これ!」
と言うと、彼は、苦笑いした。
「まさか、怖いの?」
の彼をからかうと、彼は、
「怖くないし!」
と言う。私は、彼の手を引っ張って
「行こう!」
の並んだ。乗る番が来て、彼と乗る。
降りた後、彼は、よろよろとしていた。私は、彼を空いている椅子に座らせた。そして、
「ちょっと、待ってて!飲み物、買ってくるから!」
と売店に行った。
彼のところに戻る途中に、幼馴染の彼、れん。私の初恋の相手でもある。中学まで、ずっと、一緒でお互いの家に行き来したり、普通に学校でも話したりと。れんは、女の子がほっとくような感じもないイケメン。
そのれんに…
私は、
「れん?」
と言うと、
「おー、久しぶりだな。菜葉。」
と言い、
「誰と来たの?」
の言う。
「彼と来たんだけど、乗り酔いしちゃって!」
と。
「そっか…」
「れんは?」
の聞くと、
「俺は…」
と視線の先に見えたのは…中学生のリーダー的存在の番長…」
私は、目を疑った。
「もしかして…れん…」
の言うと、
「え?」
と言う。私は、
「れん、ごめん!彼、待ってるから!」
と、彼のところに向かった。向きを変えて歩き出すと、
「菜葉!」
とよぶ。私は、足を止め、
「うん?」
と言うと、
「あのさ…」
と言いかけたが、番長が戻って来た。
「ねえ!」
と。
私は、気づかれる前に彼のところに着いた。
「大丈夫?」
と言うと、
「さっきよりは…」
と。彼に飲み物を渡した。
「あー!」
と少し元気になったみたいだった。
「ジェットコースターは、今度は…」
と言うと、
「大丈夫だよ。俺は、菜葉がいれば。」
と言う。私たちは微笑み合った。その姿を見たれん。
さらに、私たちに渦が…
れんの思いを知ることに…
そして…